キア・ソレント

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ソレント(SORENTO)は、キアが製造・販売しているSUVである。

初代(2002年-)BL型[編集]

キア・ソレント(初代)
BL型
前期型
Kia Sorento front 20080213.jpg
後期型
2007-2008 Kia Sorento (BL) EX-L CRDi 01.jpg
製造国 大韓民国の旗 韓国華城市
ロシアの旗 ロシアイジェフスク
マレーシアの旗 マレーシアグルンか
販売期間 2002年 - 2009年
2007年 - 2009年(ロシア)
2008年 -(中国)
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 後輪駆動/四輪駆動
変速機 4速AT(2002–2005)/5速AT(2005–2009)/5速MT(2002–2007)
全長 4,570mm(2002-2006)
4,590mm(2006-2009)
全幅 1,865mm(2002-2006)
1,885mm(2006-2009)
全高 1,725mm
ホイールベース 2,710mm
別名 ナザ・ソレント(マレーシア)
平和・Ppeokkuggi 2405(北朝鮮)
-自動車のスペック表-
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2002年登場。以来、欧米市場におけるキアの最量販車種の一つとなっている。エンジンは直42.4リットルガソリンエンジンV63.5リットルガソリン(シグマエンジン)、直列4気筒2.5リットルディーゼルエンジンの三種類。2006年にはフェイスリフトが行われ、ガソリンエンジンも3.5リットルが3.8リットル(ラムダエンジン)に置き換えられた。朝鮮日報によってデザインが初代トヨタ・ハリアー / レクサス・RXに酷似していると指摘されている[1]。ハリアーはモノコックボディであるが、ソレントはヒュンダイ・テラカン(二代目三菱・パジェロベースの中型SUV)のプラットフォームを用いて開発されたため、ラダーフレームシャシーを採用している。

マレーシアではキアの現地パートナーであるナザのブランドで製造・販売されており、国産車の認定を受けている。


2代目(2009年-2017年)XM型[編集]

キア・ソレントR(2代目)
XM型
前期型(フロント)
Kia Sorento CRDi AME.jpg
後期型(フロント)
20120725 kia new sorento r 01.jpg
前期型(内装)
Kia Sorento CRDi Interieur AME.jpg
製造国 大韓民国の旗 韓国(華城市)
 カザフスタンオスケメン
マレーシアの旗 マレーシア(グルン)
ロシアの旗 ロシアカリーニングラード
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ウエストポイント
販売期間 2009年 - 2014年
2013年 – 2017年(ロシア)
デザイン ペーター・シュライヤー
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
エンジン ガソリン:
2.4L 直列4気筒
3.3/3.5L V型6気筒
LPG:
2.7L V型6気筒
ディーゼル:
2.2L 直列4気筒
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
変速機 5/6速MT/5/6速AT
全長 4,685mm
全幅 1,885mm
全高 1,700mm
ホイールベース 2,700mm
-自動車のスペック表-
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2009年4月 ソウルモーターショーで発表後、発売。韓国仕様は車名を「ソレントR」とした。先代のボディ・オン・フレーム構造から一転して、乗用車と同じモノコックボディを採用したクロスオーバーSUVとなっている。2.7L・LPG(162PS)、2.4L・ガソリン(175PS)、2.2L・ディーゼル(200PS)の3種のエンジン全てに6速ATを搭載するが、このうちAWDの設定があるのは2.2L・ディーゼルのみである。尚、2.2Lディーゼルは低公害車としての認証を受け、軽油自動車環境改善負担金が5年間免除の対象となっている(ソウル市基準で約70万ウォン)。 装備面では、リヤコンビランプへの発光ダイオードの採用、JBLと共同開発したオーディオシステムスマートエントリー&プッシュスタートシステムを備えるなど、先代以上の充実度となった。

欧州デビューは2009年9月のフランクフルトモーターショーで、北米デビューは2009年12月のロサンゼルスオートショーであった。北米仕様車には直列4気筒 2.4L (175hp) またはV型6気筒 3.5L (276hp) エンジンが搭載される。北米向けのソレントはアメリカ合衆国ジョージア州ウェストポイントに建設されたKMMG(キア・モーターズ・マニュファクチュアリング・ジョージア)で生産される最初の車種であり、2009年11月16日に生産が開始された。翌2010年1月にアメリカ国内で発売が開始されたが、同月の販売台数は7,398台でキアのベストセラーとなった[2]。なお、KMMGではソレントに加えてヒュンダイ・サンタフェの生産も移管されることになっている[3]

