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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

https://encykorea.aks.ac.kr/Article/E0070785

ハングル字母
基本字母
合成字母
古字母

は、ハングルを構成する母音字母のひとつ。呼称は)。24番目の字母(『訓蒙字会』以降は母音字母としては10番目、『訓民正音』当時は「天地人」の「人」を表し、最初の「」から3番目[1])である。始めから終わりまで音色の変わらない単母音を表す。

筆順

音声

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唇を両横に開き、前舌を硬口蓋に接近させた非円唇前舌狭母音[i]で発音される。//[u]//[ɯ]よりも舌の最上部が前に動き硬口蓋に近づいている。

沿革

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訓民正音』の中声字においてその直立した字形は人を象ったものとされ、陰にも陽にも属さない中性母音に分類される。世宗序では「如侵字中聲」と規定されている。

その名称は『訓蒙字会』(1527年)でイ(伊이の中声部分)とされた。

ただし現代朝鮮語における擬声語・擬態語や用言の活用における扱いは陰母音であり、擬声語・擬態語では陽母音に対立する陰母音となっている。

ラテン文字転写

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文化観光部2000年式マッキューン=ライシャワー式ともにiと表記される。企業名や人名、団体名では、eeと表記することもある。また、子音無しの이の場合はyを補ってyiyeeとすることもある。(例:李(姓の一つ)→Yi)

造字

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は中性であるので陽母音・陰母音ともに結合することができる。結合する際に必ず最後の要素となる。

またこの字母は造字の基本となる天・地・人を表す3つの基本字の一つでもあり、天を象る「」との組み合わせで基本字母のㅏ ㅑ ㅓ ㅕ が作られる。がこの字母より右側(外)に位置すれば陽母音を、左側(内)に位置すれば陰母音を表す。

文字コード

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Unicodeにおける文字コード
名称 種類 コード HTML実体参照コード 表示
HANGUL LETTER I 単体字 U+3163 ㅣ
HANGUL JUNGSEONG I 中声用 U+1175 ᅵ

脚注

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  1. ^ ” (朝鮮語). 韓国民族文化大百科事典. 2024年2月26日閲覧。

関連項目

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