秋川リサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Anakabot (会話 | 投稿記録) による 2022年10月28日 (金) 10:35個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (セクションリンク修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

秋川 リサ(あきかわ リサ、)は、日本ビーズ作家女優、モデル、タレント。株式会社グリーンメディア所属。身長169cm。血液型はB型[1]。1男、1女あり。元女優の伊藤麻里也は娘[1]

来歴

東京都渋谷区笹塚出身。父親がドイツ系アメリカ人アメリカ軍の軍人)で母親が日本人。母子家庭で育つ。文化学院高等部英語科卒業[1]

1967年、15歳でテイジンのモデルとしてデビュー[2]。16歳でファッション月刊誌「服装」の専属モデルを2年間務めた。

17歳で資生堂専属モデルを4年間務める。高校時代、資生堂 夏のキャンペーン タヒチロケの撮影のために1か月間学校を休んだため、帰国した秋川は学校からの厳しいペナルティを覚悟したが、特例で学校に残れるように配慮を受けた。しかし資生堂と繊維会社との専属契約をすませていた彼女は、アルバイトOKの高校に転入することに[3]。高校卒業時に、篠山紀信が撮影を担当したヌード写真を残す。

1970年『anan』のレギュラーモデルとして活躍し、その名前が広く知られる。また、初代テイジン水着キャンペーンガールに選ばれ、1973年まで 三年間 務める。1972年、三宅一生 ニューヨークコレクションに参加。また、高田賢三パリコレクションにも参加。また、劇団東京キッドブラザーズ「猿のカーニバル」で舞台初主演。その後、オンシアター自由劇場で「遥かなる鼓笛」(串田和美 作・演出)出演より4年間で5本の作品に出演。 21歳で立木三朗氏と結婚。4年後離婚。立木リサ名義で4年間、日本テレビ「11pm」の司会を愛川欽也と務める。

1980年代には『プロハンター』[4]などのドラマ、『探偵物語』などの映画に出演した[5]実は女優としても、とても演技力がある女優だが、本人が女優業への執着心があまりなく、出演数は少ない[要出典]。舞台出演も多い。

1984年、一般男性と結婚。1986年に男子、1987年に女子(麻里也)を出産。その後離婚。

人物

  • 2001年からビーズアートの教室を開き、本などを出版している。
  • 認知症の母を自宅で介護していたが、母の部屋で数冊の大学ノートを見つける。そこには「娘なんて産まなきゃよかった」などの言葉があった。秋川にとっては幼い頃から言われ続けてきた言葉であったが、文章として見ると愕然とした。その後母の徘徊頻度は上がり、秋川はやむをえず母を特別養護老人ホームに入居させる。この経験を秋川は「母の日記」という本にまとめた[6][7]
  • 父親は当時、日本に駐留していたアメリカ軍の技術者で、秋川が生まれる前に日本を去っていたため、両親は正式に結婚していなかった。幼少期はハーフに対する差別がきびしくいじめを受けた。それでも祖母が「親は正式に結婚してないのだから、しかたないわね」との発言を聞き、くじけずに生きることを決心。モデルという仕事にたどり着いたのも「人と違う風貌を武器にして、人と違う個性を生かしなさい」「自立した女性になりなさい」という祖母のアドバイスによる[3]
  • 2017年9月の取材では、それより10年以上前の時点から「ごはん会」という行事を開催している。「子どもと母がいなくなって、部屋が4つも空いちゃったのよ。当時はバーやレストランに集まってワイワイガヤガヤやっていたんだけど、家をきれいに維持するためにも、人を呼んだほうがいいかなって。それに自分の“生存確認”をみんなにしてもらおうと思ったの。“みんな”というのは近所の人やバーで知り合った若者たち。異文化交流も兼ねて、月に数回は家に集まって食事会をしています」とごはん会について雑誌のインタビューで詳しく語っている[3]

