加藤精神

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

加藤 精神(かとう せいしん、明治5年9月29日1872年10月31日) - 昭和31年(1956年10月18日)は、真言宗豊山派の学僧、仏教学者、文学博士、大正大学名誉教授。

略歴[編集]

愛媛県伊予郡北伊予村生まれ[1]1882年10月、石手寺に入り、翌年得度した[1]1887年精神と改名し、上京する[1]1891年哲学館(現在の東洋大学)を卒業した後、さらに1893年に新義派大学林(後に大正大学に吸収合併)を卒業[1]。奈良の長谷寺にて研鑽を積み、1897年権大僧都に任命される[1]1908年から豊山大学教授を務め、1918年より豊山大学第2代、1923年より第3代学長。大正大学創立とともに同大教授となり、1927年4月、東洋大学教授となる(仏教科主任)[1]。他東京帝国大学立正大学講師を歴任。さらに、1934年より大正大学(第5代)、1940年より第8代学長歴任し、1952年より東洋大学学長(第18代)、1955年に同学長(第19代)を再任したが、学長在任中に順天堂病院滝野川分院で逝去した[1]

家族[編集]

子の加藤純隆、孫の加藤精一も学僧、仏教学者である。

著書[編集]

  • 大日如来の研究』豊山公論社 1916
  • 『密教と現代思潮』伝道叢書 豊山派宗務所教学部 編. 新興社 1920
  • 観音経通俗講話』新興社 1926
  • 『仏教哲理の発達』大東出版社 1932
  • 般若理趣経講説』(日本宗教講座) 東方書院 1934
  • 弘法大師伝の新研究』私家版 1936
  • 『般若理趣経研精録』秋渓文庫, 1938
  • 『観音経講話』有光社 1940
  • 『大乗仏教の起原及び発達』大蔵出版 1957

著作集[編集]

  • 『加藤精神著作集 密教学論』加藤純隆編(世界聖典刊行協会、1978年)

翻訳[編集]

  • 三教指帰岩波文庫 訳註 1935、復刊1987ほか
  • 『國譯一切経 印度撰述部 瑜伽部』大東出版社 1928-36
  • 『国訳一切経 和漢撰述 第29 論疏部』大東出版社 1958

論文[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g 東洋大学創立百年史編纂委員会・東洋大学井上円了記念学術センター 『東洋大学百年史』 通史編Ⅱ、学校法人東洋大学、1995年、217-218頁

外部リンク[編集]

先代:
福田堯頴
大森亮順
大正大学学長
第5代:1934年 - 1936年
第8代:1940年 - 1942年
次代:
椎尾弁匡
椎尾弁匡