井戸川射子

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井戸川 射子(いどがわ いこ、1987年 - )は、日本の詩人小説家。兵庫県在住[1]

経歴・人物

関西学院大学社会学部卒業[1]国語科教諭[1]

2016年から『ユリイカ』誌上「今月の作品」欄、『現代詩手帖』誌上「新人作品」欄に投稿詩が掲載され始める。2018年、第一詩集『する、されるユートピア』を私家版にて刊行。2019年2月に同詩集にて第24回中原中也賞を受賞[2]2021年、小説集『ここはとても速い川』で野間文芸新人賞を受賞。

作品リスト

詩集

  • 『する、されるユートピア』 (私家版、2018年9月 / 青土社、2019年8月)
  • 『遠景』(思潮社、2022年7月)

小説集

  • 『ここはとても速い川』(講談社、2021年6月)[3]

雑誌等掲載

詩作品
  • 「受賞詩集より―川をすくう手 熱帯鳥類館、内部 母国 テンダー 大丈夫、中空で飛ぶ」 - 『ユリイカ』2019年4月号
  • 「激しい脈動オーロラ」 - 『現代詩手帖』2019年7月号
  • 「肉体は波打つ皮ふに包まれてせいせいするわ(わたしはいいわ)」 - 『文學界』2019年7月号
  • 「する、されるユートピア」 - 『現代詩手帖』2019年12月号 再録
  • 「トーチング / UchinouraBay」 - 『現代詩手帖』2020年2月号
  • 「かわいそうに、濡れて」- 『群像』2022年12月号
小説作品
  • 「膨張」 - 『群像』2020年7月号
  • 「ここはとても速い川」 - 『群像』2020年11月号
    • 第43回野間文芸新人賞受賞に際し、『群像』2022年1月号に再録。
  • 「素晴らしく幸福で豊かな」 - 『群像』2021年6月号
  • 「キャンプ」 - 『群像』2022年1月号
  • 「この世の喜びよ」 - 『群像』2022年7月号
エッセイなど
  • 「サンキュー、だけをただくり返す」 - 『群像』2019年12月号
  • 「アンケート特集 シネマ2019」(スティーヴン・カンター/監督『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』) - 『群像』2020年2月号
  • 「詩という入れ物、入れ物としてのわたし」 - 『現代詩手帖』2020年3月号
  • 「あれと同じ」 - 『すばる』2022年2月号

脚注

  1. ^ a b c 「【第24回中原中也賞】井戸川射子さん『する、されるユートピア』が受賞」2019年2月13日(2021年4月1日閲覧)。
  2. ^ 『ユリイカ』2019年4月号。
  3. ^ 表題作(2020)および「膨張」(2020)を収録。

外部リンク