少年ナイフ
少年ナイフ | |
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左からりつこ、なおこ、えみ(2011年) | |
基本情報 | |
別名 | Shonen Knife |
出身地 | 日本・大阪府 |
ジャンル |
オルタナティヴ・ロック[1] ポップ・パンク[1] ポップ・ロック[1] インディー・ロック |
活動期間 | 1981年 - |
レーベル |
MCAビクター→ユニバーサルビクター ヴァージン・レコード K Records Good Charamel Records Pヴァイン |
共同作業者 |
ピンクパンダー 電気キャンディ |
公式サイト | 公式サイト |
メンバー |
なおこ りつこ りさ |
旧メンバー |
中谷美智枝 西浦真奈 えつこ えみ |
少年ナイフ(しょうねんナイフ、Shonen Knife)は、1981年に結成された日本のガールズバンド。
概要
大阪の原っぱで演奏しているところをスカウトされる。ラモーンズ、バズコックスなどの影響下にあると言え、キャッチーでシンプルな楽曲を展開した。アメリカ進出時、日本人女性のバンドが英語の歌詞の楽曲を演奏するという物珍しさも有ったが、現地ではオルタナティヴ・ロックが一大ムーブメントに成りつつあり、少年ナイフの楽曲が受け入れられる要素は十分あった。
また、ニルヴァーナはシークレットギグで少年ナイフの「ツイスト・バービー」をカバーしている。
メンバー
- なおこ(山野直子、ギター・ボーカル・キーボード)
- りつこ(ベース・ボーカル)
- りさ(ドラム) ※ えみの後任で加入[2]
- 旧メンバー
- あつこ(山野敦子、ベース・ボーカル・ドラム) ※定期的に参加
- 中谷美智枝(ベース・ボーカル) ※脱退
- Mana(西浦真奈、ドラム) ※サポートメンバー、元DMBQ・交通事故で逝去
- えつこ(ドラム) ※2010年4月 脱退
- えみ(ドラム) ※ 2015年7月で脱退[3]
経歴
- 学生時代の同級生である山野直子と中谷美智枝、山野の妹の敦子の3人により1981年に大阪で結成。当時、山野直子と中谷美智枝はタイガー魔法瓶に勤務していた会社員だった。
- 翌々年インディーズレーベルよりアルバムリリース。当時、日本のインディーズレコードの発掘に来たアメリカ、イギリスの音楽関係者によってレコードが海外に広まる。
- ライブ活動をしつつ1986年アメリカでアルバム『PRETTY LITTLE BAKA GUY』をリリース。その後ライブ活動、コンピレーション・アルバムへの参加など海外での活動が多くなると共に、本国より海外での評価が高まっていく。
- 1992年アルバム『Let's Knife』で国内メジャーデビュー。
- 少年ナイフのファンだったカート・コバーン率いるニルヴァーナと共に全英ツアーを行う。
- 1998年中谷美智枝が脱退。メンバーは姉妹二人になる。その後も国内海外両方で精力的に活動を続ける。またこの年に発表されたファーストフルアルバム『HAPPY HOUR』ではジャケットデザインに当時まだ人気が出る前の奈良美智を起用し話題になる。テレビアニメ『アニメ週刊DX!みいファぷー』のエンディング曲に『バナナチップス』が使用される。
- 2006年ドラムにえつこ(元ピンクパンダー)が正式メンバーとして参加。
- 2008年ベースにりつこ(元電気キャンディ)が正式メンバーとして参加。
- 少年ナイフのトリビュートアルバムにレッド・クロス、ソニック・ユースなど海外の大物アーティストが参加。
- ウェブサイト上であつこが結婚を発表。活動をロサンゼルスに移すことになりバンドから離れることに。ただし飛び入り参加などで今もライブに参加している。
- カーペンターズのトリビュート・アルバム『イフ・アイ・ワー・ア・カーペンター〜カーペンターズに捧ぐ』に参加した少年ナイフがカバーした曲「TOP OF THE WORLD」が米マイクロソフト社の全世界向けCMに使用される。日本では2005年にサントリーのチューハイのCMソングとして使われている。
- アメリカのテレビアニメーション「パワーパフガールズ」のテーマ曲に少年ナイフの曲「Buttercup (I'm A Super Girl)」が使用されている。
- 2015年4月、りつこが産休によりバンド活動を一時離脱し、6月のアメリカツアーにはバンドのオリジナルメンバーであるあつこが、5月と7月のライブではなるがサポートで復帰[4]。
- 2015年7月の国内ツアー「"712 DAY PARTY Tour 2015" SHONEN KNIFE」を最後にドラムのえみが脱退[3]。後任にBRINKYのドラマーでもある、りさが加入[2]。
ディスコグラフィー
オリジナルアルバム(日本盤)
- BURNING FARM(1983年)
- 山のアッちゃん。(1984年)
- PRETTY LITTLE BAKA GUY(1986年)
- 712(1991年)
- Let's Knife(1992年)
- Rock Animals(1993年)
- Brand New Knife(1996年)
- HAPPY HOUR(1998年)
- Strawberry Sound(2000年)
- Heavy Songs(2002年)
- Candy Rock(2003年)
- GENKI SHOCK!(2005年)
- fun! fun! fun!(2007年)
- Super Group(2008年)
- Free Time(2010年)
- 大阪ラモーンズ(2011年)カバーアルバム。
- Pop Tune(2012年)
- 嵐のオーバードライブ(2014年)
編集盤
- DO THE KNIFE(レアトラック集)1992年
- Favorites(カバートラック集)1994年
- GREATEST HISTORY(レアトラック集)1995年
- Super Mix(小山田圭吾らによるリミックス集)1997年
- IT'S A NEW FIND(ミニアルバム)1997年
- Ultra Mix(リミックス集)1998年
- MILLENNIUM EDITION(ベストアルバム)2001年
- Golden☆Best Universal Hit's(2枚組ベストアルバム)2006年
シングル
- Wonder Wine(1996年)
- E.S.P(1996年)
- All I Want For Christmas(1999年)
- オレンジの太陽(2001年)
その他
- みんな楽しく少年ナイフ(1982年)少年ナイフ初の自主制作カセット。
- Every Band Has A Shonen Knife Who Loves Them(1995年)ソニックユース、L7など海外アーティストによるトリビュートアルバム。
- A Tribute to Shonen Knife - Fork and Spoon(2006年)トリビュート・アルバム
- Shonen Knife live in osaka (2006年)ライブ・アルバム
脚注
- ^ a b c 少年ナイフ - キューブミュージック、2014年5月6日閲覧。
- ^ a b “少年ナイフに20歳のドラマー、りさ加入”. 音楽ナタリー (2015年7月13日). 2015年7月13日閲覧。
- ^ a b “少年ナイフのドラムえみが脱退発表”. 音楽ナタリー (2015年5月28日). 2015年7月13日閲覧。
- ^ “少年ナイフ、ベースボーカルりつこ産休で代打あつこ&なる”. 音楽ナタリー (2015年4月22日). 2015年7月13日閲覧。