ロベルト・デ・ゼルビ

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ロベルト・デ・ゼルビ Football pictogram.svg
Roberto De Zerbi, 2019 (cropped).png
2019年のデ・ゼルビ
名前
ラテン文字 Roberto De Zerbi
基本情報
国籍 イタリアの旗 イタリア
生年月日 (1979-06-06) 1979年6月6日(43歳)
出身地 ブレシア
身長 175cm
選手情報
ポジション MF (OH)
利き足 左足
ユース
1995-1998 イタリアの旗 ミラン
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1998-2001 イタリアの旗 ミラン 0 (0)
1999 イタリアの旗 モンツァ (loan) 11 (2)
1999-2000 イタリアの旗 コモ (loan) 6 (0)
2000 イタリアの旗 パドヴァ (loan) 12 (3)
2000-2001 イタリアの旗 アヴェッリーノ (loan) 6 (0)
2001-2002 イタリアの旗 レッコ (loan) 7 (0)
2002-2004 イタリアの旗 フォッジャ 56 (18)
2004-2005 イタリアの旗 アレッツォ 27 (4)
2005-2006 イタリアの旗 カターニア 35 (7)
2006-2010 イタリアの旗 ナポリ 33 (3)
2008 イタリアの旗 ブレシア (loan) 17 (1)
2008-2009 イタリアの旗 アヴェッリーノ (loan) 15 (5)
2010-2012 ルーマニアの旗 CFRクルジュ 22 (8)
2013 イタリアの旗 トレント 10 (3)
通算 266 (54)
監督歴
2013-2014 イタリアの旗 ダルフォ・ボアーリオ
2014-2016 イタリアの旗 フォッジャ
2016 イタリアの旗 パレルモ
2017-2018 イタリアの旗 ベネヴェント
2018-2021 イタリアの旗 サッスオーロ
2021-2022 ウクライナの旗 シャフタール・ドネツク
2022- イングランドの旗 ブライトン
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi、1979年6月6日 - )は、イタリアブレシア出身の元サッカー選手、現サッカー指導者。現役時代のポジションはMF。2022年9月よりプレミアリーグに所属しているブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCの監督を務めている。

選手経歴[編集]

1995年にACミランの下部組織へスカウトされて入団したが、トップチームデビューは叶わず、1998-99シーズンから2001-02シーズンにかけてセリエCに所属していたクラブをレンタルで転々とした。

2005-06シーズン、セリエBのカルチョ・カターニアでリーグ戦34試合7得点という記録を残し、クラブのセリエA昇格に貢献した[1]。同シーズン終了後、セリエBに在籍していたSSCナポリへ移籍し[2]、加入後2シーズン目にはプロキャリア10年目にして自身初となるセリエAでのシーズンを送ったが、わずか3試合の出場に終わった。2009-10シーズンの後半戦から2011-12シーズン終了後まではルーマニアのCFRクルジュでもプレーし、2012-13シーズン閉幕後にセリエDACトレント1921で現役を引退した[3]

指導者経歴[編集]

現役引退後、アマチュアクラブであったUSダルフォ・ボアーリオ英語版での指導者経験を経て、2014年7月1日、セリエCに沈んでいた現役時代の古巣カルチョ・フォッジャ1920の監督に就任した。就任2シーズン目の2015-16シーズンにはセリエB昇格プレーオフに出場したが、決勝でACピサ1909に敗れた。シーズン終了後、クラブ首脳陣との意見の相違により契約解除をして辞任した[4]

2016年9月6日、セリエAを戦っていたパレルモFCの監督に招聘された[5]。しかし、第7節UCサンプドリア戦以降の公式戦で8連敗を喫したため解任された[6]

2017年10月23日、セリエAで降格圏を漂っていたベネヴェント・カルチョに監督として加入した[7]。第15節ACミラン戦を2-2で引き分けて以降はチームを復調させたが、前半戦での連敗が響いてチームはリーグ最下位でシーズンを終えた。シーズン終了後、クラブを退団した[8]

