コンテンツにスキップ

ラ・ショー=ド=フォン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラ・ショー=ド=フォン
La Chaux-de-Fonds
スイスの旗
中央市街(2005年撮影)
中央市街(2005年撮影)
ラ・ショー=ド=フォンの市旗 ラ・ショー=ド=フォンの市章
基礎自治体(commune) 基礎自治体(commune)
位置
ラ・ショー=ド=フォンの位置の位置図
ラ・ショー=ド=フォンの位置
位置
ラ・ショー=ド=フォンの位置(スイス内)
ラ・ショー=ド=フォン
ラ・ショー=ド=フォン
ラ・ショー=ド=フォン (スイス)
座標 : 北緯47度6分0秒 東経6度50分0秒 / 北緯47.10000度 東経6.83333度 / 47.10000; 6.83333
行政
スイスの旗 スイス
  (Canton)
Wappen des Kantons Neuenburg
Wappen des Kantons Neuenburg
ヌーシャテル州
  (District) ラ・ショー=ド=フォン郡
 基礎自治体(commune) ラ・ショー=ド=フォン
地理
面積  
  基礎自治体(commune) 55.66 km2 (21.5 mi2)
標高 1,000 m (3,281 ft)
人口
人口 (2007年12月現在)
  基礎自治体(commune) 37,023人
    人口密度   665人/km2(1,723人/mi2
その他
等時帯 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1)
夏時間 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2)
郵便番号 2300
公式ウェブサイト : La Chaux-de-Fonds

ラ・ショー=ド=フォンフランス語La Chaux-de-Fonds)は、スイスヌーシャテル州にある基礎自治体(コミューン)。 スイス時計製造業の代表的都市である。

概要

[編集]

スイスとフランスの北西の自然的・文化的国境地域をなすジュラ山脈の南麓にある山間の町として始まった[1]ラ・ショー=ド=フォンは、現在、スイスのフランス語圏では、ジュネーヴローザンヌに次いで、第3位の人口を有する都市である。

時計産業の中心地として知られており、ジラール・ペルゴタグ・ホイヤーエベラールなどが本社を置く。また、世界最大規模の時計の博物館である国際時計博物館英語版が設けられている[2]

中央市街は18世紀末、大火事によって灰燼に帰したが[1]19世紀に優れて計画的な再建が図られ、碁盤目状の整然とした市街(計画都市市街)として復興した[1]。この市街は隣接するル・ロックルの中心市街とともに「ラ・ショー=ド=フォンとル・ロックル、時計製造業の都市計画」の名で2009年ユネスコ世界遺産に登録された[1]。また、ラ・ショー=ド=フォンは、2003年国際産業遺産保存委員会 (TICCIH) 産業遺産の製造業部門に登録されている。

出身人物

[編集]

ラ・ショー=ド=フォンは、近代建築の巨匠で、10スイス・フラン紙幣にも描かれているル・コルビュジエの出身地でもあり[3]、初期の住宅作品などが残っている。そのうち、ジャンヌレ=ペレ邸は、「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の一つとしてユネスコ世界遺産の暫定リストに記載されていた時期がある(最終的には除外)。

スポーツ

[編集]
1894年に創設された、ラ・ショー=ド=フォンを本拠地に置くサッカークラブチーム。過去には3度のトップリーグ制覇と、6度のスイスカップ制覇の経験を持つ。現在は国内2部相当のチャレンジリーグに所属している。

探訪

[編集]

脚注・出典

[編集]
  1. ^ a b c d ラショードフォン、ルロクル 時計製造の町 - 放送アーカイブ”. THE世界遺産』(公式ウェブサイト). TBSテレビ (2012年3月4日放送回). 2012年3月4日閲覧。
  2. ^ 『地球の歩き方 2016〜17 スイス』ダイヤモンド・ビッグ社、2016年、416頁。ISBN 978-4-478-04886-3 
  3. ^ 上田篤、田端修『路地研究 もうひとつの都市の広場』鹿島出版会、2013年、188頁。ISBN 978-4-306-09423-9 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]