立木写真館

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株式会社 立木写真館
Tatsuki Studios, Inc.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
770-0932
徳島県徳島市仲之町1丁目38
設立 1883年3月13日(創業)
1963年4月2日(法人)
業種 写真館写真撮影、写真修整業
法人番号 5480001001036 ウィキデータを編集
代表者 破産管財人 森晋介[1]
資本金 1,000万
従業員数 16人[2]
外部リンク 立木写真館
特記事項:2021年9月15日付で法人格消滅
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立木写真館(たつきしゃしんかん)は、徳島県徳島市にあった写真館立木義浩の実家でもあった。

沿革

徳島市で最初の写真館であった。

戦前は地域の文化サロン的な側面も持っており、板東俘虜収容所のドイツ人捕虜が音楽の演奏会や楽器の演奏指導を行ったこともある。

近年[いつ?]は義浩の兄・利治が経営にあたっていたが、還暦を前に死亡したためその妻・恵美子が引き継いだ。

2020年3月16日徳島地方裁判所自己破産を申請し、破産手続き開始の決定を受けた。負債総額は約4億7000万円。少子高齢化デジタルカメラの普及などの影響で市場が縮小し、業績が悪化していたほか、県外の大手スタジオの進出、スマートフォンのカメラの高性能化で需要が減少したこと、バブル経済末期に建てた地上7階建ての社屋への投資も重荷となったとしている[1][2][3]

立木写真館は2021年9月15日に法人格が消滅した[4]

なっちゃんの写真館

1980年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説なっちゃんの写真館』は、立木香都子(利治・義浩ら兄弟の母)の半生をモデルに描かれた。ドラマの中では「西城写真館」や「西城夏子」など、架空の名前が用いられた。なお星野知子萬田久子役所広司は、この作品でデビューを果たした。

婚礼写真の前写し

婚礼写真を前もって撮影するという方法を日本で初めて行ったのは、利治・恵美子夫妻であるという。

関連書籍

注釈

  1. ^ a b TSR速報 (株)立木写真館東京商工リサーチ 2020年3月18日
  2. ^ a b 連続テレビ小説「なっちゃんの写真館」のモデルとなった立木写真館(徳島)が破産手続き開始Yahoo!ニュース(帝国データバンク) 2020年3月18日
  3. ^ “連ドラ「なっちゃんの写真館」モデルの写真館が破産”. 日刊スポーツ(共同通信社配信記事). (2020年3月17日). https://www.nikkansports.com/general/news/202003170001115.html 2020年3月17日閲覧。 
  4. ^ 株式会社立木写真館国税庁法人番号公表サイト

関連項目

外部リンク