岩手二日町駅

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岩手二日町駅*
駅入口(2010年10月)
いわてふつかまち
Iwate-Futsukamachi
荒谷前 (2.9 km)
(1.8 km) 綾織
地図
所在地 岩手県遠野市綾織町上綾織75
北緯39度19分25.56秒 東経141度27分22.81秒 / 北緯39.3237667度 東経141.4563361度 / 39.3237667; 141.4563361座標: 北緯39度19分25.56秒 東経141度27分22.81秒 / 北緯39.3237667度 東経141.4563361度 / 39.3237667; 141.4563361
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 釜石線
キロ程 39.3 km(花巻起点)
電報略号 フツ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1914年大正3年)12月15日[1]
備考 無人駅[2]
* 1924年に二日町停留場から改称。
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岩手二日町駅(いわてふつかまちえき)は、岩手県遠野市綾織町上綾織にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線である。

歴史

花巻と釜石を鉄道連絡することを目指して建設された岩手軽便鉄道により1914年(大正3年)12月15日に鱒沢 - 遠野間延伸と共に二日町停留場として開業した[1]。当初は762 mm特殊狭軌の軽便鉄道であった[1]。1936年(昭和11年)8月1日に国有化されて国鉄の駅となり、その後は国鉄標準の1,067 mm軌間への改軌工事が進められた[1]。しかし第二次世界大戦の戦局悪化に伴い労働力や資材が不足して改軌工事は一旦中止となった[3]。1948年(昭和23年)9月にアイオン台風によって山田線が大きな被害を受けると、三陸海岸方面への鉄道連絡を早期に回復させるために釜石線の工事が再開されることになり、12月に再着工して1949年(昭和24年)12月10日に遠野までの1,067 mmへの改軌工事が完成した[3]

年表

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。元々は交換可能駅であった。北上駅管理の無人駅である[2]

駅周辺

その他

  • エスペラントによる、「Farmista Domo(ファルミスタ・ドーモ:農家)」という愛称がついている。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
釜石線
快速「はまゆり
通過
普通
荒谷前駅 - 岩手二日町駅 - 綾織駅

脚注

  1. ^ a b c d e f 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 10頁
  2. ^ a b c “JR釜石線自動制御に移行 7駅が無人化 地元に不満残したまま”. 岩手日報 (岩手日報社): p.2 (1993年10月2日 夕刊)
  3. ^ a b c d e f 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 通巻21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線 11頁
  4. ^ 「地方鉄道駅名改称」『官報』1924年12月20日(国立国会図書館デジタル化資料)
  5. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、492-493頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

参考文献

  • 白土 貞夫「岩手軽便鉄道 歴史拾遺」『鉄道ピクトリアル』No.813(2009年1月) pp.130 - 137 電気車研究会
  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月6日、5-11頁。 

関連項目

外部リンク