高尾憲司
高尾 憲司（たかお けんじ、1975年3月23日 - ）は、日本の男子陸上競技元選手・指導者。京都府京田辺市出身[1]。
経歴
 | 伝記の記載を年譜形式のみとすることは推奨されていません。 |
京田辺町立田辺中学校[2]入学後、陸上部に入部[3]。1990年4月、宇治高等学校（現・立命館宇治高等学校）入学[2]。
高校在学時、全国高等学校駅伝競走大会では1年(1990年・第41回)にアンカー(区間5位:15分01秒)[4]、2年(1991年・第42回)に1区(区間40位:32分16秒)出走[5]。3年の宮崎インターハイ(1992年)では1500mで2位入賞(3分50秒00)[6][7]。
1993年2月、姫路城10マイルロードレースで10マイル日本高校最高記録を樹立(47分46秒)[8][9] 。当初は関東学院大学の入試に合格したがその後辞退[10][11]。同年3月、宇治高等学校卒業[1]。同年4月、宮崎県延岡市の旭化成に入社[1]し陸上部へ入部。 毎年元日開催のニューイヤー駅伝で、区間賞4回獲得、旭化成チームとして優勝4回[6]。
1994年4月24日、兵庫リレーカーニバル10000mでジュニア日本新記録樹立(28分20秒78)[10]。
1994年5月28日、第5回ゴールデンゲームズin延岡5000mでジュニア日本新記録樹立(13分35秒2)[10]。
1994年7月20日、第5回世界ジュニア陸上競技選手権大会10000mで銀メダル獲得(28分55秒24、金メダルはダニエル・コーメン)、7月24日、5000mで5位入賞。[12]
1995年8月5日の世界陸上イェーテボリ大会は男子10000m予選1組14位で予選落ち(28分47秒01)[13]。
1997年5月、第2回東アジア競技大会男子10000m、銀メダル獲得(29分29秒08)[10][14]。
1997年10月、日本陸上競技選手権大会10000mで2位入賞(28分03秒33)。
1998年10月、日本陸上競技選手権大会10000mで優勝(28分15秒94)[15]。
1998年12月のバンコクアジア競技大会男子10000m優勝、金メダルを獲得[6]。翌1999年3月、文部（現・文部科学）大臣賞受賞。
初マラソンの1999年2月7日の別府大分毎日マラソンは10kmと36km付近で2回転倒、終盤失速し結局6位(2時間11分31秒)に終わった[16]。
1999年8月24日の世界陸上セビリア大会男子10000m決勝は18位(28分49秒95)に終わる[17]。
2001年1月と2004年2月に右足アキレス腱を2度手術[10]など故障が回復せず、オリンピック代表入りは果たせなかった。
2005年8月に旭化成陸上部を退部[10]、同年11月旭化成退社し現役引退。
2006年1月「Runnning Club Blooming」設立[2]（2009年5月「（株）ブルーミング」に名義変更）。主にランニング教室など開催する傍ら、一般市民ランナーとして湘南国際マラソン等に出場した。
2008年4月、大阪産業大学（人間環境学部スポーツ健康学科）入学[18]、2012年3月卒業。
2011年4月、大阪桐蔭高等学校駅伝部（現・陸上部）コーチ就任[19]（2013年5月退任）。
2013年5月、立命館大学男子陸上部・長距離パート部の中長距離コーチで活動中[20] 。
2014年4月、立命館大学・大学院（スポーツ健康科学研究科）入学[21]。
自己記録
- 1500m 3分46秒17 （神奈川国民体育大会・1998年10月27日）
- 5000m 13分34秒55 （ゴールデンゲームin延岡・1998年5月23日）
- 10000m 27分56秒05 （日本陸上競技選手権大会・1995年6月10日）
- 20km 1時間00分39秒 （大分合同ロードレース・2003年1月13日）
- ハーフマラソン 1時間02分08秒 （東京シティハーフマラソン・1996年1月19日）
- マラソン 2時間11分31秒 （別府大分毎日マラソン・1999年2月7日）
脚注
- ^ a b c SMILEACT メッセージ 高尾憲司さん SMILEACT
- ^ a b c ライツネットワークメンバー 高尾憲司 ライツ
- ^ CW-X. “「楽しく」「自分を知って」「健康で」。高尾流ランニング3要素です。 高尾憲司”. 2014年7月12日閲覧。
- ^ 全国高等学校駅伝競走大会. “第41回男子大会記録”. 2013年10月20日閲覧。
- ^ 全国高等学校駅伝競走大会. “第42回男子大会記録”. 2013年10月20日閲覧。
- ^ a b c 高尾さん 新たな挑戦 生涯「サラ・プロ」宣言 8年ぶりマラソン 健在アピール 京でクラブ 経験伝授も 京都新聞
- ^ phiten. “夢を叶える為に私が選んだ道 高尾憲司”. 2014年7月12日閲覧。
- ^ 立命館大学. “競技とスポーツビジネスの勝負は科学的根拠 高尾憲司”. 2014年7月12日閲覧。
- ^ aspota. “バンコクアジア大会金メダリスト。後進の指導に励みつつ、自身も成長を続けるトップランナー 高尾憲司”. 2014年7月12日閲覧。
- ^ a b c d e f Let's Run! ゲスト紹介 高尾憲司さん 元旭化成陸上競技部 KBS京都
- ^ WONDERLAND. “「学生」「代表」という2足のわらじで自分の可能性に突き進んでゆくこと 高尾憲司”. 2014年7月12日閲覧。
- ^ The-Sports.org. “Kenji TAKAO”. 2013年10月20日閲覧。
- ^ IAAF. “5th IAAF World Championships in Athletics > 10,000 Metres - men”. 2013年11月11日閲覧。
- ^ gbrathletics.com. “Athletics Result from 1993 to 2005”. 2013年11月12日閲覧。
- ^ 日本陸上競技連盟. “過去の優勝者・記録 男子10000m”. 2013年10月20日閲覧。
- ^ 朝日新聞. “第48回 別府大分毎日マラソン”. 2013年11月11日閲覧。
- ^ IAAF. “7th IAAF World Championships in Athletics > 10,000 Metres - men”. 2013年11月11日閲覧。
- ^ 大阪産業大学. “ランニングを通して人々と社会の健康づくりに貢献したい 人間環境学部スポーツ健康学科 高尾憲司さんに聞く”. 2013年11月12日閲覧。
- ^ 47news (2011年3月8日). “高尾憲司氏 4月から大阪桐蔭高駅伝部コーチに”. 2013年10月19日閲覧。
- ^ 立命館大学体育会 男子陸上競技部. “スタッフ”. 2014年7月12日閲覧。
- ^ 高尾憲司 (2014年4月3日). “大学院入学”. 2014年6月29日閲覧。