福田パン
本店 | |
種類 | 有限会社 |
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本社所在地 |
日本 〒020-0062 岩手県盛岡市長田町12-11 北緯39度42分29.4秒 東経141度8分31.6秒 / 北緯39.708167度 東経141.142111度座標: 北緯39度42分29.4秒 東経141度8分31.6秒 / 北緯39.708167度 東経141.142111度 |
設立 | 1948年 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 7400002002765 |
事業内容 | パン製造・販売 |
代表者 | 代表取締役 福田 潔 |
有限会社福田パン(ふくだパン)は、岩手県盛岡市に本社を置く製パン業者。直営店舗での販売のほか、岩手県内の主要スーパーマーケット、高校・大学の購買部にも納品している。
人口127万人の岩手県内において1日あたり約1万個のパンを製造・販売しており、盛岡市民の多くが当店の商品を食べて育ってきたことから「盛岡市民のソウルフード」[1][2][3]「盛岡の市民食」[4]と呼ばれる。
歴史
1948年創業。当時は砂糖などが不要のフランスパンを作っていたが、その後食パンを経て[5]、1950年代より地元・岩手大学の売店でパンを販売することになった際「安い値段で学生を満腹にさせたい」と独自のコッペパンを開発した。
2008年8月29日放送『一攫千金!日本ルー列島』、2014年6月29日放送『シルシルミシルサンデー』、2016年2月18日放送『秘密のケンミンSHOW』などのテレビ番組などで取り上げられたのをきっかけに岩手県外でも人気が出ており、観光客が土産品として買っていくことも多い[2]。当店で修業したのちに東京・福岡でそれぞれパン屋を開業した店主もいる[1]。
販売商品
主力商品は「ソフトフランスパン」と呼ぶコッペパンに、クリームペーストや惣菜など、様々な具材を挟んだものである。店頭では、50種類以上用意されている具材の中から客が自由に選ぶことができ[5]、注文を受けた店員がその場でパンにクリームや具材を挟んで提供する対面販売の形式をとっている[2][4]。2種類のクリームや具材を挟むことも可能である[6]ため、組み合わせは数百通りに上る[4]うえ、組み合わせで別の食べ物の味を再現することもできる。[要出典]
パン自体が大きめで、具材もたっぷりと挟まれる[3]ことから、定番商品の「あんバター」では1,000 kcalに達するのではと言われることがある[5]が、実際には同商品の熱量は約570 kcalである[5]。
一般の小売店で袋詰めにて販売されている菓子パンの種類は以下の通り。
- ピーナッツ
- ピーナッツバター
- ジャム
- ジャムバター
- バナナ
- ブルーベリークリーム
- ミルク
- コーヒー
- クリーム
- まろやかチョコレート
- あんバター
- まっ茶あん
- チーズクリーム
- 粒入りピーナッツ
- クッキー&バニラ
- クッキー&ストロベリー
- 粒ごまクリーム
- 黒豆きなこ
- イチゴミルク
- 富良野メロンクリーム
- 三種のベリークリーム
店頭、注文のみロールパンや食パンが売られている。下記の直営店では、スーパーなどでは販売されていない商品を取り扱っている。
調理パン
- オリジナル野菜サンド
- ハムサンド
- コンビーフ
- ツナ
- てりやきチキン
- やきそば
- ハンバーグ
- スパゲッティナポリタン
- メンチカツ
- とんかつ
- チキンミート
- タマゴ
- ポテトサラダ
- キーマカレー
- ごぼうサラダ
- れんこんしめじ
- カレー
- 白身魚フライ
- エビカツ
- バジルチキン(みたけ店・矢巾店)
- エッグハムカツ
- 油淋鶏(ユーリンチー)
その他
福田パン監修の「あんバターサンドクッキー」、「福田パンものがたり」がそれぞれ2018年と2019年に発売された。
直営店舗
営業時間内でも、パンが売り切れ次第閉店となる。
- 本店(〒020-0062 岩手県盛岡市長田町12-11)
- 矢巾店(〒028-3621 岩手県紫波郡矢巾町広宮沢第11地割502-1)
- 工場が併設されている。
- 盛岡みたけ店(〒020-0122 岩手県盛岡市みたけ2-9)
- アクロスプラザ盛岡みたけ(JT盛岡工場跡地)Aブロック(北西エリア)内の最北西。旧厨川店があった場所の約400メートル北側に位置する。2018年11月15日営業開始。水曜日定休。
- 中ノ橋店(〒020-0871 岩手県盛岡市中ノ橋通1丁目9 新盛岡バスセンター東館1階)
- 新盛岡バスセンターの開業に合わせ、2022年10月4日に開店[11]。火曜定休。
過去の直営店舗
- 厨川店(〒020-0124 岩手県盛岡市厨川4丁目5-1)
実演販売
盛岡近郊のスーパーマーケットでは、販売員が出向いて、直営店舗と同様の方法で実演販売を行っている。用意されたクリームをコッペパンに挟み、店舗販売と同様に半透明のビニール袋にひとつずつ詰めて陳列する。その際、定番のクリームを2種類ずつ挟んだものを中心に販売している(令和2年3月末より実演販売休止しており再開時期は未定)。
脚注
- ^ a b みちのく週末【勝手に東北世界遺産】第169「福田パン」 朝日新聞、2015年11月28日。
- ^ a b c 福田パン人気、県外にも 盛岡本店に観光客急増 岩手日報、2015年11月1日。
- ^ a b c 盛岡のソウルフード、コッペパンの名店〈福田パン〉へ | 行くぜ、東北。 casabrutus.com、2015年10月5日。
- ^ a b c d 盛岡の市民食「福田パン」本店が移転リニューアル-イートインも充実 盛岡経済新聞、2007年11月7日。
- ^ a b c d e 盛岡発のふんわかもっちり「福田パン」の魅力。昭和を感じる懐かしいおいしさ ぐるたび、2015年12月22日。
- ^ 行くぜ、東北。×All About All About、2015年12月26日閲覧。
- ^ 名物「あんバター」消えた 盛岡の福田パン[リンク切れ]
- ^ 復活「あんバター」 盛岡・福田パン[リンク切れ]
- ^ “岩手)「福田パンものがたり」創業者と宮沢賢治の出会い”. 朝日新聞. (2019年10月31日) 2020年12月13日閲覧。
- ^ 木村衣有子「福田パン:コッペパンの王道」『コッペパンの本』産業編集センター、2016年、8-23頁。ISBN 9784863111387。
- ^ “新しい盛岡バスセンター開業 地域交通と交流の拠点へ期待集まる”. 盛岡経済新聞. (2022年10月4日) 2022年10月4日閲覧。
- ^ 盛岡「福田パン」厨川に新店舖-盛岡北側に3店舗目 盛岡経済新聞、2013年7月31日。
- ^ “福田パン厨川店、臨時休業 「混雑で近隣に迷惑」”. 岩手日報. (2016年3月10日) 2016年4月3日閲覧。
参考文献
- 福田パンものがたり発刊委員会「福田パンものがたり」謙徳BP営業部盛岡出版コミュニティー、2019年10月7日。ISBN 9784904870464。
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