ヌン
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ヌン(Nun)は、エジプト神話における原初の神。オグドアドの一柱。
ヌン Nun | ||||||||||||||||
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原初の神 | ||||||||||||||||
ヒエログリフ表記 |
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信仰の中心地 | ヘルモポリス | |||||||||||||||
配偶神 | なし | |||||||||||||||
親 |
なし (オグドアドに数えられる場合、ヌンの女性名ナウネトを伴侶とする) | |||||||||||||||
兄弟 | なし | |||||||||||||||
子供 | アトゥム |
概要[編集]
「原初の水」と呼ばれ、あらゆる存在の起源とされる。また、ヌンの名はアトゥムの立つ大地「原初の丘」も指す。 ヘリオポリス創世神話において、ヌンの中から意志の力によって創造神アトゥムが誕生したと語られる。 後にアトゥムとラーが習合した事により、ラーはヌンの中から意志の力によって生まれたという神話も存在する。 ヘルモポリス創世神話においても、ヌンの名は登場し、こちらでは八神一体の神々オグドアドの一員として語られている。
この名前は、コプト語の名詞「abyss; deep」とも比較されている[1]。
信仰[編集]
古代エジプトにおいて、来世と関わりを持たないとされた死産した赤ん坊や罪人の魂はヌンのもとに送られ、死者の魂が還る場所と信じられていた。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
関連文献[編集]
- EAウォリスバッジ 、エジプト人の神々:または、エジプト神話の研究(1904)、vol。 1、283f。
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