名古屋市交通局2000形電車 (鉄道)

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名古屋市営地下鉄2000形電車
2000形電車
2000形電車
基本情報
運用者 名古屋市交通局
製造所 日本車輌製造
日立製作所笠戸事業所
製造年 1989年 - 2004年
製造数 36編成216両
運用範囲 名城線名港線
主要諸元
編成 6両編成(4M2T)
軌間 1,435 mm
電気方式 直流600V
第三軌条方式
最高運転速度 65 km/h
起動加速度 3.3 km/h/s
減速度(常用) 4.0 km/h/s
車両定員 制御車 96人または97人
電動車 107人
自重 制御車 22 t
電動車 25.2 t
全長 15,580 mm
全幅 2,546 mm
全高 3,440 mm
台車 ボルスタレス空気バネ台車
主電動機 かご形三相誘導電動機
主電動機出力 75 kW × 4 (台/両)
駆動方式 WNドライブ
編成出力 1,200 kW
制御方式 VVVFインバータ制御
GTOサイリスタ素子)(登場当初、またはベクトル制御)
IGBT素子)(機器更新車)
制動装置 回生ブレーキ併用
電気指令式空気ブレーキ
純電気ブレーキ(機器更新車)[要出典]
保安装置 CS-ATC
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名古屋市交通局2000形電車(なごやしこうつうきょく2000がたでんしゃ)は、名古屋市営地下鉄名城線名港線用として1989年平成元年)に登場した名古屋市交通局通勤形電車

車両概要[編集]

名古屋市営地下鉄の第三軌条路線用の車両としては初めてVVVFインバータ制御を採用し、また名城線用の車両としては初めて冷房装置を搭載した。1989年平成元年)から2004年(平成16年)にかけて冷房化および6連化を行うための1000形の置き換えと延伸に合わせた車両増備のため、6両編成36本(216両)が導入された。車体はステンレス無塗装で、名城線のラインカラーである紫の帯を巻いている。扉間の側窓は、従来の3連から1段下降開閉式と固定式の2連窓に変更された。運転席の速度計にデジタル式を採用していることも特徴の一つである。

客室設備では、荷棚が座席部分全長に亘って設けられている。なお、荷棚のパイプの向きは東山線5050形などと異なり、枕木方向に設置されている。扉間の座席は8人掛けから7人掛けに減じたが、1人分の着席幅が拡大されたバケットシートで、モケットの色はライトグリーンである。桜通線6000形と同様に化粧板は白色系、天井は高めの平天井構造とし、車体寸法の割に明るく開放感のある車内となっている。扉付近に増設された吊革はパイプを介さず天井から直接吊り下げられている。

名城線・名港線は路線や車庫がすべて名古屋市内にあり、他の路線への直通運転もないことから、常に名古屋市内を走っている。そのため、名古屋市営地下鉄の車両で唯一、名古屋市外に出ることのない車両である。

他路線の事例

編成[編集]

名古屋港・左回り側先頭車両から3両目にあたる2300形は平日の始発から午前9時まで女性専用車両となる。

形式
金山駅基準
← 名古屋港・左回り(新瑞橋・八事)
右回り(上前津・栄)
製造年
2100
(Tc)
2200
(M)
2300
(M)
2400
(M)
2500
(M)
2600
(Tc)
車両番号 2101 2201 2301 2401 2501 2601 1989年
2105 2205 2305 2405 2505 2605
2106 2206 2306 2406 2506 2606 1990年
2107 2207 2307 2407 2507 2607
2108 2208 2308 2408 2508 2608 1991年
2109 2209 2309 2409 2509 2609
2110 2210 2310 2410 2510 2610 1992年
2111 2211 2311 2411 2511 2611 1993年
2112 2212 2312 2412 2512 2612 1994年
2115 2215 2315 2415 2515 2615
2116 2216 2316 2416 2516 2616 1995年
2117 2217 2317 2417 2517 2617
2118 2218 2318 2418 2518 2618 1996年
2119 2219 2319 2419 2519 2619
2120 2220 2320 2420 2520 2620
2121 2221 2321 2421 2521 2621 1997年
2122 2222 2322 2422 2522 2622
2123 2223 2323 2423 2523 2623 1998年
2124 2224 2324 2424 2524 2624
2125 2225 2325 2425 2525 2625 1999年
2130 2230 2330 2430 2530 2630
2131 2231 2331 2431 2531 2631 2000年
2132 2232 2332 2432 2532 2632
2133 2233 2333 2433 2533 2633 2003年
2134 2234 2334 2434 2534 2634
2135 2235 2335 2435 2535 2635 2004年
2136 2236 2336 2436 2536 2636

