伊木隆司

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伊木 隆司
いぎ たかし
内閣府地方創生推進室より公表された肖像
生年月日 (1973-11-12) 1973年11月12日(50歳)
出生地 日本の旗 日本 鳥取県米子市東町[1]
出身校 中央大学商学部会計学科
所属政党 無所属

当選回数 2回
在任期間 2017年4月24日 - 現職
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伊木 隆司[2](いぎ たかし、1973年昭和48年〉11月12日[3] - )は、日本政治家公認会計士税理士[3]鳥取県米子市長(2期)。

来歴

鳥取県米子市東町生まれ[1]。生まれて間もなく皆生に引っ越す[1]

米子市立福生小学校米子市立福生中学校鳥取県立米子東高等学校卒業。1996年(平成8年)3月、中央大学商学部会計学科卒業[3]。公認会計士2次試験に合格し、太田昭和監査法人(現・EY新日本有限責任監査法人)に入社[4]

2000年平成12年)4月、公認会計士登録[3]。2004年(平成14年)、米子市にて伊木会計事務所を開設。税理士登録[3][4]

2017年(平成29年)4月16日に行われた米子市長選挙に自由民主党民進党公明党の推薦を受けて立候補。JR米子駅の南北自由通路一体化事業の凍結を訴えた前市議の山川智帆、日本共産党県委員会常任委員ら2候補を破り初当選を果たした[5]。4月24日、市長就任[6]

※当日有権者数:121,164人 最終投票率:46.09%(前回比:+10.82pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
伊木隆司43無所属29,922票54.23%(推薦)自由民主党民進党公明党
山川智帆39無所属20,625票37.38%
福住英行41無所属4,631票8.39%

2021年(令和3年)、無投票再選[7]

2022年(令和4年)5月17日、米子保健所から別の新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と判定された。5月18日、PCR検査を受けた結果、自身の感染が確認された[8]

人物

旧統一教会との関係

伊木は2022年8月19日の記者会見で世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の「米子家庭教会」の集会にこれまで2回出席し、挨拶をしたことを明らかにした[9]。伊木は、旧統一教会が名称を変えた団体だと認識していたとしたうえで「名前が変わって過去のトラブルから再出発しているのかなという印象で出席した。市民には思想信条に関係なく、等しく接するのが私のスタンスなので、必要であれば何らかの接点は持ちうる。」と述べた[9]

人柄

伊木は真面目そうな印象を受けるが、自身について「決して杓子定規な真面目さはなく、いかに外れるかを真剣に考えるようなそんな楽しみを追いかけるのが自分の特徴であり、知り合った方の多くは、第一印象と違う感触を受けるようである。」と述べている[10]

政策・主張

  • 風俗街が混在している皆生温泉について伊木は「この雑多な温泉街というのは決して悪いとは思わないが、ここは一つ観光の面から温泉街の街並み整備のアイデアを出していくべき時期にきている」と2017年3月に自身のブログに書いている[1]
  • 2018年(平成30年)11月20日に米子市で開かれた、北朝鮮による拉致問題の解決を訴えるシンポジウムで、「安倍内閣が軍事行動をするというのであれば、全面的に支持したい。憲法を改正するというのであれば、全面的に支持したい」と述べ、北朝鮮への軍事行動を容認する考えを示した[11]
  • 米子市では市の管理施設について、2019年4月までに屋外を含めた敷地内の全面禁煙を予定しているが、それに反対した米子たばこ販売組合が伊木を尋ね、屋外喫煙所の設置を求める意見書を提出した。伊木は意見書に対し、「たばこ税が非常に貴重な財源になっていますが喫煙者とそうでない人とのバランスをとっていきたい」と述べた[12]
  • 地場産業がより一層、付加価値の高い商品やサービスを提供していくこと、地域外の需要を取り込んで、地産外商を進めて売上総額を上げていくことが必要である[13]。コストダウンを進めるというより提供する商品やサービスの付加価値を上げて地産外商を進めることが大切である[13]。そのために市としてできる支援をしていく[13]
  • 米子市内には、陸上自衛隊米子駐屯地と航空自衛隊美保基地が存在するが、いずれも国防にとって重要な施設であり、地元としてこうした国策に協力する一方で市民の安全については十分な配慮をしてもらうよう求めていく[14]。自衛隊の人たちとは今後もいろいろな機会を通じて地元との共生を図っていきたいと思う[14]
  • 米子には誇るべき歴史はたくさんあるが、これを子どもたちに少しでも多く教えることは大人の義務である[15]。米子で育った子どもたちが都会に出たり世界に飛び立ったりしたとしても、米子で育ったことをいつまでも誇りに思ってくれることを願う[15]。「ふるさと教育」を地道に推進していく[15]

