大韓国民航空社
| 設立 | 1946年 |
|---|---|
| ハブ空港 | 金浦国際空港 |
| 大韓国民航空社 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル： | 대한국민항공사 |
| 漢字： | 大韓國民航空社 |
| 発音： | テハングクミナンゴンサ |
| 日本語読み： | だいかんこくみんこうくうしゃ |
| 2000年式： MR式： 英語： |
Daehangukminhanggongsa Taehankukminhankongsa Korean National Airlines |
大韓国民航空社（韓:대한국민항공사、英:Korean National Airlines）は、1946年に設立された、大韓民国初の民間航空会社である。略称はKNA[1]。
設立の経緯
慎鏞頊（シン・ヨンウク、愼鏞頊、신용욱、1901年 - 1961年7月16日）は日本とアメリカで飛行機操縦を学び、1929年に朝鮮飛行学校を、1936年に朝鮮航空事業社を設立し、朝鮮で航空会社を発展させる夢を持っていた。
1946年に、慎鏞頊はアメリカ軍政府の許可により大韓国民航空社を設立し、1948年に株式会社化した。1948年10月30日に、ソウルから釜山へ最初の旅客便が就航した。10月30日は、これを記念して韓国では「航空の日」として祝日とされている。
朝鮮戦争では大韓国民航空は機材を政府に徴発され運行できなくなったが、戦中に再度航空機を導入して国内線だけでなく国際線にも進出した。シン・ヨンウクは事業の傍ら、大韓民国の第2代国会（1950年）と第3代国会（1954年）で国会議員を務めている。
終焉
その後、KNAは需要の減少や通貨ファンの暴落によって経営難となった。韓国政府によって企業国有化が推し進められる中、創業者慎鏞頊は政府による国有化に抵抗したが、経営難を苦に1961年に漢江へ投身自殺した。KNAは1962年に政府に強制的に買収され大韓航空公社となり、消滅した。
現在の大韓航空は1969年に、政府が大韓航空公社を韓進グループに売却して民営化したものであり、大韓国民航空社の後身にあたる。
使用機材
運航路線
1957年の時刻表[2]によれば、以下の都市へ就航していた。
国際線
国内線
創業当時の広告[3]によれば、前述の都市に加えて、以下の都市に就航していた。
関連項目
- 大韓航空 - KNAの、事実上の後身である。
- 滄浪号ハイジャック事件 - 1958年に発生した、KNA機を標的にしたハイジャック事件。
出典・脚注
- ^ なお、こちらのサイト[1]の写真によれば、機体にはKOREANAIRと表記されていた。
- ^ 大韓国民航空1957年時刻表
- ^ 創業当時の広告が記載されたページ
