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トミー・エマニュエル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トミー・エマニュエル
Tommy Emmanuel
トミー・エマニュエル(2024年)
基本情報
出生名 William Thomas Emmanuel
生誕 (1955-05-31) 1955年5月31日(70歳)
出身地 オーストラリアの旗 オーストラリア ニューサウスウェールズ州マスウェルブルック
ジャンル ジャズポップスカントリーロックフォークブルースニューエイジ
職業 ミュージシャン
担当楽器 ギターボーカル
活動期間 1962年 -
レーベル ソニーコロムビア、Favored Nations
公式サイト tommyemmanuel.com
著名使用楽器
Maton TE Signature model (英語)

トミー・エマニュエルTommy Emmanuel1955年5月31日 - )は、オーストラリアギタリスト

人物

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ニューサウスウェールズ州出身。グラミー賞に2回ノミネートされた「フィンガー・ピッキングの達人」として有名で、今までに、チェット・アトキンスレス・ポールエリック・クラプトンなど、数々の有名なギタリストと共演を果たしている。兄のフィル・エマニュエルもオーストラリアで著名なギタリストであり、時折兄弟でセッションを行うことがある。2000年シドニーオリンピックの開会式でもフィルと共に演奏を披露している。

活動

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4歳で初めてギターを手にする。7歳の頃、ラジオでチェット・アトキンスの演奏を聴いたことで改めてギターに目覚め、10歳頃にはすでにプロのミュージシャンの一人として活動するなど、既に才能の片鱗をみせていた。ギター以外にもドラムベースなども演奏できるマルチプレイヤーでもある。

エレクトリックギターも使用するが、近年は主にアコースティックギターによる曲作りがメインで、チェット・アトキンスやマイケル・ヘッジスと並び、「アコギの神様」と呼ばれることもある。晩年のチェット・アトキンスとは親交が深く、「間違いなく、この地球上で最高のギタリストの1人」と評された程で、チェット本人からCertified Guitar Player(通称C.G.P)の称号を授かった数少ないギタリストの一人。そのため、Tommy Emmanuel CGPと称される場合もある。

2008年のライブ・アルバム『Center Stage』において、坂本九の「上を向いて歩こう」(Sukiyaki)をカバーした。2005年より毎年のように来日コンサートを実施しており、押尾コータローらがゲスト出演している。

2010年、彼の半世紀にわたる音楽活動と、チャリティー活動「Kids Under Cover」での貢献が評価され、オーストラリアの君主であるエリザベス2世から、AM (Member of the Order of Australia) の称号を与えられた。

演奏の特徴

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奏法としては上述のフィンガー・ピッキングよりも、サムピックを用いたチェット・アトキンス奏法や、フラットピックと指を併用したハイブリッド・ピッキングと呼ばれる奏法を多用する。中でもギターのボディヒットを駆使した擬似パーカッションは彼の代名詞的奏法である。速弾きハーモニクスなどの秀逸なギター・テクニックを披露する一方、ユーモアあふれる性格からエンターテイナーとしての人気も高い。また、頻度は少ないものの、ボーカルもこなす。

使用ギター

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現在も使用されているメインギターは、Maton 808 T.E Personalと、Maton TE1、Maton EBG808TE、Maton EBG808TEC。いずれもレコーディング、ライブ共に使用されるが、パーカッシブな演奏によってボディが削られているのがわかる。楽器全体を駆使したその奏法はギターへの負担も大きく、何度もリペアに出されている。

ディスコグラフィ

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スタジオ・アルバム

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  • From Out of Nowhere (1979年)
  • Up from Down Under (1987年)
  • Dare to Be Different (1990年)
  • Determination (1991年)
  • 『ザ・ジャーニー』 - The Journey (1993年)
  • Terra Firma (1994年)
  • Classical Gas (1995年)
  • Initiation (1995年)
  • Can't Get Enough (1996年)
  • Midnight Drive (1997年)
  • Collaboration (1998年)
  • Only (2000年)
  • Endless Road (2004年)
  • The Mystery (2006年)
  • Happy Hour (2006年)
  • Little by Little (2010年)
  • 『All I Want for Christmas』 - All I Want for Christmas (2011年)
  • Tommy Emmanuel & Friends Live from the Balboa Theatre (2011年)
  • The Colonel and the Governor (2013年)
  • It's Never Too Late (2015年)
  • Christmas Memories (2016年)
  • Live at the Ryman (2017年)
  • Pickin (2017年)
  • Accomplice One (2018年)
  • 『ハート・ソングス』 - Heart Songs (2019年)
  • Accomplice Two (2023年)
  • Living in the Light (2025年)

ライブ・アルバム

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  • Live One (2005年)
  • Center Stage (2008年)
  • Live and Solo in Pensacola, Florida (2013年)
  • Live at the Ryman (2017年)
  • Live! Christmas Time (2020年)
  • Live from the Balboa Theatre (2021年)
  • Live at the Sydney Opera House (2025年)

コンピレーション・アルバム

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  • Initiation (1992年)
  • The Very Best of Tommy Emmanuel (2001年)
  • The Essential Tommy Emmanuel (2010年)
  • 『ザ・ギター・マスタリー・オブ・トミー・エマニュエル』 - The Guitar Mastery Of Tommy Emmanuel cgp (2014年)
  • The Best of Tommysongs (2020年)

キングス・オブ・ストリングス(with ストーケロ・ローゼンバーグ、ブラッコ・ステファノスキー)

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  • 『ファースト・ステップ』 - Prvi Korak - First Step (2012年)
  • 『ライヴ・イン・ベオグラード2012』 - Live In Belgrade 2012 (2013年) ※ライブ
  • Kings Of Strings (2023年)

外部リンク

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