ルイジ・ロ・カーショ
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ルイジ・ロ・カーショ Luigi Lo Cascio | |||||||||
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2009年 | |||||||||
生年月日 | 1967年10月20日(57歳) | ||||||||
出生地 | イタリア パレルモ | ||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||
ジャンル | 映画、舞台 | ||||||||
活動期間 | 1992年 - | ||||||||
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ルイジ・ロ・カーショ(Luigi Lo Cascio, 1967年10月20日 - )は、イタリアの俳優[1]。
経歴
[編集]パレルモ生まれ[2]。高校卒業後、医学部に進学したが、2年後に俳優を志して退学[3]。街頭演劇グループでの活動を経て[3]、1992年、シルヴィオ・ダミーコ国立演劇芸術アカデミーを卒業[4]。
2000年、マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督作『ペッピーノの百歩』で主演を務め[5]、映画初出演にしてダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演男優賞を獲得。
2001年、『ぼくの瞳の光』で第58回ヴェネツィア国際映画祭男優賞を受賞[6]。
2003年には、マルコ・ベロッキオ監督作『夜よ、こんにちは』[7]およびマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督作『輝ける青春』に出演[8]。
2012年、『La città ideale』で監督デビューを果たした。
2018年9月6日、フェルトリネッリ社より長編小説『Ogni ricordo un fiore』を出版し、小説家としてデビューした[9]。2023年には同じくフェルトリネッリ社より『Storielle per granchi e per scorpioni』を出版する[10]。
フィルモグラフィ
[編集]映画
[編集]- ペッピーノの百歩 I cento passi(2000年)
- ぼくの瞳の光 Luce dei miei occhi(2001年)
- わたしの一番幸せな日 Il più bel giorno della mia vita(2002年)※イタリア映画祭2003にて上映[11]
- 夜よ、こんにちは Buongiorno, notte(2003年)
- 輝ける青春 La meglio gioventù(2003年)
- Mio cognato(2003年)
- JIGSAW ジグソー Occhi di cristallo(2004年)
- 映画のようには愛せない La vita che vorrei(2004年)※イタリア映画祭2006上映時タイトル『私が望む人生』[12]
- 心の中の獣 La bestia nel cuore(2005年)※イタリア映画祭2006にて上映[12]
- 氷の挑発2 Mare nero(2006年)
- Il dolce e l'amaro(2007年)
- 狂った血の女 Sanguepazzo(2008年)
- Il pacco(2008年)※短編
- セントアンナの奇跡 Miracle at St. Anna(2008年)
- シチリア!シチリア! Baarìa(2009年)
- バール・マルゲリータに集う仲間たち Gli amici del bar Margherita(2009年)※イタリア映画祭2010にて上映[13]
- われわれは信じていた Noi credevamo(2010年)※イタリア映画祭2011にて上映[14]
- フォンターナ広場 イタリアの陰謀 Romanzi di una strage(2012年)
- La città ideale(2012年)※兼監督
- 狼は暗闇の天使 Salvo(2013年)※イタリア映画祭2014上映時タイトル『サルヴォ』[15]
- 人間の値打ち Il capitale umano(2014年)
- Il nome del figlio(2015年)
- われらの子供たち I nostri ragazzi(2014年)※イタリア映画祭2015にて上映[16]
- いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち Smetto quando voglio - Masterclass(2017年)
- いつだってやめられる 闘う名誉教授たち Smetto quando voglio - Ad honorem(2017年)
- 閉ざされた雪国 Il mangiatore di pietre(2018年)
- シチリアーノ 裏切りの美学 Il traditore(2019年)
- 靴ひものロンド Lacci(2020年)
- デルタ Delta(2022年)※イタリア映画祭2023にて上映[17]
- キアラ Chiara(2022年)※イタリア映画祭2023にて上映[17]
- 蟻の王 Il signore delle formiche(2022年)※イタリア映画祭2023にて上映[17]
テレビ
[編集]- Il sogno del maratoneta(2012年)
- Il bambino cattivo(2013年)
- バッド・ガイ The Bad Guy(2022年)
著書
[編集]- Ogni ricordo un fiore(2018年)
- Storielle per granchi e per scorpioni(2023年)
主な受賞
[編集]- 第58回ヴェネツィア国際映画祭男優賞(2001年)『ぼくの瞳の光』
- ダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演男優賞(2001年)『ペッピーノの百歩』
- ダヴィッド・ディ・ドナテッロ助演男優賞(2020年)『シチリアーノ 裏切りの美学』
- ナストロ・ダルジェント主演男優賞(2004年)『輝ける青春』※アレッシオ・ボーニ、ファブリツィオ・ジフーニ、アンドレア・ティドナ、ロベルト・ヘルリッカと同時受賞
- イタリア・ゴールデングローブ最優秀新人男優賞(2001年)『ペッピーノの百歩』
- チャック・ドーロ主演男優賞(2004年)『輝ける青春』
脚注
[編集]- ^ “イタリアの人気俳優ルイジ・ロ・カーショ来日! 最も優れたイタリア映画が観れる「チャオ! チネマ・イタリアーナ」”. CINEMA TOPICS ONLINE (2004年4月28日). 2015年1月28日閲覧。
- ^ “キャスト”. フォンターナ広場 イタリアの陰謀. ムヴィオラ. 2015年1月28日閲覧。
- ^ a b repubblica.it. “Luigi Lo Cascio. Biografia e filmografia” (イタリア語). trovacinema.repubblica.it. 2019年2月27日閲覧。
- ^ “キャスト”. 夜よ、こんにちは. ビターズ・エンド. 2015年1月28日閲覧。
- ^ Young, Deborah (2000年9月15日). “Review: ‘The Hundred Steps’”. Variety. 2015年1月28日閲覧。
- ^ Rooney, David (2001年9月9日). “Nair roars at Venice fest”. Variety. 2015年1月28日閲覧。
- ^ Scott, A. O. (2005年11月11日). “Faking the Family Life, With a Kidnapping Victim Behind the Bookshelf”. The New York Times. 2015年1月28日閲覧。
- ^ Wilmington, Michael (2005年3月30日). “Movie review: 'The Best of Youth'”. Chicago Tribune. 2015年1月28日閲覧。
- ^ “Libro Ogni ricordo un fiore - L. Lo Cascio - Feltrinelli - I Narratori | LaFeltrinelli” (イタリア語). www.lafeltrinelli.it. 2019年2月27日閲覧。
- ^ “Storielle per granchi e per scorpioni - Luigi Lo Cascio - Feltrinelli Editore” (イタリア語). django. 2023年6月7日閲覧。
- ^ “asahi.com : 朝日新聞社 - 「イタリア映画祭2003」”. www.asahi.com. 2023年6月7日閲覧。
- ^ a b “イタリア映画祭2006 公式ホームページ”. www.asahi.com. 2023年6月7日閲覧。
- ^ “asahi.com : 朝日新聞社 - 「イタリア映画祭2010」 - 作品情報”. www.asahi.com. 2023年6月7日閲覧。
- ^ “asahi.com : 朝日新聞社 - 「イタリア映画祭2011」 - 作品情報”. www.asahi.com. 2023年6月7日閲覧。
- ^ “イタリア映画祭2014”. 朝日新聞社. 2023年6月7日閲覧。
- ^ “「イタリア映画祭2015」作品情報”. 朝日新聞社. 2023年6月7日閲覧。
- ^ a b c “イタリア映画祭2023”. 朝日新聞デジタル. 2023年6月7日閲覧。