元祖西遊記スーパーモンキー大冒険

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元祖西遊記スーパーモンキー大冒険
ジャンル アクションゲーム
対応機種 ファミリーコンピュータ
発売元 バップ
人数 1人
メディア 512キロビットロムカセット[1]
発売日 1986年11月21日
その他 定価 4,900円(税別)
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元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』(がんそさいゆうきスーパーモンキーだいぼうけん)とは、バップ1986年11月21日に発売したファミリーコンピュータ用のアクションゲームソフトである。

概要[編集]

プレイヤーが三蔵法師孫悟空らを操作し、天竺を目指すアクションゲーム。画面構成からロールプレイングゲームと誤解されることがあるが、同ジャンルに不可欠と言える「キャラクターの成長要素」はこの作品には皆無である。 マップは時間経過によって昼と夜が切り替わるほか、携えている水・食料も時間経過に応じて減少し、ゼロになると一行の体力が減り始める。水を失うと玉龍と沙悟浄、食料を失うと三蔵法師、悟空、猪八戒の体力が少しずつ減少するが、これらは民家で補給可能。

ゲーム内にはまったくと言って良いほどヒントが出てこず、次の目的地・目標は何なのかが分からない状況で一行を操作していかなければならない。大陸間の移動などにはワープゾーンを利用するが、そのワープゾーンの場所は画面に表示されないので手探りで探さなければならない。

戦闘モードでは、悟空のみが操作対象であり、Aボタンで如意棒による攻撃、Bボタンでジャンプする。基本的に、如意棒をひたすら振り回していれば敵の攻撃はほとんど通らず、水・食料さえあれば戦闘後にダメージも少しずつ回復するため、戦闘自体の難度はさほど高くない。ただし、らせつ女などを例外として、戦闘に勝ったところで得点など得るものもまた何もない。 悟空の体力が尽きるとゲームオーバーとなるが、ゲームオーバー画面には「ああ しんじゃった!」と表示されるのみである。

ゲームを続きから再開する事は可能だが、セーブやパスワードは存在せず、タイトル画面でコマンドを正しく入力する必要がある。コマンドは特定の場所で表示されるが、それに関する説明や表示はゲーム中には一切無い。その上、入力の仕方も特殊である。

キャラクター[編集]

三蔵法師一行[編集]

アクション画面では、悟空以外のキャラクターは一度に2体まで順次増援として現れ、オート操作によって戦うがほとんど戦力にならない。 増援の優先順位は猪八戒、沙悟浄、玉龍、三蔵法師となる。

孫悟空(そんごくう)
花果山という名高い山で生まれる。日頃の行いが悪かったため、観音さまに石の牢屋に閉じ込められていたが、三蔵法師のお供となることで500年ぶりに解放される。武器は如意棒。
空中でBボタンを押すときんと雲に乗れるほか、スタートボタンを押すと龍変化の術により龍に変身でき、この姿では口から火の玉を飛ばす。
玉龍(ぎょくりゅう)
マップ画面では馬の姿だが、アクション画面では真の姿の龍となり、悟空の戦闘を助ける。武器は口から飛ばす火の玉。
猪八戒(ちょはっかい)
スタート地点から中国大陸へ渡った直後、仲間にできる。武器は馬鍬。
沙悟浄(さごじょう)
猪八戒のいる地点から更に北へ行くと、仲間にできる。武器は半月刃(はんげつじん)の宝杖。
三蔵法師(さんぞうほうし)
天竺を目指す僧侶。武器はなく、全くの丸腰。

味方[編集]

おじいさん
村娘(むらむすめ)
どちらも民家の中にいるキャラクター。三蔵法師一行に水や食料を提供し、旅のヒントも与えてくれる。
鳳凰(ほうおう)
マップ上の特定の地点3ヶ所に隠れている巨大キャラクター。発見すると、戦闘不能の仲間も含めて全員の体力が全回復し、水・食料も補給される。

