マイネルレーニア

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マイネルレーニア
2008年11月1日 京都競馬場
欧字表記 Meiner Rainier[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2004年2月24日(20歳)[1]
登録日 2006年6月15日
抹消日 2011年3月2日
グラスワンダー[1]
チェリーラブ[1]
母の父 サクラユタカオー[1]
生国 日本の旗 日本北海道静内町[1]
生産者 岡田スタッド[1]
馬主 サラブレッドクラブ・ラフィアン[1]
調教師 西園正都栗東[1]
競走成績
生涯成績 36戦6勝[1]
獲得賞金 2億1456万1000円[1]
勝ち鞍
GII 京王杯2歳S 2006年
GII スワンS 2008年
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マイネルレーニアMeiner Rainier2004年2月24日 - )[1]は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2006年京王杯2歳ステークス2008年スワンステークス

馬名の由来は、冠名アメリカンチェリーの最高級品種「レーニアチェリー」より。ラフィアンターフマンクラブにおける募集価格は2000万円(20万×100口)。

経歴

競走馬時代

2006年7月京都デビュー。次走で控える競馬から一転し逃げに転じ、前走10馬身差の大敗からの巻き返しを見せ、4馬身差をつける逃げ切り勝ちで初勝利を記録する。さらにダリア賞も逃げ切り連勝、新潟2歳ステークスでも3着に入り新潟遠征では上々の成績を残す。

11月京王杯2歳ステークスも先行逃げ切りの競馬で制し重賞初勝利を遂げ、続く朝日杯フューチュリティステークスでも差の無い5着と健闘した。3歳以降もマイル路線が採られたが不振が続き春は未勝利、秋に入ってからも1400は好走するも1200・1600では苦戦を強いられ敗戦が続いた。

勝ち星から遠ざかること1年半、準オープン降格となった2008年夏に久々の勝利を挙げオープンに再昇格を果たす。さらに10月阪神ポートアイランドステークスで初のマイル戦勝利を収め、続くスワンステークスも逃げ切りで制し重賞2勝目を手にした。しかし同馬を管理する調教師が「1600は長い、阪神の時のようにはいかない」とコメントし臨んだ本番マイルチャンピオンシップではその言葉通りとなり、直線まで先頭に立つもそこで力尽き後退、最下位18着に終わった。

休養を挟み、2009年の初戦は阪急杯。得意の1400でのレースだったが、最後の直線で失速し、12着に終わった。続くダービー卿チャレンジトロフィーでは2番手からレースを進めるも、最後の直線で失速し、ブービーの14着と大敗した。続く谷川岳ステークスではスタートからハナに立って逃げるも、最後の直線で失速し、9着に敗れた。その後、7月の米子ステークスではスタートからハナに立って逃げるが、最後の直線でクラウンプリンセスにかわされ2着に敗れた。続く関屋記念と朱鷺ステークスは共に14着と大敗した。その後、連覇がかかったスワンステークスではいつも通りの逃げを見せるも失速し10着に終わった。続くオーロカップでも10着と惨敗した。続く阪神カップでは18着と殿負けを喫した。

2010年の初戦は京都金杯。いつも通りの逃げを見せるものの直線で失速し、最下位の15着に終わった。休養を挟み、ポートアイランドステークスでは軽快な逃げを打ち、直線でダノンヨーヨーらにかわされるも5着と粘った。続くスワンステークスはスタートで出遅れてしまい最下位の14着と大敗した。

2011年初戦の東京新聞杯では好位で控えるも直線で失速し最下位の16着、阪急杯では終始後方のまま2戦連続で最下位の16着に終わった。このレースを最後に引退となり、レース後の3月2日に競走馬登録を抹消した。

引退後

引退後は札幌競馬場誘導馬となった[2]。また、馬術大会にも出場、優勝経験もある[3]

