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図書館総合展

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図書館総合展
Library Fair
会場のパシフィコ横浜展示ホール
種類 見本市
日程 10月から11月の3日間
頻度 毎年
会場所在地 東京国際フォーラム(1999-2003)
パシフィコ横浜(2004-)
初回開催 1999年
参加者 500団体(2017年)
来場者数 3万人(2017年)
主催 図書館総合展運営委員会
ウェブサイト
図書館総合展

図書館総合展(としょかんそうごうてん)は、図書館をテーマとする展示会。主催は図書館総合展運営委員会。

1999年(平成11年)に第1回が開始され、2003年(平成15年)の第5回までは東京都千代田区東京国際フォーラムで、2004年(平成16年)の第6回以降は神奈川県横浜市パシフィコ横浜で開催されていた。新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響で、2020年(令和2年)の第22回から2022年(令和4年)の第24回はオンライン開催を基調としていた。

概要

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図書館関連としては国内最大のイベントであり[1]、毎年10月から11月頃にパシフィコ横浜で3日間にわたって開催される。図書館による諸団体がフォーラムを行ったり、ブースやポスターを出展する。主催者は「図書館運営者・関連業界とコンタクトをもつのに最大かつ最良の機会であるだけでなく、読書・学習・研究環境についての最新技術と知見が一堂に会する場」であるとしている[2]。2006年からはNPO法人知的資源イニシアティブによるLibrary of the Yearの最終選考会なども行われている[3]。2008年からは「学術情報オープンサミット併催」となり、企業だけでなく大学図書館等からの出展がうながされた[4]。またポスターセッションもスタートした[4]

2017年(平成29年)の第19回図書館総合展にはおよそ500団体が出展し、のべ3万人が来場した。141の企業や団体がブース出展を行い、約90の講演会やフォーラムが開催され、大学生や各種図書館やNPOによる約80のポスターが展示された[1]

パシフィコ横浜で開催されるメインイベントのほかに、全国各地の図書館関係施設を用いた「地域フォーラム」(1~2日間)を開催している[5]。2011年には京都市で地域フォーラムが初開催された。2013年は熊本市伊勢市の2地域で、2014年は3地域で、2015年から2017年は4地域で、2018年は3地域で地域フォーラムが開催されている。

開催経緯

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雄松堂書店(現・丸善雄松堂)のグループ企業の株式会社カルチャー・ジャパンの企画・運営により、1999年(平成11年)10月13日から15日まで東京・有楽町の東京国際フォーラムで開かれたのがはじまりであった[6]。雄松堂書店の代表取締役であった新田満夫が世界各地のブックフェアを視察するなどしていたなかでアメリカ図書館協会(ALA)や国際図書館連盟(IFLA)の年次大会に参加する機会があり、そこで多様な図書館関連企業や団体が出展していたことから、同様の催しを日本でも展開することを思い描いたという[6]。1999年(平成11年)の第1回大会では、「21世紀の図書館:ネットワークと図書館」をテーマとし、62社が出展した。会場は5つのテーマゾーンに分かれて展示を行うとともに、14講座のセミナーや講演会が催され、3日間の会期中に延べ14,535人が来場した[6]。来場者はその後も年縁増え続け、第5回大会には2万人を突破している[6]

第10回以降はスキルアップの場という視点を込め、そのためには学術研究機関や学会、大学研究室、専門分科会や、文書館美術館博物館などの参加も必須ではないかとの認識から、「学術情報オープンサミット」を併催することにした[6]。さらに第17回以降はこれを発展させて「教育・学術情報オープンサミット」と改称し、第20回大会では美術関係者のための総合展「Art Museum Annuale 2018」を併催した[6]。こうした図書館周辺領域へも拡張しつつ、日本国外の諸機関とも連携を図り、アメリカ図書館連盟(ALA)と広報・交流に関わり連携を文書で締結。ALAのほか中国国家図書館(NCL)や国立台湾大学等から講師を招聘したり、図書館総合展運営委員会と丸善雄松堂(旧・雄松堂書店)の共催でALA年次大会への見学研修ツアー催行するようになった[6]。このツアーは毎年開催されている。

