霧島温泉駅

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霧島温泉駅*
駅舎(2007年9月)
きりしまおんせん
Kirishima-onsen
植村 (3.7 km)
(5.8 km) 嘉例川
所在地 鹿児島県霧島市牧園町宿窪田169-3
北緯31度52分5.06秒 東経130度44分3.61秒 / 北緯31.8680722度 東経130.7343361度 / 31.8680722; 130.7343361 (霧島温泉駅*)
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 肥薩線
キロ程 106.5 km(八代起点)
電報略号 キチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
241人/日(降車客含まず)
-2016年-
乗降人員
-統計年度-
490人/日
-2016年-
開業年月日 1908年明治41年)7月11日[2]
備考 無人駅[1]
* 改称経歴
- 1962年 牧園駅→霧島西口駅
- 2003年 霧島西口駅→霧島温泉駅[3]
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霧島温泉駅(きりしまおんせんえき)は、鹿児島県霧島市牧園町宿窪田にある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線である。

歴史[編集]

駅構造[編集]

ホーム(2009年7月、左側のそり立つ線路は側線の終端部)

島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]。構内には側線がある。駅舎は鉄筋コンクリート造である。駅舎横に水洗式の公衆トイレがある。

無人駅である[1]

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先
1 肥薩線 下り 隼人鹿児島中央方面
2 上り 吉松方面

駅弁[編集]

  • 竹ん皮温泉おにぎり弁当(ぽっぽ屋)
    • 土曜・日曜に限り、 特急「はやとの風」停車時間に合わせて販売している。

利用状況[編集]

  • 2016年度の1日平均乗車人員は241人である。
年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
2000 290
2001 270
2002 274
2003 275
2005 240
2006 230
2007 211 430
2008 259 525
2009 278 562
2010 300 610
2011 296 613
2012 300 610
2013 310 629
2014 279 566
2015 284 577
2016 241 490

駅周辺[編集]

牧園町(現在の霧島市)内では唯一の鉄道駅だったが、街の中心地からは離れている。

※牧園市街地(霧島市役所牧園総合支所)へは南国交通にのりかえ

バス路線[編集]

ちびっ子駅長[編集]

2008年1月13日に、当駅の近所に住む2歳の男の子がJR九州鹿児島支社から駅長として委嘱を受けた。この男の子の曾祖父は国鉄時代に駅長を務めていた。また本人も大の鉄道好きであったことから、当駅の近隣住民で作る「霧島温泉駅振興会」の提案で実現した。日曜に曾祖父の使っていた駅長の制帽を身につけて家族と一緒にホームに立ち、「はやとの風」などの送迎を行う[8]

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道(JR九州)
肥薩線
植村駅 - 霧島温泉駅 - 嘉例川駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 33号 熊本駅・嘉例川駅・大畑駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年3月31日、27頁。 
  2. ^ a b c 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、16頁
  3. ^ a b 「鉄道記録帳2003年3月」『RAIL FAN』第50巻第6号、鉄道友の会、2003年6月1日、21頁。 
  4. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、18頁
  5. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、704頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  6. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  7. ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 2号、19頁
  8. ^ 「2歳のちびっ子駅長誕生 霧島温泉駅活性化へJR委嘱」、『南日本新聞』2008年1月19日。

参考文献[編集]

  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「肥薩線・吉都線・三角線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第2号、朝日新聞出版、2009年7月19日。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]