薫 (ミュージシャン)

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基本情報
生誕 (1974-02-17) 1974年2月17日(50歳)
出身地 日本の旗 日本兵庫県
ジャンル ロック
ヘヴィ・ロック
ニュー・メタル
職業 ミュージシャン
ギタリスト
コンポーザー
担当楽器 ギター
活動期間 La:Sadie's
(1996 - 1997)
DIR EN GREY
(1997 - )
レーベル Fire Wall Division
(DIR EN GREY)
(2000 - )
事務所 SunKrad
(1997 - )
共同作業者 DIR EN GREY
公式サイト DIR EN GREY Official site
著名使用楽器
ESP
HIDE

(かおる、2月17日 - )は、兵庫県出身の男性ミュージシャンDIR EN GREYギタリスト兼リーダー。血液型A型。

バイオグラフィー

略歴

  • 1997年、CHARMなどを渡り歩いた後、DIR EN GREYを結成。
  • 1999年、DIR EN GREY、メジャーデビュー。

概要

バンドに興味を持ったきっかけは、中学校時代の友人に借りた、DEAD ENDの「DEAD LINE」を聴いた時である。当時はボーカルにしか興味が無く、ギターを弾くきっかけになったのは、X JAPANのライブを観てHIDEに憧れを抱いたからである。

高校卒業後、両親に促され、簿記専門学校に入学した。しかし、始めからすぐに退学する気と後々両親に学費を返金する気でいたため、あえて授業料と入学料の安い学校を選んだ。

専門学校中退後は、2年ほどニートだった。後にバンド活動を始め、セシルやDie:Steria、CHARM、La:Sadie'sなどのバンドを渡り歩いた後、DIR EN GREYを結成、現在に至る。

音楽性

DIR EN GREYのメインコンポーザー。最近のDIR EN GREYの楽曲のほとんどは、彼が作曲している。

ヘヴィなバンドサウンドの中、クリーントーンを取り入れたアルペジオ・フレーズを弾くが、ディレイやディストーション・ペダル等を使用しサウンドに強力な歪みを生ませている。

近年では、アコースティックギター・パートのある曲が増えたため、使用しているエレキギターにピエゾピックアップを搭載し、アコギパートを演奏している。

ライブでの立ち位置は下手(しもて)。DIR EN GREY内では特に決めてはいないが、リズムギター担当である。しかし、曲によってはDieと逆になる場合もある。

ストラップを短くし手首で弾くようなシンプルな演奏スタイルである。これは、演奏中にヘッドバンギングをしやすくするためと思われる。

人物

  • ギターを始めるきっかけになったHIDEを尊敬している。DIR EN GREYのメジャー・デビュー・シングルを、X JAPANYOSHIKIがプロデュースした際、薫がギターを弾く姿を見て「HIDEに似てるね」と言い、涙したらしい。
  • ファンレターに返事を送ったこともあり、「サインは宝!」と言い切る[要出典]
  • ガンダムのファンであり、彼はシャア派である。
  • 初期のライブでは、演奏中に客席に乗り込んだり、アンプを蹴り倒すなど、パフォーマンスが激しさ極まりなかったが、そのせいか、倒れたアンプにギターが一度下敷きになってしまったことがある。また、観客のノリが悪かったため、自身のシグネチュア・モデル「GANESA」1号機を破壊した事がある(このギターはその後復活し、錆びた鉄板を纏ったようなモデルに変わった)。
  • 現在では雑誌やメディアの取材に対し、よく聴く音楽に様々なロック・ミュージックを挙げる薫だが、意外にも昔はWinkおニャン子クラブにハマっており、特にうしろ髪ひかれ隊を好んだという。その後洋楽に熱中し、次にDEAD END等の邦楽ロックバンドを好み、Xの「BLUE BLOOD」を聴いた時は、「今まで体験したことのないような感動」を覚えたという。そして当時の有り金を全て持って見に行った大阪でのXのLIVEが人生初のLIVEだった。
  • 親分肌気質で、後輩バンドからの相談にも熱心に乗る。
  • メンバーの中では一番メディアに顔を出していて、近年では単独でテレビや雑誌に出演する事も多い。
  • 両腕に刺青を入れている。
  • 2011年時点で、メンバー唯一の喫煙者。

使用機材

  • ESP HORIZON CUSTOM
シグネイチャー・モデル、"GANESA"誕生以前のメイン。ライブで破壊されたこともある。
  • ESP MA-300 CUSTOM
「Cage」で使用されていたギター。サスティナーが付いている。
  • ESP GANESA Ⅰ~Ⅸ
DIR EN GREY初の武道館ライブでお披露目になって以来、自身のシグネイチャー・モデルの代名詞というべき存在だった。
  • ESP VP-200
VPシリーズを使用するきっかけになったモデル。
  • ESP VP-CTM
  • ESP VP-SL7
「OBSCURE」、「LOTUS」、「DIFFERENT SENSE」で使用される7弦ギター。チューニングは7弦側からA、D、A、D、G、B、E(つまりレギュラーチューニング+6弦と7弦のみ1音下げ)という変則チューニング。
  • ESP D-KV-420
GANESAの後を継いだメインギター。2011年DSS以降7弦ギターがメインになっている為、活躍は少なくなっている(ほぼ見かけない)。ピックアップごとに2タイプあって、ピックアップをEMGセイモア・ダンカンを搭載しているものがある。チューニングは、基本的にドロップC#(半音下げ+6弦のみさらに1音下げ)。ドロップチューニング用に、6弦のみブリッジにチューブを使って弦のテンションを強めている。
激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」と「残」では、6弦からA#、G#、C#、F#、A#、D#の為、スケールを666ミリのスーパーロングスケールへ変更した物を使用している。
  • ESP THROBBER-STD 薫 CUSTOM
「蜷局」で使用されるギター(2ハム仕様をテレキャス系PUとブリッジに改造。プレイ時はフロントPUのみを使用)。
  • Gibson FLYING-V
  • PRS Custom 24
アームダウンを多用する「孤独に死す、故に孤独。」で使用されているギター。

などもレコーディングやステージで使用している。

アンプは、初期にはボグナーとカスタムオーディオ製で、現在はディーゼルを使用している。

また、キャビネットは主に初期~中期はマーシャル・VHTを使用していた。 海外に行くようになってからは、オレンジを使用している。 アンプ・キャビネット等は、頻繁に変わるが選考の基準となるのは「立ち上がりの早さ」である。

関連項目