猿島
猿島 | |
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所在地 | 日本(神奈川県) |
所在海域 | 東京湾 |
座標 | 北緯35度17分10秒 東経139度41分39秒 / 北緯35.28611度 東経139.69417度座標: 北緯35度17分10秒 東経139度41分39秒 / 北緯35.28611度 東経139.69417度 |
面積 | 0.055 km² |
海岸線長 | 約1.6 km |
最高標高 | 39.3 m |
プロジェクト 地形 |
猿島公園 | |
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要塞跡 | |
分類 | 都市公園(歴史公園) |
所在地 |
神奈川県横須賀市猿島 |
面積 | 5.1ha |
運営者 | 横須賀市 |
猿島(さるしま)は、東京湾に浮かぶ無人島であり、湾内最大の自然島である。住所は、神奈川県横須賀市猿島。島内の大半を猿島公園として、横須賀市が整備している。
地勢
概要
京急本線横須賀中央駅から徒歩と船で約30分という立地ながら、海水浴、バーベキュー、釣り、散策などのレジャーに適する無人の自然島。島内からは縄文時代の土器や弥生時代の土器・人骨が出土し、また日蓮にまつわる伝説が残るなど[1]、古くから人々に親しまれた島である。
幕末から第二次世界大戦前にかけては、東京湾の首都防衛拠点となる。幕末の1847年(弘化4年)に江戸幕府により国内初の台場が築造され[1]、明治時代に入ると陸軍省・海軍省の所管となり、東京湾要塞の猿島砲台が築造された。実際に本施設が実戦に用いられたことはないが、島内の岩壁を掘って煉瓦で覆われた要塞跡は現在も残り、日本では数少ないフランドル積みが見られる。国の史跡に指定されている。
第二次世界大戦後は1961年(昭和36年)までの間は連合国の1国であるアメリカ軍に接収される。その間にも1947年(昭和22年)に渡船の運航が開始、1957年(昭和32年)には海水浴場が開かれる。その後1993年(平成5年)に海水浴場は閉鎖、航路も廃止され立ち入り禁止とされる。
1995年(平成7年)、横須賀市が大蔵省から管理委託を受けて散策路等を整備し、航路も再開、翌1996年(平成8年)には海水浴場も再開された。2003年(平成15年)、横須賀市が国から猿島の無償譲与を受け、「猿島公園」として整備した。
映画『天空の城ラピュタ』を連想させるとして人気を集めており、『仮面ライダー』の撮影ではショッカーの基地があるとされたことでも知られている。2013年度の入島者は約11万人と2003年度の1.7倍に増えており、横須賀市では2015年4月から入園料を徴収して島の整備を行う予定である[2][3]。
交通
- 三笠桟橋(三笠公園内)より船で10分。船は、3月〜11月は毎日運航、12月〜2月は土日祝日のみ運航。
- 防衛大学校の短艇委員会(いわゆる大学のサークルであるが、学校長直属であるため、規則により「委員会」となっている)が、トレーニングのために走水練習場から短艇で漕ぎ着けてくることがある。
脚注
- ^ a b 川上朝栄「戦跡残る無人島 神奈川・横須賀の猿島」『産経新聞』 2013年8月9日付け、東京本社発行13版首都圏、22面。
- ^ ラピュタみたいと人気、東京湾「猿島」に入島料 : 社会 読売新聞(YOMIURI ONLINE)、2014年9月21日
- ^ 横須賀沖の猿島が聖地化!ジブリの「ラピュタのよう」 スポニチ Sponichi Annex、2014年9月23日
外部リンク
- 猿島公園 横須賀市
- 猿島 横須賀市観光情報サイト「ここはヨコスカ」
- 猿島公園専門ガイド協会
- 猿島周辺の地図 - 地理院地図(国土地理院)
- 横須賀の空中写真(1997年撮影) - 地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)