コンテンツにスキップ

タカ (通貨)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タカ
টাকা (ベンガル語)
ISO 4217
コード
BDT
中央銀行バングラデシュ銀行
使用
国・地域
バングラデシュの旗 バングラデシュ
インフレ率5.57%
 情報源BBS, July 2017 [1]
補助単位
 1/100ポイシャ
(defunct)
通貨記号
ポイシャp
硬貨
 流通は稀1, 2, 5
紙幣
 広く流通5, 10, 20, 50, 100, 200, 500 and 1000
 流通は稀1, 2
紙幣製造The Security Printing Corporation Bangladesh Ltd.
 ウェブサイトwww.spcbl.org.bd
硬貨鋳造The Security Printing Corporation Bangladesh Ltd.

タカベンガル語: টাকা, ラテン文字転写: Taka、記号: )はバングラデシュ通貨単位。ISO-4217コードではBDTTk.とも略記される。

補助通貨単位としてポイシャが使われる。1タカは100パイサに相当する。ほかに、高額の通貨を呼ぶ単位として、ラーク(10万)およびカロール(1000万)が使われる。1ラークタカは10万タカ、1カロールは100ラクすなわち1千万タカに相当する。

なお、「タカ」とはインド・ルピーのベンガル語表記でもある。

紙幣・硬貨

[編集]

タカには以下の種類の額面の紙幣と硬貨がある。

  • 紙幣 - 1タカ、2タカ、5タカ、10タカ、20タカ、50タカ、100タカ、200タカ、500タカ
  • 硬貨 - 1タカ、2タカ、5タカ
    • これらの硬貨は現在も有効であるが、2014年以降タカの硬貨は新規製造されていない。

このうち5タカから500タカまでの紙幣は中央銀行であるバングラデシュ銀行が発行しているが、それ以外の2つの紙幣と全ての硬貨はバングラデシュ政府が発行している。

2012年11月8日、バングラデシュの2タカ貨幣の貨幣製造の事業を5億2千万円で日本の造幣局が落札した[2]。日本が外国の貨幣製造を請け負うのは、記念硬貨ではいくつか例があるが、一般流通する貨幣については戦後初めてとなる[3][4]2013年初めには製造開始し、4月から順次バングラデシュに輸送された。

2011年シリーズ
画像 額面 大きさ 主な配色 デザイン 発行年
৳2 100×65 mm 緑、サーモンピンク ムジブル・ラフマン ショヒド・ミナール 2011年8月9日
৳5 110×65 mm サーモンピンク クスバモスク
৳10 115×65 mm ピンク バイトゥル・ムカッラム 2012年3月7日
৳20 120×65 mm 緑、黄 シャイト・ゴンブス・モスク
৳50 131×65 mm オレンジ ザイヌル・アベディンの絵画「Ploughing(畑打ち)」
৳100 139×65 mm スター・モスク 2011年8月9日
৳200 139×65 mm 黄、赤 ムジブル・ラフマンとバングラデシュの農業 2020年3月17日
৳500 147×65 mm 深緑、青 バングラデシュの農業 2011年8月9日
৳1000 155×65 mm 紫、茶 バングラデシュ国会議事堂

為替レート

[編集]

外国為替相場はバングラデシュ銀行が公認為替取引業者との取引により設定する。バングラデシュ銀行が公表するタカの交換レートは、2010年12月30日付けで、1米ドル=70.74Tk.(売り渡し価格)、70.75Tk.(買い取り価格)。

符号位置

[編集]
記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+09F3 ৳
৳
タカ

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]