出演

バラエティ

ほか多数

テレビドラマ

映画

  • オン・ザ・ロード(1982年4月17日、ジョイパックフィルム・ムービー・ブラザーズ / 松竹)
  • ウィークエンド・シャッフル(1982年10月23日、らんだむはうす・幻児プロダクション・JOYPACK FILEM / ジョイパックフィルム) - 三宅とも子 役
  • 探偵物語(1983年7月16日、角川春樹事務所 / 東映) - 直木幸子(クラブのママ) 役(ステージで「そうよマンボ」を歌った)
  • 逃がれの街(1983年10月15日、日本テレビ・田中プロモーション / 東宝) - 三沢夫人 役
  • さびしんぼう(1985年4月13日、 / 東宝) - 大村先生 役
  • 早春物語(1985年9月14日、角川春樹事務所 / 東宝) - 石原貴子 役
  • 嵐の季節 THE YOUNG BLOOD TYPHOON(1995年5月13日、INDEX GUN OFFICE)
  • 洗礼(1996年2月24日、ビデオチャチャンプ・バップ・東北新社 / アルゴ・ピクチャーズ
  • 他ほか

舞台

1973〜1978 串田和美主催 自由劇場にて 「遙かなる鼓笛」より 五年間 「もっと泣いてよフラッパー」まで 公演参加

  • ミツコ〜ウィーンの伯爵夫人〜(松竹)
  • マクベス(松竹)
  • イノゼーズオフ(松竹)
  • にんじん(松竹)
  • 華麗なる男爵夫人(松竹)
  • グッバイチャーリー(東宝)
  • 大草原の小さな家(バンダイ)
  • ブルーエンジェル(ホリプロ、脚本:Pam Gems/演出:加藤直)
  • 洪水の前(1982年、いずみたくフォーリーズ、脚本:矢代静一/演出:藤田敏夫/音楽:いずみたく) - 主演:まり 役
  • キネマの天地(1987年4月、松竹、大阪公演)
  • ラ・カージュ・フォール(1985年2月、東宝、帝国劇場)
  • 逢魔が変暦(1988年10月、松竹、新橋演舞場)
  • いかれた主婦(1990年、ハウス食品)
  • もっと泣いてよフラッパー(1993年、Bunkamura/1994年、Bunkamuraシアターコクーン)
  • 源氏物語(1993年11月、作:紫式部/脚本・演出:村井秀安)
  • 大阪から来た女(2001年11月、松竹、作・演出:斉藤雅文/演出:藤山直美、大阪松竹座/新橋演舞場)
  • 椿姫(2004年4月、松竹、大阪松竹公演)
  • アニー
  • リタの教育
  • 他 多数

著書

  • 私のラマーズ法出産と育児ノート(1987年12月、講談社
  • 秋川リサの子育てはいつだって現在進行形(1989年9月、鎌倉書房)
  • 娘・麻里也とともにアトピーと闘って(1995年3月、ティ・アイ・エス)
  • 秋川リサのビーズワーク(2002年5月、日本ヴォーグ社)
  • 母の日記(2014年7月、NOVA出版)
  • センス良く生きようよ
  • 他 ほか

レコード

  • 私のレコード(1973年)
作詞:秋川リサ / 作曲:高橋信之 / 編曲:高橋信之 / プロデュース:加藤和彦
(c/w 私のレコードB面用)
作詞:安井かずみ / 作曲:加藤和彦 / 編曲:瀬尾一三 / プロデュース:田辺昭知・金井浩
(c/w 20才のころ) - 作曲:かまやつひろし

  角川映画 探偵物語 挿入歌 「マンボ」

テレビCM

脚注

  1. ^ a b c 『テレビ・タレント人名事典(第6版)』日外アソシエーツ、2004年6月、18頁。ISBN 978-4-8169-1852-0 
  2. ^ 秋川リサのプロフィール/写真/画像”. goo ニュース. 2020年8月24日閲覧。
  3. ^ a b c 週刊女性2017年9月26日号
  4. ^ http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-18588
  5. ^ https://moviewalker.jp/person/83624/
  6. ^ 「娘なんて産まなければ」母の日記に衝撃 秋川リサさん 朝日新聞 2016年5月10日
  7. ^ 秋川リサ、壮絶介護を綴る…87歳認知症の母との日々 サンケイスポーツ 2014年7月16日
  8. ^ 萩原健一主演、高橋恵子共演

外部リンク