コンテンツにスキップ

観光ルネサンス事業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

観光ルネサンス事業(かんこうルネサンスじぎょう)とは、平成17年度に開始された国土交通省が実施している国際競争力のある観光地づくりをするための観光産業向け支援施策の呼称。

主として訪日外国人旅行者の誘致促進を目的とする地域の民間と行政が一体となった観光振興策を対象とした総合的な支援事業である。

具体的な支援内容としては観光ルネサンス補助事業による補助金の交付が柱になっている。また、ATA(エリア・ツーリズム・エージェンシー)認定法人に対する税制優遇措置も、事業の一翼を担っている。

観光ルネサンスとは

[編集]

観光立国懇談会の第三回会合配付資料においては「観光ルネサンス」の意味として「文化を魅力を再活性化させ、「光」の輝きに磨きをかけ直し、心と頭にいい旅を再び創造すること」とされている。

エリア・ツーリズム・エージェンシー

[編集]

エリア・ツーリズム・エージェンシー (Area Tourism Agency, ATA) とは、市町村の定める「地域観光振興計画」に基づいて観光地活性化構想に取組む民間の組織のうち、市町村が認定したものを指す観光ルネサンス事業上の呼称。

認定は、改正前の「外国人観光旅客の来訪地域の多様化の促進による国際観光の振興に関する法律」(現在は「外国人観光旅客の旅行の容易化等の促進による国際観光の振興に関する法律」に改称)6条3項(平成20年改正により削除されている)に基づく。

エリア・ツーリズム・エージェンシーには、観光施設関係者のみならず、広く地域の事業者・住民との調整を行う観光振興におけるコーディネーター的な役割が期待されていた。

補助対象案件

[編集]

外部リンク

[編集]