運営体制

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株式会社カルチャー・ジャパンが運営事務局を務め、出版社、出展企業、出展団体、大学教員等が数人ずつ参加して構成された運営委員会が主催者を務める[6]。このほかに図書館職員を中心とする50名前後の運営協力委員がいる[6]。運営委員会は月1回の定例会議で、企画の開催枠組みや主催企画の内容を合議制で定め、その議事録は運営協力委員にも共有され、協力委員はイベント実務にも携わる[6]

運営委員会が主催するフォーラムでは、出展企業フォーラムが扱いにくい話題をカバーし、図書館総合展全体をバラエティに富んだものとなるよう工夫されている[6]。初期の図書館総合展の運営委員会主催フォーラムでは「図書館と図書館員のサバイバルプラン」と名付けた図書館に関わる法律問題に関わるフォーラムや、顧客満足度を図るPR方法などのフォーラムが人気を博した[6]。運営委員会主催フォーラムも年々数を増やし、第20回には17企画が運営委員会主催で行われた[6]

記録

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日程と会場
日程会場地域フォーラム[7] 開催日来場者数(人)
第1回1999年10月13日(金)-10月15日(日)[8]東京国際フォーラムなし14,535
第2回2000年11月16日(木)-11月18日(土)[9]東京国際フォーラム17,761
第3回2001年11月15日(木)-11月17日(土)[10]東京国際フォーラム18,023
第4回2002年11月20日(水)-11月22日(金)[11]東京国際フォーラム18,205
第5回2003年11月4日-11月6日[12]東京国際フォーラム20,182
第6回2004年11月24日(水)-11月26日(金)[13]パシフィコ横浜17,635
第7回2005年11月30日ー12月2日[14]パシフィコ横浜19,978
第8回2006年11月20日ー11月22日[15]パシフィコ横浜18,205
第9回2007年11月7日ー11月9日[16]パシフィコ横浜23,090
第10回2008年11月26日ー11月28日[17]パシフィコ横浜23,036
第11回2009年11月10日(火)-11月12日(木)[18]パシフィコ横浜24,493
第12回2010年11月24日(水)-11月26日(金)[19]パシフィコ横浜24,505
第13回2011年11月09日(水)-11月11日(金)[20]パシフィコ横浜京都府京都市キャンパスプラザ京都)5月28日(土)25,631
第14回2012年11月20日(火)-11月22日(木)[21]パシフィコ横浜宮城県仙台市東北大学川内キャンパス)5月27日(日)[22]27,357
第15回2013年10月29日(火)-10月31日(木)[23]パシフィコ横浜熊本県熊本市くまもと森都心プラザ)1月28日(月)
三重県伊勢市いせ市民活動センター)5月27日(月)
29,963
第16回2014年11月05日(水)-11月07日(金)[24]パシフィコ横浜福島県白河市白河市立図書館)3月03日(月)
岡山県岡山市岡山大学鹿田キャンパス)5月18日(日)
新潟県新潟市新潟県立図書館)7月11日(金)
31,632
第17回2015年11月10日(火)-11月12日(木)[25]パシフィコ横浜岩手県一関市一関文化センター)3月14日(土)
沖縄県恩納村恩納村文化情報センター)5月16日(土)
長崎県長崎市長崎市立図書館)7月11日(土)
富山県富山市TOYAMAキラリ)9月19日(土)
34,359
第18回2016年11月08日(火)-11月10日(木)[26]パシフィコ横浜宮城県仙台市東北大学川内キャンパス)3月05日(土)-06日(日)
和歌山県和歌山市和歌山市民図書館)5月14日(土)-15日(日)
長野県塩尻市塩尻市立図書館/塩尻市文化会館)7月02日(土)-03日(日)
大分県大分市大分県立図書館)9月05日(月)
31,355
第19回2017年11月07日(火)-11月09日(木)[27]パシフィコ横浜福岡県福智町福智町人権のまちづくり館)3月26日(日)-28日(火)
東京都武蔵野市武蔵野プレイス)5月27日(土)
熊本県熊本市くまもと森都心プラザ)7月10日(月)
愛知県安城市アンフォーレ)9月23日(土)
30,701
第20回2018年10月30日(火)-11月01日(木)[28]パシフィコ横浜岡山県津山市津山市立図書館)5月19日(土)
神奈川県大和市大和市文化創造拠点シリウス)7月02日(月)
高知県高知市オーテピア高知図書館)9月22日(土)
31,774
第21回2019年11月12日(火)-11月14日(木)[29]パシフィコ横浜福島県須賀川市須賀川市民交流センター「tette」) 5月18日(土)[30]
北海道札幌市札幌市図書・情報館)7月06日(土)[30]
第22回2020年11月01日(日)-11月30日(月)[31]ONLINE
第23回2021年11月01日(月)-11月30日(火)[32]ONLINE_plus
第24回2022年11月01日(火)-11月30日(水)[33]ONLINE_plus大阪府泉大津市泉大津市立図書館「シープラ」)5月28日(土)
山形県酒田市酒田駅前交流拠点施設「ミライニ」)8月27日(土)※延期[34]
東京都港区機械振興会館)11月5日(土)
第25回2023年10月24日(火)-10月25日(水)[35]パシフィコ横浜
& ONLINE
山梨県都留市都留文科大学)6月17日(土)
第26回2024年11月05日(火)-11月07日(木)パシフィコ横浜
& ONLINE
東京都昭島市アキシマエンシス)5月18日(土)
福岡県行橋市リブリオ行橋)9月20日(金)

