アントン・ウィッキー

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アントン・ウィッキー
Anton Wicky at Expo 2005.jpg
アントン・ウィッキー
生誕 (1936-09-26) 1936年9月26日(81歳)
British Ceylon flag.pngイギリス領セイロン
職業 外国人タレント

アントン・ウィッキー・アンパラヴァナル(Anton Wicky Ampalavanar、1936年9月26日 - )は、スリランカ生まれで日本在住の国際比較学者、外国人タレント。国立セイロン大学卒。血液型B型。

人物[編集]

1961年文部省の国費留学生として来日。東京大学農学部大学院海洋生物学を学び、1969年博士号を取得。1979年より、日本テレビズームイン!!朝!」のコーナー「ウィッキーさんのワンポイント英会話」(後述)を担当し、全国的な知名度を得た。肌の色から黒人と思われがちだが、スリランカ人である。

奥羽大学教授ほか、日本大学農獣医学部(現:生物資源科学部)など他の大学などでも教鞭をとった。近年は、大学教員の仕事を優先させているため、大学の夏休み・冬休み等の休講中などでない限りテレビには出演していない。本人曰く「大学の講義を犠牲にしてまでレギュラー番組に出演するつもりはない」との事。(『週刊文春』掲載「あの人は今」のインタビューより[いつ?]

実家は非常に裕福である。「ウィッキーさんのワンポイント英会話」出演時、よく「日本に来て、を見てどう思いましたか?」と質問されたが、実際には11歳の頃から度々家族でスイスへ遊びに行っており、雪は知っていた。また、スキーも日本に来る前にある程度滑ることができた。

著書は英会話本を中心に十数冊に及ぶ。夫人は英会話学校講師時代の教え子であり、夫人との間にガネシュと言う名の一人息子をもうけている。また、親戚にプロ棋士の門倉啓太がいる。

百万人の英語」でも「ウィッキーとキッコのHello People」という番組でパーソナリティ風講師を務めたことがある。この番組でも上述のワンポイント英会話のような街頭インタビューを取り入れていた。

長い間「1940年生まれ」としていたが、週刊誌「FLASH」(2017年8月15日号 p.78)でのインタビューにおいて、実際は「1936年生まれ」であると告白した。(理由については「機会がなかったため、訂正してこなかった」とのこと。)

ワンポイント英会話[編集]

「ウィッキーさんのワンポイント英会話」は、日本テレビ「ズームイン!!朝!」の1コーナーで、1979年3月の番組開始と同時にスタート。その後、1994年3月の番組リニューアルまで15年間続いた。午前7時台の生中継で、街頭の人(大抵通勤・通学中の人)にウィッキーがいきなり英語でインタビューを行うという内容により、全国的に有名になった。通行人は彼に声をかけられると逃げることも多かった。放送当時は、朝、会社や学校に遅刻した時の言い訳として、「ウィッキーさんと英会話をしてきた(ために遅れてしまった)」という冗談もあったほどである[1]

そのような人気コーナーだったためウィッキー自身も思い入れが深く、「あの人は今!?」 に出演した際には、「視聴者に飽きられてしまう前に、日テレさんがあのコーナーを終わらせてくれてよかった。そのおかげで、皆さん今でも私のことを覚えていてくれるし、街で会えば『ウィッキーさん!!』と、声をかけてくれる。」と、感慨深げに語っている。事実コーナー終了の当日、ねぎらいの花束を持った大勢の人たちが待ち伏せていたことに本人も驚き、感極まって泣いてしまったほど。しかし、「ただ、たまに間違えて『サンコンさん!!』って声をかけてくる人もいるんですけど…」と、オチをつけた。

1988年4月に自身が盲腸で緊急入院したため2週間出演できず、急遽自身の一人息子が代役を務めたことがある。彼は当時慶應義塾大学医学部在籍だったが、現在はアメリカのハーバード大学で小児科の研究活動を行っている(『週刊文春』掲載「あの人は今」のインタビューより[いつ?])。