競走成績

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2006 7. 2 京都 2歳新馬 14 28.6 (8人) 10着 角田晃一 54 芝1200m(不) 1:13.1 (37.2) 1.7 シルバーストーン
7. 23 新潟 2歳未勝利 12 39.1 (10人) 1着 石橋脩 54 芝1400m(良) 1:22.3 (36.3) -0.7 (リネンフィールド)
8. 12 新潟 ダリア賞 OP 9 2.5 (1人) 1着 石橋脩 54 芝1400m(良) 1:22.1 (35.6) -0.8 (マルカハンニバル)
9. 3 新潟 新潟2歳S GIII 18 2.9 (1人) 3着 石橋脩 54 芝1600m(良) 1:35.5 (34.1) 0.3 ゴールドアグリ
11. 11 東京 京王杯2歳S GII 14 4.1 (3人) 1着 松岡正海 55 芝1400m(稍) 1:22.6 (35.5) 0.0 (マイネルフォーグ)
12. 10 中山 朝日杯FS GI 15 9.1 (4人) 5着 松岡正海 55 芝1600m(良) 1:34.8 (35.6) 0.4 ドリームジャーニー
2007 2. 24 阪神 アーリントンC JpnIII 16 6.8 (3人) 3着 松岡正海 57 芝1600m(良) 1:34.6 (35.7) 0.7 トーセンキャプテン
4. 7 中山 ニュージーランドT JpnII 16 6.5 (3人) 9着 松岡正海 56 芝1600m(良) 1:34.3 (35.8) 0.4 トーホウレーサー
5. 6 東京 NHKマイルC JpnI 18 27.3 (11人) 15着 松岡正海 56 芝1600m(稍) 1:35.8 (37.3) 1.5 ピンクカメオ
6. 2 東京 ユニコーンS JpnIII 15 34.3 (6人) 11着 吉田隼人 56 ダ1600m(良) 1:38.2 (38.4) 1.3 ロングプライド
9. 30 阪神 ポートアイランドS OP 18 54.8 (13人) 18着 内田浩一 54 芝1600m(稍) 1:35.0 (36.0) 1.7 スーパーホーネット
11. 11 東京 オーロC OP 17 10.8 (5人) 3着 勝浦正樹 53 芝1400m(稍) 1:21.9 (35.1) 0.2 ブルーメンブラット
12. 23 中京 尾張S OP 16 9.6 (4人) 10着 川島信二 55 芝1200m(重) 1:09.3 (35.2) 0.4 トーセンザオー
2008 1. 19 京都 淀短距離S OP 15 26.9 (11人) 9着 角田晃一 55 芝1200m(良) 1:09.8 (35.2) 0.7 ファイングレイン
2. 16 東京 バレンタインS OP 16 6.6 (4人) 3着 吉田隼人 55 芝1400m(良) 1:21.4 (34.4) 0.1 ナスノストローク
5. 4 新潟 谷川岳S OP 16 6.8 (3人) 13着 津村明秀 56 芝1400m(良) 1:21.6 (36.1) 1.4 マイネルフォーグ
6. 21 阪神 ストークS 1600万下 18 4.8 (2人) 1着 佐藤哲三 57.5 芝1400m(稍) 1:20.7 (35.1) -0.7 (マンテンハット)
7. 13 阪神 プロキオンS GIII 13 17.0 (5人) 13着 幸英明 56 ダ1400m(良) 1:24.8 (38.0) 2.8 ヴァンクルタテヤマ
8. 24 新潟 NSTオープン OP 10 3.0 (1人) 5着 石橋脩 56 芝1400m(稍) 1:21.8 (36.3) 0.8 ヤマニンエマイユ
10. 5 阪神 ポートアイランドS OP 18 14.6 (7人) 1着 佐藤哲三 56 芝1600m(稍) 1:34.7 (34.1) -0.6 (バトルバニヤン)
11. 1 京都 スワンS GII 16 9.4 (5人) 1着 佐藤哲三 57 芝1400m(良) 1:19.9 (34.5) -0.1 ローレルゲレイロ
11. 23 京都 マイルCS GI 18 18.8 (7人) 18着 佐藤哲三 57 芝1600m(良) 1:34.2 (36.3) 1.6 ブルーメンブラット
