ミッション・トゥ・マーズ
ミッション・トゥ・マーズ | |
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Mission to Mars | |
監督 | ブライアン・デ・パルマ |
脚本 |
グレアム・ヨスト ジム・トーマス ジョン・トーマス |
製作 | トム・ジェイコブソン |
製作総指揮 | サム・マーサー |
出演者 |
ゲイリー・シニーズ ドン・チードル ティム・ロビンス |
音楽 | エンニオ・モリコーネ |
撮影 | ピーター・シャシスキー |
編集 | ポール・ハーシュ |
配給 | ブエナビスタ |
公開 |
2000年3月10日 2000年5月27日 |
上映時間 | 114分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $100,000,000[1] |
興行収入 | $110,983,407[1] |
『ミッション・トゥ・マーズ』(原題: Mission to Mars)は、2000年公開のアメリカ合衆国のSF映画。
概要
かつて火星にいた知的生命体の痕跡と人類の遭遇を描いた作品。
あらすじ
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
西暦2020年6月、テキサス州で第一次火星探査計画のクルーたちの送別会が行われていた。クルーに選ばれたのはルークを含む4人の科学者達。本来ならジムもその中に選ばれていた筈だった。だがジムは、その直前に、妻で同僚でもあり、そしてもっとも火星に行く事を熱望していたマギーを病気で失うという出来事に見舞われて意欲を失い、自らクルー就任を辞退して地球周回軌道上の宇宙ステーションでルークたちのバックアップを務める事になった。ジムやマギーとも親しかったルークはその事を気にかけつつも火星に向かった。
13ヶ月後、火星で地質調査を続けていたルーク達は、シドニア地区の岩山の頂上付近に巨大なピラミッド状の物体を発見した。氷ではないかと推察した彼らは現地に赴いて調査を開始、レーダー波を照射したが、その途端に巨大な竜巻が発生した。竜巻は意思を持っている様な動きでクルーたちに襲い掛かり、ルーク以外の3人は死亡、ルークも宇宙ステーションに最後の通信を送った後生死不明となった。この事態に対し、探査計画チーフのレイは第二次火星探査計画として予定されていた宇宙船を救出隊(マーズ・リカバリー)として送る事を決定、ウッディが隊長に、ウッディの妻でもあるテリーと、そして電子技術の専門家であるフィルがクルーに決定、さらにウッディの要望によりジムが副操縦士に決定した。
計画開始後約半年でマーズ・リカバリー号は火星軌道上に到着したが、燃料事故が発生して宇宙船が機能を停止してしまった。彼らは火星軌道上を周回しているリモ(補給モジュール)で降下する事を試みたが、その過程でウッディが死亡した。ジムたちは3人で火星に着陸し、そこで軽度の酸素欠乏症に陥りながらもなんとか生存していたルークと再会を果たす。ルークは竜巻の遭遇以後も自力で調査を続行し、岩山に突出していた物体が、実は巨大な顔型の構造物の一部であり、今は堆積していた砂が消え去って顔全体を露出している事、さらに、その構造物から発信している謎の信号がDNAのモデルである事を突き止めていた。ジムはそのDNAモデルから染色体の情報の一部が欠落している事に着目し、それがテストである事に気がついた。足りない情報を追加してその信号を構造物に発信した彼らは、構造物の一部に出入り口が開いた事を知った。宇宙船の修理を担当するフィルを除く3人はその出入り口から構造物に侵入し、そこである事態に遭遇する。
出演者
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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ジム | ゲイリー・シニーズ | 鈴置洋孝 |
ウッディ | ティム・ロビンス | 谷口節 |
テリー | コニー・ニールセン | 塩田朋子 |
フィル | ジェリー・オコンネル | 中村大樹 |
ルーク | ドン・チードル | 中尾隆聖 |
マギー | キム・デラニー | 田中敦子 |
その他の日本語吹替え:坂口芳貞/藤生聖子/井上和彦/田中正彦/喜田あゆ美/西村知道/長島雄一/吉田美保/西宏子/渡辺美佐/渡辺悠
特記事項
- 火星に到着する直前でのウッディとテリーのダンスシーンで使用されているBGMは、ヴァン・ヘイレンのセカンドアルバム「伝説の爆撃機」の2曲目に収録されている「踊り明かそう」(Dance the Night Away)。
脚注
- ^ a b “Mission to Mars (2000)” (英語). Box Office Mojo. 2010年2月9日閲覧。