ハンノキ
ナビゲーションに移動
検索に移動
| ハンノキ | |||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ハンノキ林(2017年7月撮影)
| |||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Alnus japonica (Thunb.) Steud., 1840 | |||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
|
Alnus japonica' (Thunb.) Steud. var. villosa, L. Zhao et D. Chen | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| ハンノキ(榛の木) | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Japanese Alder |
ハンノキの樹形(大阪府にて)
ハンノキ(榛の木。学名:Alnus japonica)は、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。
特徴[編集]
日本、朝鮮半島、ウスリー、中国東北部に分布する。日本では全国の山野の低地や湿地、沼に自生する。樹高は15mから20m、直径60cmほど。湿原のような過湿地において森林を形成する数少ない樹木。
花期は冬の12-2月頃(北海道では3月頃)で、葉に先だって単性花をつける。雄花穂は黒褐色の円柱形で尾状に垂れ、雌花穂は楕円形で紅紫色を帯び雄花穂の下部につける。花はあまり目立たない。果実は松かさ状で10月頃熟す。
葉は有柄で長さ5~13cmの長楕円形。縁に細鋸歯がある。良質の木炭の材料となるために、以前にはさかんに伐採された。材に油分が含まれ生木でもよく燃えるため、北陸地方では火葬の薪に使用された。近年では水田耕作放棄地に繁殖する例が多く見られる。
春先に伸びた1葉や2葉(春葉)の寿命は、以降に延びた葉(夏葉)よりも短いため6月から7月になると春葉が集中的に落葉する事が報告されている[1]。また、ハンノキが密集する地域では、花粉による喘息発生の報告がある[2]。
ハンノキには造血作用のある成分が含まれるため漢方薬としても用いられる。
名称[編集]
漢名は「日本榿木」。岩手県の地方名にヤチバがある。
用途[編集]
食草[編集]
ハンノキ属の植物[編集]
- ヤマハンノキ Alnus hirsuta Turcz. ex Rupr., 1857
- ハンノキ A. japonica (Thunb.) Steud., 1840
- ケハンノキ A. japonica (Thunb.) Steud. forma koreana (Callier) H. Ohba, 2006
- ミヤマハンノキ A. maximowiczii Callier ex C.K. Schneid., 1904
- ヒメヤシャブシ A. pendula Matsuma, 1902
- アルダー A. rubra Bong., 1832 - 家具や楽器によく利用される。
- オオバヤシャブシ A. sieboldiana Matsuma, 1902
ハンノキ属植物の根にはフランキア属[3]の放線菌が共生し窒素固定を行う。そのため比較的やせた土地にも生育し、オオバヤシャブシなどは緑化に用いられる。
参考画像[編集]
脚注[編集]
- ^ 菊沢喜八郎、ハンノキ属の葉はなぜ夏に落ちるか Japanese Journal of Ecology 30(4), 359-368, 1980-12-30
- ^ 水谷 民子ほか、ハンノキ花粉喘息 Japanese Journal of Allergology 20(9), 700-705, 752-753, 1971-09-30, ISSN 0021-4884, NAID 110002408565
- ^ 袴田哲司、山本茂弘、ハンノキ属樹種稚苗の根粒形成と生育状況 静岡県農林技術研究所 2号, p.75-80(2009-03)
関連項目[編集]