中里唯馬

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なかざと ゆいま
中里 唯馬
生誕1985年????
日本の旗 日本東京都
出身校アントワープ王立芸術学院
職業ファッションデザイナー
団体株式会社YUIMA NAKAZATO

中里 唯馬(なかざと ゆいま、1985年 - )は、日本ファッションデザイナー。日本のファッションデザイナー。自身の名を冠したYUIMA NAKAZATOブランドを展開している。

2016年7月から日本人として史上2人目、森英恵氏以来となるパリ·オートクチュール·ファッションウィーク公式ゲストデザイナーの1人に選ばれコレクションを発表し続けている。

来歴[編集]

東京生まれ。彫刻家の父と彫金作家の母のもとで育ち、高校から独学で服を作るようになる。[1]高校卒業前に、単身で渡欧し見たベルギーのファッション大学の名門、アントワープ王立芸術学院の卒業コレクションに衝撃を受け、自らの進むべき道を確信。高校卒業後の2004年にベルギーのファッションの名門、アントワープ王立芸術学院のファッション科に入学。

2008年に同校を日本人最年少で卒業。卒業作品はアン・ドゥムルメステールよりイノベーション・アウォードを受賞。

2009年、自身のブランド「YUIMA NAKAZATO」立ち上げ。

2010年、東京でYUIMANAKAZATOとして初めてのコレクションを発表 。以来、国内外のアーティストの衣装や舞台衣装、映画衣装なども手掛ける。

2016年7月、一点物の衣服作りにおける世界の頂点とも言えるパリ・オートクチュール・ファッションウィークに、フランス・オートクチュール・ プレタポルテ連合協会より公式ゲストデザイナーとして招待され、以来、継続的に同ファッションウィークにてコレクションを発表。レクションに公式ゲストデザイナーとして参加[2]。2019年より、微生物を用いた発酵プロセスにより生産されるタンパク質を開発する、山形県発のバイオ・スタートアップ、Spiber社とのコラボレーションにより、同社素材を使用したコレクションを発表している。

2020年秋冬シーズンにおいては、世界的なパンデミックを受け通常のパリ・オートクチュール・ファッションウィークがキャンセル。世界が困難に直面している中での社会貢献の一つの形として、Face to Faceというオンラインでの対話を通じて、ひとりひとりの顧客のためにデザインされたセミ・オーダーメイドの衣服を提供するサービスを開始した。

YUIMA NAKAZATO[編集]

中里唯馬が2015年に創立したラグジュアリー・アパレルブランド。日本ブランドとして唯一、パリ・オートクチュール・ファッションウィークに公式ゲストとして参加する。

「やがて衣服は 1 点物しか存在しなくなるでしょう」 と想像する人類の未来に向けて、人の数だけ存在する個性の奥深さ、ひとりひとりの持つ美しさに真摯に向き合いながら、伝統的なクラフトマンシップと最新のテクノロジーを融合させた衣服作りを追求する。人と衣服、社会と地球環境全体が調和した未来を、衣服を通じて実現することを思い描いている。

開発した代表的なテクノロジー[編集]

Type 1
YUIMA NAKAZATO が開発する衣服のプロダクションシステム。針と糸を使わずに、衣服の形やサイズを短時間でカスタマイズでき 、 素材の変 更 、修繕 、そして成長などの身体の変化にも対 応する 。ピースとピースを繋ぎ合わせるための特殊なビス(attachment unit)は、環境に配慮した99%植物由来の樹脂を使用している。
Biosmocking
Spiber社のブリュード・プロテインTMテキスタイルを、デジタルファブリケーションを駆使しながら、クモ糸由来のタンパク質が元来持つ収縮性を精緻にコントロールすることで、長方形のテキスタイルから様々な三次元のテクスチャーを作り出す技術を開発。着物を作るようなアプローチでありながら、立体的な曲線美を表現することが可能。衣服作りのあり方を根本から変え得る、革新的なアプローチとして期待される。

サステナビリティに関する取り組み[編集]

画一的なデザインを大量生産するのではなく、着る人ひとりひとりに合わせ、長く来てもらえるような衣服を、サステナブルな素材を用いながらクリーンな生産背景の下で作ることを強く意識。2020年からは世界的なパンデミック下における社会貢献として開始したプロジェクト、Face to Faceを通じて、アップサイクルにも精力的に取り組む。

Spiber社とのコラボレーションから生まれたテクノロジーであるBiosmockingにおいては、Spiber社のブリュード・プロテインTMを用いながら、従来の衣服作りのあり方を根底から覆す革新的なアプローチに挑戦。2019 / 20年春夏のファッションウィークにおいては、Biosmockingによる衣服作りを飛躍的に発展させたコレクションを発表。端材を一切出さずに立体的な造形を表現可能なテクノロジーに、中里唯馬は衣服と人類の未来を見ている。

受賞歴[編集]

イノベーション・アウォード (2008)

卒業作品はアン・ドゥムルメステールよりイノベーション・アウォードを受賞。

DIESEL社主催の世界大会INTERNATIONAL TALENT SUPPORT #7 にてVERTICE AWARDを受賞 (2008)

DIESEL社主催の世界大会INTERNATIONAL TALENT SUPPORT #8アクセサリー部門にてYKK AWARD (2009)

MAINICHI FASHION GRAND PRIX SHISEIDO AWARD FOR THE BEST NEW DESIGNER OF THE YEAR (2017)

WIRED Audi INNOVATION AWARD 2018 (2018)

コレクション[編集]

2016-2017 UNKNOWN

2017 SS IGNIS AER AQUA TERRA

2017-2018AW FREEDOM

2018 SS HARMONIZE

2019 SS life

2019-2020 AW BIRTH

2020 SS COSMOS

衣装デザイン[編集]

[4]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

外部リンク[編集]