大東神社 (南大東村)

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大東神社
南大東島
鳥居
所在地 沖縄県島尻郡南大東村字池之沢
位置 北緯25度50分31.5秒 東経131度13分35.9秒 / 北緯25.842083度 東経131.226639度 / 25.842083; 131.226639
主祭神 天照大神
創建 明治33年(1900年)
例祭 9月23日(豊年祭)
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大東神社境内にダイトウオオコウモリが生息していることを記す石碑

大東神社(だいとうじんじゃ)は、沖縄県島尻郡南大東村にある神社である。境内の森は夜間、フクロウ科ダイトウコノハズクや国の天然記念物に指定されているダイトウオオコウモリ等が飛び回るため生態観察に適しているとされるが、これは北大東村大東宮と共通である。この他、境内には環境省レッドリストに絶滅危惧IA類で掲載されているダイトウシロダモの群生地がある。

祭神

北大東村の大東宮と同様、天照大神を祀る。

由緒

明治33年(1900年)、玉置半右衛門率いる大東諸島開拓団が南大東島への入植事業を開始した際、製糖事業を営む玉置商会により創建された。神社のすぐ近くには、開拓団の沖山権蔵が島内で最初に発見した淡水である権蔵池がある。

祭祀

  • 例祭 - 北大東村の大東宮と同様、9月22日から9月23日にかけて開かれる(本祭は23日)。但し、サトウキビ栽培が北大東よりも大規模に行われていることを反映し「南大東村豊年祭」(みなみだいとうそんほうねんまつり)と豊作を祈願する名称となっている。沖縄県では珍しく島内の集落がそれぞれ御輿山車で練り歩き、八丈島や沖縄県の他の地域からの移住者の文化が融合した独特の祭事となっている。境内では八丈太鼓三線の演奏に合わせて沖縄角力江戸相撲の奉納演舞が行われる。

関連項目