情熱の花

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情熱の花」(じょうねつのはな)は、1959年ザ・ピーナッツの歌唱で日本で発表された国外楽曲カヴァーの楽曲である。

この曲はベートーヴェンの「エリーゼのために」のメロディをアレンジの上で使用している。

概要

元来はヨーロッパの歌手であったカテリーナ・ヴァレンテ英語版が「Tout L'Amour (PASSION FLOWER)[1]の題名で歌唱していたものであったが、1959年にザ・ピーナッツがカヴァーの上で日本語に訳詞されたものを発表した。

歌詞は「ララララー…小さな胸に」より始まるものと、「ララララーラー…私の胸に」で始まるものとの合計2種類が存在している。どちらも発表された1959年に作成されたものである。レコードに収録されたものは前者の歌詞のものが多かったが、同年に発表された同名の映画や『第10回NHK紅白歌合戦』では後者の歌詞で歌われた[2]。なお、日本語訳の歌詞を2種類作成した意図等については現在に至るまで明らかにされていない。

1967年に曲調を変更して再録音されたものも発表された[3]。前者/後者の歌詞によって歌われた楽曲共に、現在でも全曲集に収録されることが多い。なお、全曲集は後者の歌詞で収録されている事例が多い[4]

なお、ヴァージョンは複数あることがCDの解説書や各文献により確認されている。

W辻希美加護亜依によるユニット)が、2004年に発売したアルバム『デュオU&U』でカヴァーした。

備考

  • 1959年発売のレコードに収録されたB面は「米山さんから」であった。

作成者

  • 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
  • 英語版原作詞・改作曲:Bunny Botkin, Gilbert Garfield, Pat Murtagh
  • 日本語版作詞:音羽たかし水島哲
  • 編曲:宮川泰

脚注

  1. ^ 日本で発売されたものはフランス語で歌唱されたものである。
  2. ^ 1967年の再録音以降は基本的に後者の歌詞で歌唱している。
  3. ^ この際、間奏での「トゥ・トゥ・ワー」との歌の部分が省略された。
  4. ^ CD-BOX版や50周年版等の一部例外を除く(いずれもオリジナル版を収録)。

参考文献・出典

関連項目

先代
初出場
ザ・ピーナッツ
NHK紅白歌合戦歌唱楽曲
1959年・第10回
次代
悲しき16才