資産公開

2017年

米子市は2017年10月2日から4月の市長選で初当選した伊木の資産を公開[16]。市長の資産公開に関する条例に基づくもので任期が始まった4月24日現在の資産である[16][17]

報告書によると、土地はなく建物は米子市皆生5丁目の自宅342・4平方メートル固定資産税課税標準額は432万3707円)を所有する[16][17]。預金は102万367円、株券は三井住友フィナンシャルグループ1万2500株、ゴルフ場会員権は大山平原ゴルフクラブ1件、乗用車1台を持っている[16]。貸付金は837万6840円[16][17]借入金はなし[17]

2021年10月4日

預金は100万円[18]。株券は1万7600株[18]。貸付金は897万5028円、借入金はなし[18]。土地はなし[18]。建物の面積は342・7平方メートル、固定資産税の課税標準額は430万9342円[18]。ゴルフ場の利用に関する権利は1件[18]。普通自動車1台[18]

家族・親族

伊木家
  • 祖父(小学校教師[19] - 1910年明治43年)生まれ[19]。地元で小学校の教師をしていた[19]。祖父は「戦争の時代に自分の教え子を次々と戦場へ送り出したことが最大の悔いだ」と言っていたという[19]。学校を定年退職し、家庭菜園とテニス囲碁などの趣味にいそしんだ[19]。2007年8月、老衰により他界[19]
  • 祖母[19]
  • [3]

脚注

  1. ^ a b c d 皆生温泉の街並み整備の推進(2017年3月3日)、米子の未来をひらく 伊木たかしブログ。
  2. ^ 代表者プロフィール- 伊木会計事務所
  3. ^ a b c d e f 米子市長のプロフィール 伊木 隆司米子市公式サイト。2021年1月29日閲覧。
  4. ^ a b 伊木たかし公式サイト - プロフィール
  5. ^ “鳥取)伊木隆司さん初当選、三つどもえ制す 米子市長選”. 朝日新聞. (2017年4月17日). http://www.asahi.com/articles/ASK483S5WK48PUUB002.html 2017年4月27日閲覧。 
  6. ^ 米子市長の任期満了(平成29年4月23日)に伴う選挙期日等のご案内/米子市ホームページ
  7. ^ 米子市長選無投票で現職が再選NNN2021年4月11日付
  8. ^ “米子市の伊木市長がコロナ感染”. NHK. (2022年5月19日). https://www3.nhk.or.jp/lnews/tottori/20220519/4040011713.html 2022年5月19日閲覧。 
  9. ^ a b 旧統一教会集会 米子市長が参加 19、20年”. NHK NEWS WEB 鳥取NEWS WEB (2022年8月19日). 2022年9月11日閲覧。
  10. ^ 私の人となり(2017年4月6日)米子の未来をひらく 〜伊木たかしブログ〜。2022年9月11日閲覧。
  11. ^ “「安倍内閣が軍事行動なら支持」拉致問題めぐり米子市長”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2018年11月20日). https://www.asahi.com/articles/ASLCN5GG7LCNPUUB003.html?ref=tw_asahi 2018年11月21日閲覧。 
  12. ^ “米子市に喫煙場所設置で意見書”. 中海テレビ放送. (2018年12月19日). https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181219-00010000-chukaiv-l31 2018年12月19日閲覧。 
  13. ^ a b c 中小企業の生産性向上と競争力強化への支援について(2021年4月7日)伊木たかし(米子市長)の公式ブログ。2022年2月3日閲覧。
  14. ^ a b 自衛隊との共生について(2021年4月3日)伊木たかし(米子市長)の公式ブログ。2022年2月3日閲覧。
  15. ^ a b c ふるさと教育の推進について(2021年4月4日)伊木たかし(米子市長)の公式ブログ。2022年2月3日閲覧。
  16. ^ a b c d e 鳥取)4月に初当選の伊木市長の資産公開 米子市(2017年10月4日)、朝日新聞デジタル
  17. ^ a b c d 市長の資産等報告書の閲覧(平成29年10月2日)米子市公式サイト。2021年2月1日閲覧。
  18. ^ a b c d e f g 市長の資産等補充報告書等が閲覧できます(令和3年10月4日)米子市公式サイト。2022年2月3日閲覧。
  19. ^ a b c d e f g 少年のころの思い出(2007年8月6日)、伊木会計事務所のきまぐれ日誌。

外部リンク

公職
先代
野坂康夫
米子市旗 鳥取県米子市長
2017年 -
次代
現職