ドラゴンズトレイン[編集]

名城線は、中日ドラゴンズの本拠地であるナゴヤドームの最寄り駅、ナゴヤドーム前矢田駅を通っている関係で、2006年から2011年にかけて中日ドラゴンズイオンモールナゴヤドーム前ラッピング装飾(通称「ドラゴンズトレイン」)を施した電車が運転されていた。外観はドラゴンズ選手とイオンカードなどのラッピング、車内はポスター類は全てドラゴンズ選手の紹介となっている(ポスターは年に1回程度入れ替わる)。また車内の扉や座席の端の仕切り板にはドアラらマスコットのステッカーが貼られ、床にも野球のマウンドやバッターボックスの絵が貼られている。なお、2008年のみ中日ドラゴンズの選手会会長である荒木雅博による車内マナー啓発放送が自動放送の後に流れていた。[要出典]

1年毎にデザインは一新される。運行期間は原則プロ野球シーズンに従うため、毎年3月 - 11月頃までとなっている。ラッピング施工車両も毎年変わり、

  • 2006年:2136編成
  • 2007年:2115編成
  • 2008年:2125編成
  • 2009年:2122編成
  • 2010年:2112編成
  • 2011年:2126編成

となっている。

基本的には他の編成と共通運用になっているが、毎年運行開始から1ヶ月程度は、交通局公式ホームページにてドラゴンズトレインの運行ダイヤが掲載される。

改造[編集]

走行機器更新[編集]

本形式についてもGTO-すべり制御車の製造から既に約23年が経過し、GTO-ベクトル制御の試験が行われた2123編成や延伸に合わせて増備されたGTO-ベクトル制御車と比べると走行機器の経年劣化が顕著になってきたため、走行機器更新が行われることになった。第一陣として2103編成の走行機器更新が完了し、2013年3月1日に営業運転を開始した。

主な更新の内容は以下の通りである。

  • VVVFインバータ制御装置の素子をGTOサイリスタからIGBTに更新
  • ブレーキ装置を純電気ブレーキ機能付きに更新[要出典]
  • 補助電源装置に使用されている静止形インバータの素子をGTOサイリスタからIGBTに更新
  • 車上検査装置の更新

ATO搭載・ワンマン対応・ホーム柵対応改造[編集]

2020年度以降のホーム柵導入によるワンマン化に伴う運転士負担軽減のため、2016年7月から2020年8月にかけて以下の内容でATO搭載・ワンマン対応・ホーム柵対応改造が行われる予定。

  • 客室内のつり革増設
  • 運転台のスイッチとマイク増設・計器類更新
  • 運転台周辺の列車無線受話器と防護無線付き時刻表立て設置
  • 運転台直上部のホーム監視映像モニタ増設(2020年度の地上設備設置後)
  • 乗務員室仕切り壁の更新
    • 助士側窓のガラス封鎖
    • 運転士側窓と扉側窓のスモークガラス化
  • 助士側の更新

その他の改造[編集]

ベクトル制御化改造[編集]

1999年9月に2123編成の制御方式が試験的にすべり制御からベクトル制御に改造された。

自動放送装置更新[編集]

2014年12月から2016年1月にかけて自動放送装置が更新された。また、2016年秋頃に2110編成の自動放送装置が旧放送に戻されていた[1]

助士側の運転状況記録装置取付[編集]

法令改正に伴い、助士側に運転状況記録装置が取り付けられた。

車内案内表示器更新[編集]

2017年2月からは車内案内表示器が更新されている。

営業区間[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 時期は不明だが、2101編成も旧放送に戻された。

外部リンク[編集]