2018年6月31日、USサッスオーロ・カルチョの新監督に就任し、2年契約を結んだ[9]。就任後初の公式戦となったセリエAのインテル戦では1-0での勝利を挙げるなどチームを一度も降格圏に落とすことなく安定したシーズンを戦い、1シーズン目は11位、翌シーズンは8位、サッスオーロでのラストシーズンとなった2020-21シーズンも8位という成績を残した。2020-21シーズン終了後、サイクルの終わりを感じ、これ以上の成長は望めないとして退任した[10]

2021年5月25日、FCシャフタール・ドネツクの監督に招聘された[11]。2021-22シーズンはリーグ戦首位を開幕から維持していたが、ロシアのウクライナ侵攻によってリーグ戦が中断されたため、シーズン終了後にクラブを退団した[12]

2022年9月18日、プレミアリーグブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCの新監督に就任し、4年契約を結んだ[13]

戦術・人物[編集]

カルチョ・フォッジャ1920時代や2018-19シーズンから3シーズンを監督として率いたUSサッスオーロ・カルチョでは、イタリアでは稀有なポゼッションサッカーを展開していた。その戦術はかなり特異的であり、同じくポゼッションサッカーの信奉者であるペップ・グアルディオラもサッスオーロの試合をチェックしており、両者の間には個人的な親交があることも明かされている[14]

使用する戦術は、4-3-3もしくは4-2-3-1フォーメーションを基本とするポゼッションサッカーである。DFラインから短いパスをテンポよく繋いで相手のMF-FWのライン間にボールが侵入した瞬間に縦方向へプレースピードを急加速させてフィニッシュを目指す。ボールロスト後には相手ボールホルダーや周囲の選手に対して素早くプレスをかけてボール奪取を狙う。この一連の流れを指揮したクラブでは披露している[15]

タイトル[編集]

クラブ[編集]

CFRクルジュ

監督[編集]

フォッジャ
シャフタール・ドネツク

脚注[編集]

  1. ^ Al Catania il bomber della B” (イタリア語). La Repubblica (2010年2月6日). 2023年1月19日閲覧。
  2. ^ Il colpo è del Napoli: De Zerbi” (イタリア語). La Gazzetta dello Sport (2006年6月28日). 2023年1月19日閲覧。
  3. ^ R. DE ZERBI: "Lascio il calcio per fare l'allenatore. Catania momento più alto. Rimpianto Avellino"” (イタリア語) (2013年9月1日). 2023年1月20日閲覧。
  4. ^ “Palermo-De Zerbi: si parte. E Ballardini chiude il contratto” (イタリア語). La Gazzetta dello Sport. (2016年9月6日). http://www.gazzetta.it/Calciomercato/06-09-2016/palermo-de-zerbi-si-parte-ballardini-risolve-contratto-1601083684233.shtml 2016年12月7日閲覧。 
  5. ^ Palermo, via Ballardini arriva De Zerbi: biennale per l’ex Foggia”. 2023年1月19日閲覧。
  6. ^ COMUNICATO DELLA SOCIETA'”. 2023年1月19日閲覧。
  7. ^ Official: Benevento appoint De Zerbi”. football-italia.net. 2017年10月23日閲覧。
  8. ^ Benevento, De Zerbi annuncia l'addio”. 2023年1月19日閲覧。
  9. ^ Official: Sassuolo appoint De Zerbi”. football-italia.net. 2018年6月13日閲覧。
  10. ^ De Zerbi: "Sassuolo, toccato l'apice. Me ne vado"” (イタリア語). corrieredellosport.it. 2021年5月17日閲覧。
  11. ^ Benvenuto, Roberto!”. FC Shakhtar Donetsk (2021年5月25日). 2021年5月25日閲覧。
  12. ^ “Thank you, Mister!”. Shakhtar Donetsk. (2022年7月11日). https://shakhtar.com/en/news/2022/july/11_news/11_thank-you-mister/ 2022年10月1日閲覧。 
  13. ^ De Zerbi confirmed as new head coach”. www.brightonandhovealbion.com. 2022年9月18日閲覧。
  14. ^ 鈴木 達朗 (2020年11月28日). “シャルケ出身DFアイハン、実践してわかったサッスオーロ躍進の秘密”. footballista. 2023年1月19日閲覧。
  15. ^ 片野 道郎 (2018年10月11日). ““イタリア版ペップ”デ・ゼルビ。サッスオーロという試金石の舞台”. footballista. 2023年1月19日閲覧。

外部リンク[編集]