2012年6月18日、大幅改良を受けたソレントの概要が発表される[4]。韓国では7月10日に「ニューソレントR」が発売された。8月16日には欧州仕様の詳細が発表された[5][6]。外観や内装、アルミホイールのデザインの変更だけにとどまらず、プラットフォームも完全に刷新されてDM型ヒュンダイ・サンタフェと共通のものになった。欧州仕様のエンジンのラインナップは「R」 2.0Lディーゼル 110kW (150PS)、改良版「R」 2.2L ディーゼル 145kW (198PS)、2.4L GDI 144kW (197PS) の3つとなる。いずれもトランスミッションは6速MTが標準となり、オプションで6速ATが選択できる。


3代目(2015年-)UM型[編集]

キア・ソレント(3代目)
UM型
後期型(フロント)
2018 Kia Sorento KX-2 CRDi ISG 4X4 2.2 Front.jpg
後期型(リア)
2018 Kia Sorento KX-2 CRDi ISG 4X4 2.2 Rear.jpg
製造国 大韓民国の旗 韓国(華城市)
マレーシアの旗 マレーシア(グルン)
ロシアの旗 ロシアカリーニングラード
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ウエストポイント
アルジェリアの旗 アルジェリアバトナ
 エジプト
販売期間 2015年 -
2016年 -(北米)
ボディタイプ 5ドアSUV
エンジン ガソリン:
3.3L V型6気筒
ディーゼル:
2.0/2.2L 直列4気筒
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
変速機 6速MT/6/8速AT
全長 4,760mm(2015-2018)
4,800mm(2019-)
全幅 1,890mm
全高 1,685mm
ホイールベース 2,780mm
別名 キア・ソレントプライム(ロシア)[7]
-自動車のスペック表-
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2014年8月29日、韓国にて発表。韓国国内仕様の名称は「ソレントR」から他国仕様同様の「ソレント」に戻った。エクステリアは韓国、ドイツ、アメリカの各デザインスタジオの連携で形成され、2013年のシカゴオートショーならびにソウルモーターショーで披露されたコンセプトカー「クロスGT」のデザインエッセンスを各部に反映するとともに、近年の起亜のデザインアイコンである「タイガーノーズグリル」はさらに大型化され、存在感を際立たせている[8]。ボディサイズはさらに拡大され、先代比で全長が95mm、全幅が5mm、ホイールベースが80mm延長された。エンジンはサンタフェと同じく2.0Lと2.2Lの2種の直噴ディーゼルを用意する。

2017年7月には韓国でフェイスリフトを受け、新たにLEDヘッドライト、新造形のLEDリヤコンビレンズなどを採用。安全装備も強化されている。


販売台数[編集]

暦年 アメリカ カナダ 韓国[9] グローバル
2002 8,451 52,963
2003 40,787 68,051
2004 52,878 48,082
2005 47,610 29,521
2006 50,672 21,589
2007 36,300 11,963
2008 29,699 6,137
2009 24,460 1,039
2010 108,984 42,480
2011 130,235 40,602
2012 119,597 35,002 219,154[10]
2013 105,649 14,542[11] 29,168
2014 102,520 38,126
2015 116,249 14,372[12] 77,767
2016 114,733 80,715
2017 99,684 78,458
2018 107,846[13] 67,200
2019 95,951 [13] 52,325

その他[編集]

キアは、マンチェスター・ユナイテッドFCで活躍する朴智星にソレントを提供したが、英デイリーエクスプレス紙の報道で、朴がソレントで練習場へ乗り付けると、ベンツや英国車を運転するチームメイトが嘲笑し、練習後にワイパーの損傷やパンクが発見されたと報じられた。同様の事件が再発したため、朴は練習の際にドイツ車を使用するようになったという。

車名の由来[編集]

「ソレント」は、イタリア共和国カンパニア州ナポリ県にある街の名前(ソレント)に由来する。

脚注[編集]

注釈[編集]

[脚注の使い方]

出典[編集]

[脚注の使い方]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]