桂三若

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桂 三若(かつら さんじゃく)は、上方落語。過去に「三若」を名乗った落語家が存在する。


かつら さんじゃく
桂(かつら) 三(さん)若(じゃく)
結三柏は、桂文枝一門の定紋である。
本名 畑山はたやま 昌利まさとし
生年月日 (1970-03-05) 1970年3月5日(54歳)
出生地 日本の旗 日本兵庫県神戸市
師匠 六代桂文枝
活動期間 1994年 -
活動内容 上方落語
所属 吉本興業
公式サイト 桂三若 オフィシャルサイト
受賞歴

備考
上方落語協会会員

桂 三若(かつら さんじゃく、1970年3月5日 - )は6代桂文枝一門に属する落語家である。兵庫県神戸市出身[1]上方落語協会会員。本名∶畑山はたやま 昌利まさとし芸能事務所吉本興業に所属している。

1994年に桂三枝(後の6代目文枝)に入門し、1997年より「三若」を名乗る。2001年にNHK新人演芸大賞・落語部門大賞、2005年には「大阪文化祭賞」奨励賞を受賞した。

また吉本興業による「あなたの街に住みますプロジェクト」の一環として2011年より2014年まで秋田県で生活し、2012年にはプロジェクトに参加する芸人を表彰する「日本元気大賞」の第1回大賞を受賞した。秋田県より委嘱を受け「秋田お笑い大使」としても活動している。

来歴・人物

神戸学院大学法学部卒業後、1994年に桂三枝(後の6代目文枝)に入門。同年5月、「池田一門会」にて初舞台を踏む。修業期間を経て1997年より「三若」を名乗る[1]。2001年には「なにわ芸術祭」新人賞、NHK新人演芸大賞・落語部門大賞を受賞。2002年の第1回R-1ぐらんぷりでは決勝に進出する[2]。 2005年には「大阪文化祭賞」奨励賞を受賞した。また落語の他、司会業やテレビのバラエティー番組出演などの活動があった[1]

2007年4月からおよそ1年間、仕事をすべて取りやめ、「桂三若落語武者修行ツアー」を開始。バイクで日本を一周しながら落語を披露する旅を行う[1]

2008年8月には桂ざこばの次女でタレントの関口まいと結婚[3]

2009年2月1日には、師匠の三枝が司会を務めるテレビ番組『新婚さんいらっしゃい!』に出演した。2010年には長男が誕生したが、翌2011年3月に離婚した[4]

2011年5月より、吉本興業が企画した「あなたの街に住みますプロジェクト」における「地元に住みます芸人」として、秋田県での生活を始め[4]、同年7月には秋田県から「秋田お笑い大使」の委嘱を受ける[5][6]。活動拠点として秋田市内に「SJK劇場」を開き、同劇場や県内で落語の公演を開く[1]。また秋田県内での行事・祭典に参加すると共に県内のテレビ・ラジオ番組にも出演、地元紙の秋田魁新報にも連載を持つ[1]。さらに、住みます芸人全員が毎日22時から行うUstreamでの動画配信においては視聴数1位を獲得した[1][7]。これらの活動が評価され、2012年、住みます芸人の優秀者を表彰する「日本元気大賞」の第1回大賞とリーダーシップ部門賞を受賞した[7]

2014年2月に記者会見を行い「住みます芸人」からの「卒業」を宣言[8][9]、4月1日より活動拠点を東京に移したが、秋田お笑い大使としての活動は継続している。2016年より弟弟子の桂三河が秋田県の「住みます芸人」に就任した際は、師匠の文枝と共に記者会見に出席した[10]

出演番組

レギュラー番組(実績)

出演番組

CM

映画

  • 『新橋探偵物語』

YouTube

関連書籍

連載

  • 『秋田さきがけ新報』

参考資料

出典

  1. ^ a b c d e f g 郷インタビュー 桂三若さん”. アド・ネットさきがけ. サキガケ・アド・ブレーン (2012年6月). 2016年8月10日閲覧。
  2. ^ R-1ぐらんぷり、落語家が10年ぶり決勝進出! 桂三度と三遊亭こうもり”. 映画.com. カカクコム (2013年1月31日). 2016年8月10日閲覧。
  3. ^ “ざこば次女・関口まいが“感動的”披露宴”. スポーツニッポン. (2008年12月12日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/special/archive/2008archive/KFullNormal20081212128.html 2016年8月10日閲覧。 [リンク切れ]
  4. ^ a b 桂ざこば娘&桂三枝弟子 離婚していた!” (2011年9月15日). 2012年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月10日閲覧。
  5. ^ 桂三若が「秋田お笑い大使」に任命される!”. よしもと住みます芸人47web. 吉本興業 (2011年7月25日). 2016年8月10日閲覧。
  6. ^ 師匠・三枝も応援、桂三若が秋田お笑い大使に就任”. ナタリー (ニュースサイト). ナターシャ (2011年7月27日). 2016年8月10日閲覧。
  7. ^ a b 全国住みます芸人による「日本元気大賞2012」授賞式”. ナタリー (ニュースサイト). ナターシャ (2012年3月22日). 2016年8月10日閲覧。
  8. ^ 桂三若さん拠点を東京へ”. 美の国あきたネット. 秋田県 (2014年2月25日). 2016年8月10日閲覧。
  9. ^ 平成26年2月21日「桂三若さん拠点を東京へ」 - YouTube - 秋田県・WebTVあきた
  10. ^ 桂三河 三代目秋田県住みます芸人お披露目会見を開催”. よしもと住みます芸人47web. 吉本興業 (2016年8月8日). 2016年8月9日閲覧。

外部リンク