同年7月22日には、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の企画により、鞍馬天狗に扮したビートたけしとリポーター役の高田純次が突如通行人として出演した(JR信濃町駅前)。ウィッキーに対してちょっかいを出すたけしの奇妙な行動に、当時キャスターの福留功男が「今映っているのはたけしさんじゃないですか?」と声をかけて見抜いた。後日たけしは番組内で「ズームインのスタッフに怒られた。」と語っている。

2007年6月3日6月10日等計3回「THE・サンデー」で復活したことがあり、2008年2009年3月5日の「ズームイン!!SUPER」では「ズームイン」番組30周年記念企画として、7月31日には「ズームイン総力取材絶叫マシーン世界最新TOP30」の番宣のため再登場した。復活時はたいてい、かつての放送時と同じテーマミュージックがかかる。

サラリーマンNEO」の「ウインタースペシャル2009」(NHK総合、2009年12月27日放送)では、夜の東京新橋駅前の会社帰りの通行人や忘年会をしていた居酒屋の客に対して英語の質問を行い、ウィッキーは安来節のどじょうすくいも披露。2010年から放送されているなっちゃんのCMではバスの運転手役で女子高生役の桜庭ななみと共演しているが、当時のコーナーで決まり文句だった「グッドモーニング!!」のセリフがあり、当時を連想させる演出になっている。

2012年4月から2013年3月まで放送されたBS日テレの情報番組「らくらく!大人倶楽部」にて「ウィッキーさんのイブニング英会話」コーナーが放送された。

2014年8月24日テレビ東京モヤモヤさまぁ~ず」内で、世田谷区のパン屋「プチラパン」にて週1回の英語レッスンを行っていることを確認され、他局ではあるがワンポイント英会話のコーナーを再現した。

著書[編集]

  • ウィッキーさんのワンポイント英会話(日本テレビ放送網)
    • 単なる英会話のレッスン本ではなく、このような場面ではこう言うといったエッセイ本に近い。幼稚園児に「おじさん『英語人』?」と聞かれて「Yes, I’m Eigojin. 君たちの知ってるバイバイって言葉、あれも英語なんだよ」と答えた話や、スリランカの実家で英語のわからない女中相手にセイロン語だと思い込んで日本語で話しかけていたエピソード、また「一般的でない単語を無理に言う必要はない」という章では、日本で葬式に参列した時に「『ご愁傷様』でしたと言いなさい」と前もって言われていたのに「この度は誠に、ごちそうさまでした」と発言してしまった顛末などが語られている。
  • ウィッキーさんのワンポイント英会話 続(日本テレビ放送網)
  • ウィッキーさんの実戦英会話(日本テレビ放送網)
  • ウイッキーさんのやさしい英会話(日本テレビ放送網)
  • ウイッキーさんのやさしい英会話 パート2(日本テレビ放送網)
  • ウイッキーさんのズームイン!! 英会話!(日本テレビ放送網)
  • ウィッキーさんのトラベル英会話 (日本文芸社)
  • ウイッキーさんのイングリッシュプレイタイム(日本テレビ放送網)
  • アントン・ウイッキーのトラベラーズ英会話(日東書院)
  • ウイッキーさんの24時間の英会話(講談社)
  • アントン・ウイッキーの日常英会話(日東書院)
  • ウィッキーさんのすぐに使えるワンポイント英会話(三笠書房)
  • ウイッキーさんの59動詞の英語塾(三笠書房)
  • ウイッキーさんの海外旅行を10倍楽しむ英会話(実務教育出版)
  • 食べるときに困らないウイッキーさんの24時間の英会話(講談社)
  • ウイッキーさんのとことん日本人大好き(ザ・ブック)

[2]

CM出演[編集]

共演の天海祐希との会話は、すべて英語で収録された。
  • サントリー「なっちゃん」 バス運転手役(2010年、6代目なっちゃん・桜庭ななみと共演)
  • 1987年、発足したばかりのJR東日本の首都圏近郊区間の愛称「E電」のための普及キャンペーンとして電車の中吊り広告に出演したが、「E電」という言葉は全く普及しなかった。
  • 日清食品カップヌードル」おバカへの疾走篇(2016年)

映画[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

  • にしゃんた - スリランカ出身で日本在住のタレントで大学教授。年代は異なるがウィッキーに来歴が似る。

外部リンク[編集]