2009 3. 1 阪神 阪急杯 GIII 16 10.9 (6人) 12着 佐藤哲三 58 芝1400m(良) 1:23.2 (36.7) 2.1 ビービーガルダン
4. 5 中山 ダービー卿CT GIII 15 19.1 (11人) 14着 三浦皇成 58 芝1600m(良) 1:34.7 (35.9) 1.0 タケミカヅチ
5. 3 新潟 谷川岳S OP 16 7.4 (4人) 9着 佐藤哲三 59 芝1400m(良) 1:21.8 (36.0) 0.8 ホッカイカンティ
7. 5 阪神 米子S OP 17 8.5 (4人) 2着 佐藤哲三 58 芝1600m(良) 1:32.6 (34.8) 0.0 クラウンプリンセス
8. 9 新潟 関屋記念 GIII 18 13.5 (6人) 14着 佐藤哲三 57 芝1600m(稍) 1:33.8 (34.8) 1.1 スマイルジャック
8. 29 新潟 朱鷺S OP 18 15.6 (7人) 14着 丹内祐次 59 芝1400m(良) 1:22.1 (36.7) 1.1 マイケルバローズ
10. 31 京都 スワンS GII 18 12.2 (9人) 10着 川島信二 58 芝1400m(良) 1:20.9 (34.8) 0.6 キンシャサノキセキ
11. 15 東京 オーロC OP 18 16.7 (7人) 10着 戸崎圭太 58 芝1400m(良) 1:21.9 (36.0) 1.1 アイアムカミノマゴ
12. 20 阪神 阪神C GII 18 36.8 (15人) 18着 浜中俊 57 芝1400m(良) 1:22.1 (36.6) 1.7 キンシャサノキセキ
2010 1. 5 京都 京都金杯 GIII 15 75.7 (14人) 15着 佐藤哲三 57 芝1600m(良) 1:36.5 (38.3) 2.4 ライブコンサート
10. 3 阪神 ポートアイランドS OP 10 22.5 (8人) 5着 和田竜二 59 芝1600m(稍) 1:35.3 (35.6) 0.5 ダノンヨーヨー
10. 30 京都 スワンS GII 14 14.4 (7人) 14着 和田竜二 57 芝1400m(良) 1:22.8 (34.7) 1.8 マルカフェニックス
2011 2. 6 東京 東京新聞杯 GIII 16 293.7 (14人) 16着 F.ベリー 57 芝1600m(良) 1:34.3 (35.3) 1.8 スマイルジャック
2. 27 阪神 阪急杯 GIII 16 202.9 (14人) 16着 吉田稔 57 芝1400m(良) 1:21.5 (35.7) 1.4 サンカルロ

血統表

マイネルレーニア血統ロベルト系 / Northern Dancer4x4=12.50%、Turn-to5x5=6.25%) (血統表の出典)

*グラスワンダー
1995 栗毛
父の父
Silver Hawk
1979 鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Gris Vitesse Amerigo
Matchiche
父の母
Ameriflora
1989 鹿毛
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Graceful Touch His Majesty
Pi Phi Gal

チェリーラブ
1994 鹿毛
サクラユタカオー
1982 栗毛
*テスコボーイ Princely Gift
Suncourt
アンジェリカ *ネヴァービート
スターハイネス
母の母
ターンツーダイナ
1978 鹿毛
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
*ナイスランディング First Landing
Pashmina F-No.1-w

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o マイネルレーニア”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年7月3日閲覧。
  2. ^ マイネルレーニア引退、札幌競馬場で誘導馬に”. ラジオNIKKEI. 2022年5月14日閲覧。
  3. ^ ノーザンホースパークで北海道秋季馬術大会開催”. 競走馬のふるさと案内所. 2021年12月25日閲覧。

外部リンク