悲しみはぶっとばせ
「悲しみはぶっとばせ」 | |||||||
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ビートルズの楽曲 | |||||||
収録アルバム | 『4人はアイドル』 | ||||||
リリース | 1965年8月6日 | ||||||
録音 | アビー・ロード・スタジオ 1965年2月18日 | ||||||
ジャンル | ロック | ||||||
時間 | 2分8秒 (stereo version) 2分11秒 (monaural version) 2分44秒 ("The Beatles Anthology 2" version) | ||||||
レーベル | パーロフォン | ||||||
作詞者 | レノン=マッカートニー | ||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | ||||||
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「悲しみはぶっとばせ 」 ("You've Got To Hide Your Love Away")はイギリスのロック・バンド、ビートルズの楽曲である。
解説
本作は1965年8月6日に発売された5枚目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『4人はアイドル』のA面3曲目に収録された。レノン=マッカートニーの作。実質的にはジョン・レノンの作品とされる。ボブ・ディランの影響を受けた曲のひとつでもある。リード・ヴォーカルはジョン。1980年、ジョン・レノンは「これはぼくの-ディラン時代-の曲。ぼくはカメレオンだから、その時に流行っているものにならなんでも染まってしまう。エルビスにできることなら、ぼくにだってできる、エヴァリー・ブラザーズにできれば、ぼくとポールにもできる。ディランだって同じ事さ。」と語っている[1]。
1965年公開の映画『ヘルプ!4人はアイドル』では、ジョンがアコースティック・ギターを抱えながら歌うシーンにこの曲が使われているが、この曲で使用していたギターはドイツ製のフラマス・フーテナニー12弦ギターで、ジョンはビートルズの中で唯一このギターを所有していた。ジョンの使用モデルは弦の一部が切れていたものだが、ジョンが気に入らない音だったため、意図的に切ったというのが真相である。
曲のエンディングに奏されるフルートは外部のミュージシャン、ジョニー・スコットによるものである。ビートルズが外部のミュージシャンを入れて行ったレコーディングは、1962年9月11日にセッション・ドラマーのアンディ・ホワイトを雇った「ラヴ・ミー・ドゥ」、「P.S.アイ・ラヴ・ユー」、「プリーズ・プリーズ・ミー」の3曲以来のこととなる[2][3]。『4人はアイドル』を発表して以降、ビートルズは積極的に外部からミュージシャンを受け入れて録音していくようになる。
カヴァー
- ザ・ビーチ・ボーイズ
- ザ・シルキー - ビルボード誌最高位第10位、全英最高位28位を記録。
- オアシス - シングル『サム・マイト・セイ』の日本盤に収録している(こちらでは、タイトルが『悲しみをぶっとばせ』になっている)。
- エディ・ヴェダー(パール・ジャム) - 映画『アイ・アム・サム』のサウンドトラックに収録。
- タケカワユキヒデ - 『CHRONICLE 1&2+2』)
- 西慎嗣 - 『SHINJI BACK TO THE ROOTS 』)
- 高橋幸宏 -『Page By Page』
など
収録盤
- 『4人はアイドル』
- 『ヘルプ(四人はアイドル)』
- 『ザ・ビートルズ1962年〜1966年』
- 『ラヴ・ソングス』
- 『ビートルズ バラード・ベスト20』
- 『リヴァプールより愛を込めて ザ・ビートルズ・ボックス』
- 『リール・ミュージック』
- 『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』