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ダケツ
二足歩行するワニのような顔の敵。体表は緑。
マコウ
ダケツの色違いであり、これの強化版。体表は青。
龍王(りゅうおう)
ダケツ、マコウ達の親分。口から火の玉を吐いて攻撃してくる。
カバナリ
カバのような顔を持つ小型の敵。槍を携えており、動きがとても速い。
笑鬼(しょうき)
翼の生えた小型の敵。夜間のみに現れるが、動きが速い。
羽民(いえみん)
大きな翼を持つ敵。赤い羽民Aと青い羽民Bがいる。
夜間になると、出現率が高くなる。
岩男(いわおとこ)
岩のような姿の敵。足の生えた岩男Aと足のない岩男Bがいる。
主に砂漠地帯に現れる。
牛魔(ぎゅうま)
二足歩行する牛のような敵。黄色の牛魔Aと赤い牛魔Bがいる。
牛魔王(ぎゅうまおう)
西遊記』における強敵の筈だが、本作では小型の敵の一種として現れる。ただし、その強さは侮れない。
こうがいじ
全身が炎に包まれたような敵。牛魔王と同じく、小型の敵の中では後半の強敵となる。
兵士
弓矢で攻撃してくる敵。青い兵士Aと黄色い兵士Bがいる。
にせ悟空( - ごくう)
その名の通り、悟空の偽者。外見上の違いは全くない。
幽霊(ゆうれい)
一部の民家に複数で潜む敵。全て倒さない限り、その家からは出られない。
らせつ女( - じょ)
マップ北西はずれの民家に住む。これを倒せば、火えん山を通る際にダメージを受けなくなる。

ボスキャラクター[編集]

道中の要所で待ち構える、大型の敵。いずれも身長が画面の2/3ほどもあり、倒すには弱点を一定数攻撃する必要がある。

銀角(ぎんかく)
長州の都付近に潜む。にせ悟空の集団を護衛としており、足元にいる相手を踏みつけて攻撃するが、空中への攻撃手段は持たない。
弱点は頭。
金角(きんかく)
タクラマカン砂漠付近に潜む。護衛が兵士Bの集団になっている点を除けば、攻撃パターンや弱点は銀角と同一。
混世魔王(こんせいまおう)
『西遊記』における最初の敵だが、本作ではボスキャラクターの三番手として、火えん山の向こうで一行を待ち受ける。一定時間ごとに身体が消失し、頭と両手だけの姿で攻撃してくる。
弱点は頭と胸元であり、両方を攻撃しなければ倒せない。

建造物等[編集]

民家
主におじいさんか村娘が住むが、場所によっては幽霊の巣窟であったり、空き家の場合もある。
水や食料があればこれを補給できる。
六角形を描くように家が並ぶ。天竺を除けば、入ると地名が表示されたのち兵士に襲われるだけで、水や食料の補給はできない。
ワープゾーン
下り階段のように描かれた地点。入ると遠く離れた地点へワープする。
時の門(ときのもん)
マップ上の道を閉ざす巨大な門。夜間のみこれが開くが、夜になった瞬間に門が画面内にある場合は、いちど画面外に出さなければ開かない。
火えん山(かえんざん)
マップ西端中央部の山岳地帯。他の地形と明確な描き分けは為されていないが、らせつ女を倒さずにここへ足を踏み入れると、あまりの暑さから体力をわずかずつ消耗する。

評価[編集]

ファミリーコンピュータMagazineの読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、30点満点中16.31点となっている[1]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 2.67 2.98 2.60 2.63 2.83 2.60 16.31

その他[編集]

隠しメッセージ

後年、ロム内のグラフィックデータ部分に、開発スタッフが仕込んだと思われる、ゲームとは全く無関係で下品な文章が入っていることが判明した。

このメッセージは通常プレイでは表に出ることはなく、発売から20年近く一般には知られることがなかった。そのため、メッセージの発覚後には、インターネット上の掲示板やニュースサイトなどで取り上げられ話題となった。

関連項目[編集]

ゲームセンターCX
フジテレビCS放送フジテレビONEおよびフジテレビNEXTバラエティ番組ゲームセンターCX』の第3シーズン(2005年4月13日から8月31日にかけての全10回)では「有野の!もしもし大作戦」という本ソフトを主題とするミニコーナーが放映された。コーナー内容は、出演者の有野晋哉が毎回視聴者に電話でヒントを聞いていき、ゲームを徐々に攻略していくというもの。現在はインターネットですぐに攻略法が分かるが、ハガキを採用された人のほとんどは、かつてプレイした事があるか、中古で購入し、一緒にプレイをして有野にヒントを教えるという流れが多かったので、一気撮りしているミニコーナーとしては異例だった。初回と最終回にはアメリカザリガニの平井善之が電話出演し、「究極のクソゲー」と評した上で「絶対にエンディングを観るべき」と進言している。同番組の映像ソフト『ゲームセンターCX DVD-BOX 3』に収録されている。
歌のトップテン
発売元のVAPは日本テレビの関連会社であり、説明書に当番組の観覧応募券が付いていた(当番組は人気番組だった)。
悪代官 (ゲーム)
2作目のゲームオーバー画面で本作のパロディらしき「ああ、しんじゃった」というメッセージが表示される。

脚注[編集]

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  1. ^ a b 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店1991年5月10日、 68頁。