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球泉洞駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大坂間駅から転送)
球泉洞駅*
駅舎(左方の階段から直接ホームに上がる)
きゅうせんどう
Kyūsendō
白石 (5.1 km)
(4.9 km) 一勝地
地図
所在地 熊本県球磨郡球磨村大字一勝地
北緯32度16分4.59秒 東経130度36分29.42秒 / 北緯32.2679417度 東経130.6081722度 / 32.2679417; 130.6081722座標: 北緯32度16分4.59秒 東経130度36分29.42秒 / 北緯32.2679417度 東経130.6081722度 / 32.2679417; 130.6081722
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 肥薩線
キロ程 34.9 km(八代起点)
電報略号 キセ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[1]
開業年月日 1942年昭和17年)12月21日[2]*
備考 無人駅[1]
* 1947年仮乗降場から昇格[2]1988年に大坂間駅から改称[3]
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球泉洞駅(きゅうせんどうえき)は、熊本県球磨郡球磨村大字一勝地にある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線である。

歴史

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駅構造

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ホーム(2006年9月)

単式ホーム1面1線を有する地上駅[1]。非常に大きなログハウス状の待合所水洗トイレ設置)が置かれている。倒壊の恐れがあるとして、2024年2月から駅舎の解体撤去工事が実施される[10]無人駅。かつては有人駅で駅舎も建っていた。

駅名の「球泉洞」は当駅の北東約1.2kmの場所にある鍾乳洞で、1988年にそれまでの「大坂間」から改称された。同時期に急行「えびの」「くまがわ」の一部が停車するようになり、急行廃止・特急化後も、特急「九州横断特急」が当駅に上下2本停車していたが、2016年3月26日のダイヤ改正で「九州横断特急」の人吉-熊本間が廃止されたため、普通列車のみの停車駅となった[8]。 同日から2017年3月4日ダイヤ改正前日まで運行されていた快速列車も停車せず、同日ダイヤ改正で新設された特急「かわせみ やませみ」や「いさぶろう・しんぺい」も停車しない[11]

駅周辺

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球泉洞森林館(2005年3月)

球磨村西端部の芦北町との境界付近の山間部に位置しており、駅周辺には大きな集落はない。 駅に隣接するように二つの商店が存在していたが、2020年の豪雨災害で駅と共に流失した[12]。商店の店主は駅の名誉駅長を務めていたこともあったが、災害で犠牲となっている[10]

駅前の球磨川の対岸の道路上に産交バスの「松本」バス停がある。

  • 球泉洞 - 徒歩約20分。球泉洞見学者は球泉洞に連絡すれば当駅との間で無料送迎を受けられる。
  • 球泉洞森林館・エジソンミュージアム
  • 熊本県道304号一勝地神瀬線 - 駅前の道路。肥薩線に並行するが、当駅北側では球磨川沿いに通る。
  • 国道219号 - 駅前の球磨川の対岸を肥薩線に並行して通る。当駅周辺部は球磨川バイパスの開通により旧道化。

隣の駅

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九州旅客鉄道(JR九州)
肥薩線
白石駅 - 球泉洞駅 - 一勝地駅

脚注

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  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 33号 熊本駅・嘉例川駅・大畑駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月31日、26頁。 
  2. ^ a b c 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、17頁
  3. ^ a b c d 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、19頁
  4. ^ 「運輸省告示第38号」『官報』1947年2月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 「西部支社一四駅を民間委託」『交通新聞』交通協力会、1962年4月1日、1面。
  6. ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、702頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  7. ^ 「通報 ●山口線大歳駅ほか76駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1984年1月30日、32面。
  8. ^ a b 平成 28 年春ダイヤ改正” (PDF). 九州旅客鉄道 (2015年12月18日). 2015年12月19日閲覧。
  9. ^ 豪雨被害730カ所に拡大 JR九州、肥薩線2駅でホーム流失”. 西日本新聞 (2020年7月22日). 2020年7月23日閲覧。
  10. ^ a b c 肥薩線・球泉洞駅舎解体へ 球磨 九州豪雨被災、倒壊の恐れ”. 読売新聞 (2024年1月27日). 2024年1月27日閲覧。
  11. ^ 平成29年春ダイヤ改正について” (PDF). 九州旅客鉄道 (2016年12月16日). 2017年3月20日閲覧。
  12. ^ 電線にぶら下がる布団、駅の壁貫く流木 流された経営者、店も跡形なく 熊本・球磨”. 毎日新聞 (2020年7月14日). 2020年10月27日閲覧。

参考文献

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  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「肥薩線・吉都線・三角線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第2号、朝日新聞出版、2009年7月19日。 

関連項目

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外部リンク

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