甲信エクスプレス

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甲信エクスプレス
運行者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
列車種別 特急列車
運行区間 塩山駅 - 長野駅
経由線区 中央本線篠ノ井線信越本線
使用車両 189系電車
豊田車両センター
運行開始 2015年7月25日
備考 臨時列車扱い
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甲信エクスプレス(こうしんエクスプレス)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が主に塩山駅 - 長野駅間を中央本線篠ノ井線信越本線経由で運行している臨時特急列車である。

概要

山梨諏訪エリアから長野経由で北陸新幹線へ接続し、北陸方面へのアクセスを便利にする目的で運転を開始した臨時特急列車である。

長野方面へ向かう定期特急列車は「スーパーあずさ」・「あずさ」があるが、新宿駅基点であることから下り始発は甲府駅8時台、上り最終は甲府駅着21時となっている。この列車の設定当初は下り甲府駅発が7時台と始発「あずさ」より約1時間早く、上りも甲府駅着が最終「あずさ」より遅く設定されていた。また、甲府駅から長野駅へ向かう定期直通特急列車は1997年(平成9年)9月30日を最後に途絶えており[注 1]、現在は松本駅で「あずさ」と「しなの」で乗り換える必要があるが、臨時ながらもこの列車の設定により乗り換えなしで行くことができるようになった。

運行概要

長野駅で北陸新幹線「かがやき」「はくたか」と接続している。なお、塩山行き列車は行先表示器に「甲府・塩山」と表示している。使用車両は「グレードアップあずさ色」の189系6両編成が使われる。

停車駅

塩山駅 - 山梨市駅 - 石和温泉駅 - 甲府駅 - 韮崎駅 - 小淵沢駅 - 茅野駅 - 上諏訪駅 - 下諏訪駅 - 岡谷駅 - 塩尻駅 - 松本駅 - 篠ノ井駅 - 長野駅

沿革

  • 2015年(平成27年)5月22日:JR東日本八王子支社は夏の期間に塩山駅から長野駅を往復する臨時特急列車の運転を発表[1]
  • 2015年(平成27年)7月25日:運転開始。9月までに8日間運行。全車普通車指定席で、所要時間は下り塩山から長野間が3時間25分(甲府から長野間3時間)、上りは長野から塩山間3時間35分(長野から甲府間3時間13分)。竜王駅にも停車していた。
  • 2015年(平成27年)8月21日:10月および11月も土休日のうち10日間運行されることが発表[2]。所要時間は変わらず。
  • 2016年(平成28年)1月22日:春の臨時列車で3月から6月の間の7日間で運行されることが発表。ダイヤの見直しにより所要時間の短縮(下り46分、上り25分)が行なわれるほか、自由席の設定もされる。但し下りは始発「あずさ」の後となり、上りも最終「あずさ」の前に運転される[3]

脚注

注釈

  1. ^ 但し、2007年(平成19年)に期間限定で甲府から長野間を結ぶ臨時特急列車「風林火山号」が運行されている。

出典