コンテンツにスキップ

中原 (横浜市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中原町 (横浜市)から転送)
中原
町丁
地図北緯35度23分17秒 東経139度36分52秒 / 北緯35.388011度 東経139.614497度 / 35.388011; 139.614497
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横浜市
行政区 磯子区
人口情報2023年(令和5年)4月30日現在[1]
 人口 8,886 人
 世帯数 4,945 世帯
面積[2]
  0.538 km²
人口密度 16516.73 人/km²
設置日 1971年(昭和46年)7月5日
郵便番号 235-0036[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示
中原町
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県
市町村 横浜市
磯子区
町名制定 1939年昭和14年)4月1日
町名廃止 1978年(昭和53年)7月17日

中原(なかはら、: Nakahara)は横浜市磯子区の町名。現行行政地名は中原一丁目から中原四丁目。住居表示実施済み区域。

地理

[編集]

磯子区中部の海沿いに位置する。南北を走る京急本線の東側北部が一丁目、南部が二丁目、同線路西側北部が三丁目、南部が四丁目となっている。 一・二丁目の東側を国道16号磯子産業道路・JR根岸線が並行する。国道16号は以前の根岸湾の海岸線を走る道路であり、これより東側は1959年から1964年にかけて造成された埋立地である。国道沿いにはファミリーレストランなどのロードサイド型店舗、新杉田駅近くには新杉田ボウルなどがある。IHI造船所に近く、塗料会社の営業所もみられる。

歴史

[編集]

かつての久良岐郡森公田村・森雑色村から分村してできた森中原村であり、1889年(明治22年)に磯子・岡村・滝頭・森・杉田の各村と合併、屏風浦村大字中原となる。以前は根岸湾に面し、海水浴場も開設されていたが、1959年から1964年にかけて埋立が行われ、海側に新中原町新杉田町が設けられた。地名は、森三村(森公田・森中原・森雑色)の中心の平坦な土地であることから名づけられた[5]

沿革

[編集]
  • 1939年(昭和14年)4月1日 - 横浜市に編入され、横浜市中原町となった。
  • 1939年(昭和14年)10月1日 - 区制の施行し、横浜市磯子区中原町となった。
  • 1971年(昭和46年)7月5日 - 住居表示を実施し、中原町の一部を分離し中原一~四丁目が設けられた。
  • 1978年(昭和53年)7月17日 - 中原町を杉田二丁目、中原四丁目に編入し、中原町は廃止された[6]

町名の変遷

[編集]
実施後 実施年月日 実施前(各町名ともその一部)
中原一丁目 1971年(昭和46年)7月5日 森町、中原町、新杉田町(各一部)
中原二丁目 中原町、杉田町(各一部)
中原三丁目 森町、中原町、田中町、栗木町(各一部)
中原四丁目 中原町、杉田町、田中町、栗木町(各一部)

世帯数と人口

[編集]

2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
中原一丁目 1,274世帯 1,934人
中原二丁目 1,336世帯 2,276人
中原三丁目 1,063世帯 2,160人
中原四丁目 1,272世帯 2,516人
4,945世帯 8,886人

人口の変遷

[編集]

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[7]
8,129
2000年(平成12年)[8]
8,132
2005年(平成17年)[9]
8,111
2010年(平成22年)[10]
8,324
2015年(平成27年)[11]
8,415
2020年(令和2年)[12]
8,906

世帯数の変遷

[編集]

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[7]
3,554
2000年(平成12年)[8]
3,652
2005年(平成17年)[9]
3,786
2010年(平成22年)[10]
4,097
2015年(平成27年)[11]
4,277
2020年(令和2年)[12]
4,773

学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[13]

丁目 番地 小学校 中学校
中原一丁目 全域 横浜市立屏風浦小学校 横浜市立森中学校
中原二丁目 1〜2番
8〜14番
3〜7番
15〜24番
横浜市立杉田小学校 横浜市立浜中学校
中原三丁目 全域 横浜市立屏風浦小学校 横浜市立森中学校
中原四丁目 全域 横浜市立杉田小学校 横浜市立浜中学校

事業所

[編集]

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[14]

丁目 事業所数 従業員数
中原一丁目 84事業所 1,102人
中原二丁目 72事業所 628人
中原三丁目 30事業所 182人
中原四丁目 27事業所 173人
213事業所 2,085人

事業者数の変遷

[編集]

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[15]
225
2021年(令和3年)[14]
213

従業員数の変遷

[編集]

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[15]
2,328
2021年(令和3年)[14]
2,085

交通

[編集]

南北に京急本線とJR根岸線が通るが、町内に駅はない。南部は京急杉田駅とJR新杉田駅に近く、北端近くは京急屏風浦駅が最寄りとなる。国道16号には中原と境橋の2つの停留所があり、横浜駅~杉田磯子駅~追浜京浜急行バスが利用できるほか、磯子駅と峰の郷を結ぶバスが二丁目の国道から離れた地区を経由する。

施設

[編集]
  • 横浜中原郵便局

その他

[編集]

日本郵便

[編集]

警察

[編集]

町内の警察の管轄区域は以下の通りである[17]

丁目 番・番地等 警察署 交番・駐在所
中原一丁目 全域 磯子警察署 磯子駅前交番
中原二丁目 全域 杉田交番
中原三丁目 全域 森交番
中原四丁目 全域 杉田交番

関連項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b 令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
  3. ^ a b 中原の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 『横浜の町名』1996年12月、横浜市市民局総務部住居表示課発行
  6. ^ 市・区・町の沿革”. 横浜市. 2021年8月11日閲覧。 “(ファイル元のページ)
  7. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  8. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
  13. ^ 小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
  14. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  15. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  16. ^ 郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
  17. ^ 交番案内”. 磯子警察署. 2021年8月21日閲覧。

参考資料

[編集]
  • 『県別マップル 神奈川県広域・詳細道路地図』2006年4刷 昭文社 ISBN 9784398626998