柔らかい肌
柔らかい肌 | |
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La Peau douce | |
監督 | フランソワ・トリュフォー |
脚本 |
フランソワ・トリュフォー ジャン=ルイ・リシャール |
出演者 |
ジャン・ドサイ フランソワーズ・ドルレアック ネリー・ベネデッティ |
音楽 | ジョルジュ・ドルリュー |
撮影 | ラウール・クタール |
編集 | クローディーヌ・ブーシェ |
製作会社 |
フィルム・デュ・カロス SEDIF SIMAR |
配給 |
アトス・フィルムズ 日本ヘラルド |
公開 |
1964年4月20日 1965年5月11日 |
上映時間 |
113分 119分(フランス版ディレクターズ・カット) 110分(ポルトガル短縮版) |
製作国 | フランス |
言語 |
フランス語 ポルトガル語(一部) 英語(一部) |
『柔らかい肌』(やわらかいはだ、原題: La Peau douce)は、フランソワ・トリュフォーの監督による、1964年のフランスの長編映画である。ストーリーは新聞の三面記事に載った実際の事件に基づいている。撮影はオールロケーションでセットは使っていない。不倫と三角関係が主題だが、ヒッチコックを思わせるスリリングなサスペンス調で描かれている。トリュフォー監督は『突然炎のごとく』の正反対の映画になるように意識してつくったようだ。そのためか、[要出典]最初にカンヌ国際映画祭に出品したときは、良い評価を得られなかった[1]。
ストーリー
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
バルザックの評論も書いている著名な評論家ピエール・ラシュネーは、リスボンへの講演旅行の途中で、美しいスチュワーデスのニコル・ショメットと出会う。リスボンのホテルで彼女を口説いたのが悲劇の始まりだった。その日から、ピエールのスリリングな二重生活が始まる。
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キャスト
- ピエール・ラシュネー - ジャン・ドサイ
- ニコル・ショメット - フランソワーズ・ドルレアック
- フランカ・ラシュネー - ネリー・ベネデッティ
- クレマン - ダニエル・セカルディ
- ミシェル - ジャン・ラニエ
- オディル - ポール・エマニュエル
- サビーヌ - サビーヌ・オードパン
- イングリッド - ローランス・バディ
- フランク - ジェラール・ポワロ
解説
- 「ラシュネー」はトリュフォーの親友のロベール・ラシュネーから。トリュフォーは自分のペンネームにもその姓を使ったことがある。
- ランスの映画館で上映されたアンドレ・ジッドの映画は、ジッドの甥であるマルク・アレグレ監督のドキュメンタリー『コンゴ紀行』。また、この映画館に貼られているのはマルセル・オフュルス監督の『バナナの皮』とジャン・コクトー監督の『オルフェの遺言』のポスター。
- 予算節約のため、講演会の客席のカットは『二十歳の恋』での音楽会の客席のカットを流用した。そのため、客席にはジャン=ピエール・レオの姿が見える。ちなみに、このとき彼は助監督として撮影現場で働いていた。
- ニコルがリスボンのホテルで泊まる部屋の番号は813。この数字はモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンものの一冊『813』に因んだもので、以後のトリュフォー映画にも頻出する。
- ピエールとニコルが泊まる宿の名前「ラ・コリニエール」はジャン・ルノワール監督の『ゲームの規則』の舞台となる館の名前と同じ。
- フランカにナンパして罵られる男は、共同シナリオライターのジャン=ルイ・リシャール。
参考文献
- ^ Hobermann, J. (2011年3月9日). “Truffaut's Unjustly Neglected The Soft Skin Ripe for Reappraisal”. The Village Voice 2012年5月29日閲覧。