コンテンツにスキップ

名古屋市交通局3050形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。朋ちゃん様 (会話 | 投稿記録) による 2010年9月24日 (金) 06:49個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

名古屋市交通局3050形
名古屋市交通局3050形
(2009年8月7日 / 三好ヶ丘駅
主要諸元
編成 6両(3M3T)
軌間 1067
電気方式 直流1,500V架空電車線方式
最高運転速度 100km/h
名鉄線急行運用時110km/h
鶴舞線75km/h
起動加速度 3.0
減速度(常用) 3.5
車両定員 制御電動車138人
自重 制御電動車36t
最大寸法
(長・幅・高)
20000×2746×4090
台車 ボルスタレス空気バネ台車
主電動機 三相かご形誘導電動機 170kW×4 (3150,3350,3750形)
歯車比 1:6.19
制御装置 三菱電機VVVF制御インバータ制御
制動装置

回生ブレーキ併用

電気指令式空気ブレーキ
保安装置 自動列車制御装置 (CS-ATC) 、自動列車停止装置(M形ATS)
テンプレートを表示

名古屋市交通局3050形電車(なごやしこうつうきょく3050がたでんしゃ)は、1993年平成5年)に登場した名古屋市交通局名古屋市営地下鉄鶴舞線用の通勤形電車

名古屋鉄道との直通運転にも使用されている。

車両概要

エラー: {{予定}}は廃止されましたので使用しないでください。

1993年平成5年)の鶴舞線全線開通および名鉄犬山線との相互直通運転開始時から営業運転を開始した。車体は桜通線用の6000形をベースとし、電装品も6000形と共通のVVVFインバータ制御であるが、車体帯や座席モケットの色は、6000形の赤に対して、鶴舞線ラインカラーの青である。運転台ワンマン運転のため右側配置とした6000形と異なり、左側配置である。また冷房装置も3000形と同じく1両当たり4基搭載となっている。

2007年(平成19年)現在、6両編成9本(3151 - 3158編成・3160編成)と、3000形の6両編成への組成変更で発生した余剰車2両(3806・3706)を中間に組み込んだ編成1本(3159編成)が存在する。そのため、在籍車両の合計は58両である。

なお、3159編成は3000形を中間に組み込んだ関係で、運転台には3000形中間車の各機器に関連する表示灯が設置されている。

本形式は3000形置き換えのため増備が再開される予定であったが、東山線5000形の置き換えも進める必要があり、2007年度(平成19年度)は予算の制約上、東山線(N1000形)が優先された。なお、3000形置き換えの第1編成の新造は2011年度(平成23年度)になることが明らかにされているが、3050形とは別の新形式が導入される計画に変更された。

市営交通資料センターで3050形の運転台での鉄道運転シミュレーションが体験できる。

編成

 
← 豊田市・赤池
上小田井・犬山 →
3151 - 3158編成
3160編成
3150 3250 3350 3450 3750 3850
3159編成 3150
(3159)
3250
(3259)
3700
(3706)
3800
(3806)
3750
(3759)
3850
(3859)

運用

営業区間
急行運転
  • 2005年平成17年)1月29日ダイヤ改正から、名鉄犬山線の線路容量の関係で、当形式と3000形が初めての急行運転を開始した。 また2007年(平成19年)6月30日のダイヤ改正では岩倉行きの急行を新設(普通から急行に格上げ)した。なお、2008年(平成20年)のダイヤ改正以降、急行運転の時は名鉄線内に入ると自動放送と車内案内表示器の使用を停止し、車掌が肉声で案内している。これは、同改正時に急行が新たに扶桑駅に停車することとなった際にデータが更新されていないためである。
  • 以前にも犬山線内では名古屋市交通局所属車両による一部駅通過列車が存在したが、列車種別上は普通であり、徳重大山寺を通過扱いとする運用だった。
その他
  • 2007年(平成19年)3月18日に行われた日進工場での工場公開イベントの際、3152Fが桜通線今池駅から丸の内駅にある連絡線を経由して日進工場に向かう団体列車(ハッチーキッズクラブ会員限定)に使用された。
  • 2009年(平成21年)9月20日に桜通線20周年記念の一環として、3151Fが赤池から丸の内駅にある連絡線を経由して今池駅に至るミステリートレインに使用された。

関連項目

外部リンク