ユーリ・シモノフ
ユーリ・シモノフ Yuri Simonov | |
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生誕 | 1941年3月4日(83歳) |
出身地 | ソビエト連邦 サラトフ |
ジャンル | クラシック |
職業 | 指揮者 |
担当楽器 | 指揮 |
活動期間 | 1969年 - |
公式サイト | New Page2 |
ユーリ・シモノフ(Yuri Simonov, 1941年3月4日 - )は、ロシアの指揮者。1969年、ボリショイ劇場にて「アイーダ」でデビュー。1998年からモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団で首席指揮者を務めている。
人物
モスクワ・フィルを伴っての来日は多く、NHK交響楽団にも客演している。以前はピアニストのフジ子・ヘミングを始めとする、ソリストの伴奏者としての来日ばかりだったが、現在では僅かながらオーケストラとの単独公演も披露するようになっている。シモノフが披露する、昨今ではあまり聴かれなくなった、ブラスセクションを大きく鳴らし打楽器を炸裂させる重量感有る大きな音楽には、ファンとなる者も多い。来日時のアンコールに期待する声も多く、その際の踊っているような独特の指揮姿には、演奏中にも拘わらず会場から笑い声が漏れる程である。楽屋口での所謂「出待ち」にも気軽に応じ、ファン・サービスの精神が旺盛な指揮者と言えるだろう。
劇場上がりの指揮者であることからも推察されるように、その演奏曲目は非常に幅広く、チャイコフスキーやラフマニノフ等のロシア系は当然、モーツァルトやベートーヴェンに始まり、ベルリオーズ、マーラーからイタリア・オペラに至るまで、多彩なレパートリーを獲得している。
ロシア功労芸術家(1971)、ロシア人民芸術家(1976)、ソ連人民芸術家(1981)[1]。
略歴
- レニングラ-ド音楽院でアレクサンドル・ラビノヴィチに師事。
- この後、レニングラードフィルハーモニー交響楽団でムラヴィンスキーの助手を務める。
- 1969年 ボリショイ歌劇場に招かれ「アイーダ」でデビューを飾る。
- 1970年 同歌劇団史上最年少で首席指揮者となり、1985年までその地位に就き最長在任記録をつくる。
- 1978年 モスクワ音楽院の指揮科教授となり、1991年まで務める。
- 1982年 コヴェント・ガーデン王立歌劇場にて「エフゲニー・オネーギン」で英国デビュー。
- 1986年 コヴェント・ガーデンのシーズン初日にヴェルディの「椿姫」を指揮。
- 1989年 ボストン交響楽団とロサンゼルス・フィルハーモニックで米国デビュー。
- 1994年 ベルギー国立管弦楽団の音楽監督に就任、後に名誉指揮者となる。
- 1998年 モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。
録音
特に名高いのは自身も音楽監督を務めたベルギー国立管弦楽団とのショスタコーヴィチの交響曲第4番であるが、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とも多数の音盤を出版しており、オーケストラの明るい音色を活かした華々しい演奏には春の祭典や序曲1812年などの諸作品には、高い評価が寄せられている。
「ユーリ・シモノフ・コレクション」と銘打たれた6枚のCD[注 1]がロシア音楽協会から出版されている他、メロディア・レーベルからは数種のオペラ作品がリリースされている。手兵との来日時には、一般流通していないモスクワ・フィルとの自主制作盤がロビー販売されている場合もある。
主な門下生
脚注
注釈
- ^ ロシア人作曲家以外にもベートーヴェンやベルリオーズらも含まれる。
出典
外部リンク
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