去年の夏 突然に
去年の夏 突然に | |
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Suddenly, Last Summer | |
![]() キャサリン・ヘプバーン(予告編より)
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監督 | ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ |
脚本 | テネシー・ウィリアムズ ゴア・ヴィダル |
原作 | テネシー・ウィリアムズ |
製作 | サム・スピーゲル |
出演者 | エリザベス・テイラー キャサリン・ヘプバーン モンゴメリー・クリフト |
音楽 | マルコム・アーノルド バクストン・オール |
撮影 | ジャック・ヒルドヤード |
編集 | ウィリアム・ホーンベック トーマス・スタンフォード |
配給 | コロンビア映画 |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 114分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | 約3,000,000ドル |
興行収入 | 6,375,000ドル(北米市場配給収入) |
『去年の夏 突然に』(きょねんのなつとつぜんに、原題:Suddenly, Last Summer)は、1959年に製作・公開されたアメリカ合衆国の映画である。
概要[編集]
1958年にオフ・ブロードウェイで初演されたテネシー・ウィリアムズの戯曲の映画化であり、ジョーゼフ・L・マンキーウィッツが監督を務め、エリザベス・テイラーとキャサリン・ヘプバーン、モンゴメリー・クリフトが主演した。テイラーは同年の『熱いトタン屋根の猫』に続き、ウィリアムズ作品への出演となった。ボーゼ・ハドリーの『ラヴェンダー・スクリーン』(白夜書房)には、本作がアメリカ映画史上初の男性の同性愛者を登場させた映画と書いてある[1]。脚本のウィリアムズとゴア・ヴィダルは、ゲイであることでも知られる[2][3]。
セット撮影はイギリスのシェパートン・スタジオで行われている。
キャスト[編集]
役名、俳優、日本語吹替の順で表記。
- キャサリン・ホリー - エリザベス・テイラー(武藤礼子)
- ヴァイオレット・ヴェナブル - キャサリン・ヘプバーン(山岡久乃)
- クックロヴィッツ博士 - モンゴメリー・クリフト(山内雅人)
- ホリー夫人 - マーセデス・マッケンブリッジ(関弘子)
- ジョージ・ホリー - ゲイリー・レイモンド(広川太一郎)
- ホックスタドラー博士 - アルバート・デッカー(吉沢久嘉)
初回放送 - 1970年8月2日(日) NET 『日曜洋画劇場』
スタッフ[編集]
- 監督:ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
- 製作:サム・スピーゲル
- 脚本:テネシー・ウィリアムズ、ゴア・ヴィダル
- 音楽:マルコム・アーノルド、バクストン・オール
- 撮影:ジャック・ヒルドヤード
- 編集:ウィリアム・ホーンベック、トーマス・スタンフォード
- プロダクションデザイン:オリヴァー・メッセル
- 美術:ウィリアム・ケルナー
- エリザベス・テイラーの衣裳:ジャン・ルイ
- キャサリン・ヘプバーンの衣裳:ノーマン・ハートネル
映画賞受賞・ノミネーション[編集]
- 受賞
- ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門):エリザベス・テイラー
- ノミネーション
- アカデミー主演女優賞:エリザベス・テイラー、キャサリン・ヘプバーン
- アカデミー美術賞(モノクロ):オリヴァー・メッセル、ウィリアム・ケルナー、スコット・スリモン
- ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門):キャサリン・ヘプバーン
脚注[編集]
- ^ ボーゼ・ハドリー 「2 このホモセクシュアリティ『去年の夏突然に』」『ラヴェンダー・スクリーン ゲイ&レズビアン・フィルム・ガイド』 奥田祐士訳、白夜書房、1993年9月30日、初版、21頁。ISBN 978-4-89367-364-0。
- ^ ハドリー; 奥田、1993年9月30日、28頁。
- ^ モンゴメリー・クリフトも同性愛者として知られ、ジェローム・ロビンズとも関係があった。
外部リンク[編集]
- 去年の夏 突然に - allcinema
- 去年の夏 突然に - KINENOTE
- Suddenly, Last Summer - AllMovie
- Suddenly, Last Summer - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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