(来場者数第1回~第20回の出典は カレントアウェアネスNO.339 CA1944「図書館総合展の20年」今井福司、2ページより。)

参考文献

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脚注

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  1. 1 2 パシフィコ横浜で「図書館総合展」国内最大の図書館イベント ヨコハマ経済新聞 2017年11月8日
  2. 図書館総合展とは”. 2017年11月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月11日閲覧。
  3. 瀬戸内市民図書館がライブラリー・オブ・ザ・イヤー大賞」産経ニュース 2017年11月20日
  4. 1 2 関乃里子 (2019-05). “座談会で振り返る図書館総合展の20年”. 専門図書館 (295): 28.
  5. 関乃里子 (2019-05). “座談会で振り返る図書館総合展の20年”. 専門図書館 (295): 28-29.
  6. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 今井福司 図書館総合展の20年 カレントアウェアネス
  7. 地域フォーラムの記録 図書館総合展
  8. 図書館年鑑2000. 日本図書館協会, 2000, p143
  9. 図書館年鑑2001. 日本図書館協会, 2001, p142
  10. 図書館年鑑2002. 日本図書館協会, 2002, p141
  11. 図書館年鑑2003. 日本図書館協会, 2003, p143
  12. 図書館年鑑2004. 日本図書館協会, 2004, p140
  13. 図書館年鑑2005. 日本図書館協会, 2005, p139
  14. 図書館年鑑2006. 日本図書館協会, 2006, p144
  15. 図書館年鑑2007. 日本図書館協会, 2007, p143
  16. 図書館年鑑2008. 日本図書館協会, 2008, p141
  17. 図書館年鑑2009. 日本図書館協会, 2009, p142
  18. 図書館年鑑2010. 日本図書館協会, 2010, p143
  19. 図書館年鑑2011. 日本図書館協会, 2011, p145
  20. 図書館年鑑2012. 日本図書館協会, 2012, p145
  21. 図書館年鑑2013. 日本図書館協会, 2013, p145
  22. 図書館総合展フォーラム2012 in 仙台 図書館政策フォーラム2012「東日本大震災とMALUI連携」記録(速報版) 図書館総合展
  23. 図書館年鑑2014. 日本図書館協会, 2014, p81
  24. 図書館年鑑2015. 日本図書館協会, 2015, p77
  25. 図書館年鑑2016. 日本図書館協会, 2016, p136
  26. 図書館年鑑2017. 日本図書館協会, 2017, p137
  27. 図書館年鑑2018. 日本図書館協会, 2018, p136
  28. 図書館年鑑2019. 日本図書館協会, 2019, p140
  29. 図書館年鑑2020. 日本図書館協会, 2020, p138
  30. 1 2 2019年の図書館総合展は!? 図書館総合展公式Facebook、2018年11月2日
  31. 図書館年鑑2021. 日本図書館協会, 2021, p136
  32. 図書館年鑑2022. 日本図書館協会, 2022, p138
  33. 図書館年鑑2023. 日本図書館協会, 2023, p142
  34. フォーラムin酒田 延期のお知らせ 図書館総合展
  35. 図書館年鑑2024. 日本図書館協会, 2024, p143

外部リンク

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