マイク・キッカム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。2400:4153:2202:3f00:19ab:29f5:7cff:94d4 (会話) による 2022年5月13日 (金) 12:16個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

マイク・キッカム
Mike Kickham
サンフランシスコ・ジャイアンツ時代
(2013年5月28日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ミズーリ州スプリングフィールド
生年月日 (1988-12-12) 1988年12月12日(35歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト6巡目
初出場 2013年5月28日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

マイケル・ジョゼフ・キッカムMichael Joseph Kickham, 1988年12月12日 - )は、 アメリカ合衆国ミズーリ州スプリングフィールド出身のプロ野球選手投手)。左投左打。現在は、フリーエージェント(FA)。

メディアによってはマイケル・キックハム[1]と表記される場合もある。

経歴

プロ入りとジャイアンツ時代

2010年MLBドラフト6巡目(全体198位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名され、8月12日に契約した。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ジャイアンツでプロデビュー。3試合に登板して防御率11.57、3奪三振を記録した。

2011年はA級オーガスタ・グリーンジャケッツ英語版でプレーし、21試合に先発登板して5勝10敗、防御率4.11、103奪三振を記録した。

2012年はAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズでプレーし、28試合(先発27試合)に登板して11勝10敗、防御率3.05、137奪三振を記録した。

2013年はAAA級フレズノ・グリズリーズで開幕を迎え、5月28日にジャイアンツとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[2]。同日のオークランド・アスレチックス戦で先発起用されメジャーデビュー。2回裏にデレク・ノリスから本塁打を打たれるなど、2.1回を4安打4失点と結果を残せず、メジャー初黒星を喫した[3]。5月29日にAAA級フレズノへ降格した[4]。1ヶ月後の6月24日にメジャーへ昇格[5]。昇格後は2試合連続で負け投手となり、4度目の登板となった7月5日のロサンゼルス・ドジャース戦からリリーフへ転向した。7月7日にAAA級フレズノへ降格したが、7月9日に再昇格[6]。7月10日のニューヨーク・メッツ戦では5.1回を5安打4失点と抑えられず[7]、試合後にAAA級フレズノへ降格した[8]。8月20日に再昇格し[9]、8月21日のボストン・レッドソックス戦に登板したが、4回を5安打6失点と再び結果を残せず[10]、8月22日にAAA級フレズノへ降格した[11]。8月23日にメジャーへ再昇格した[12]。この年メジャーでは12試合(先発3試合)に登板して0勝3敗、防御率10.16、29奪三振を記録した。

2014年3月12日にAAA級フレズノへ配属され[13]、開幕を迎えたが、この年メジャーでは2試合の登板にとどまった。

ジャイアンツ退団後

2014年12月23日にウェイバー公示を経てシカゴ・カブスへ移籍した[14]

2015年1月9日にDFAとなり[15]、1月14日にラース・ハイヤーとのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した[16]。開幕は傘下のAAA級タコマ・レイニアーズで迎え、5月4日にDFAとなった。翌5日にウェイバー公示を経てテキサス・レンジャーズへ移籍し、同日中に傘下のAAA級ラウンドロック・エクスプレスへ異動した。6月11日に自由契約となり、7月24日に独立リーグであるアトランティックリーグブリッジポート・ブルーフィッシュと契約したが、試合出場なく28日に退団する。

2016年1月8日にプロ入り時の古巣のジャイアンツとマイナー契約を結んだ。開幕からAA級リッチモンドでプレーし、6試合に登板して0勝1敗、防御率6.75の成績で5月20日に自由契約となった。その後、6月26日に独立リーグであるアメリカン・アソシエーションカンザスシティ・ティーボーンズと契約。

マーリンズ傘下時代

2017年3月19日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ。この年は傘下のAA級ジャクソンビル・ジャンボシュリンプとAAA級ニューオーリンズ・ベビーケークスでプレーし、2球団合計で27試合(先発25試合)に登板して8勝10敗、防御率3.65、119奪三振を記録した。オフの11月6日にFAとなったが、2018年1月4日にマイナー契約で再契約した。

2018年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・マーリンズ、AA級ジャクソンビル、AAA級ニューオーリンズでプレーし、3球団合計で20試合(先発3試合)に登板して1勝1敗1セーブ、防御率3.64、38奪三振を記録した。オフの11月2日にFAとなったが、12月3日にマイナー契約で再契約した。

2019年はAAA級ニューオーリンズでプレーし、24試合(先発22試合)に登板して5勝5敗、防御率3.84、84奪三振を記録した。オフの11月4日にFAとなった[17]

レッドソックス時代

2019年12月20日にレッドソックスとマイナー契約を結び、2020年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[17]

2020年8月31日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[18]。9月2日のアトランタ・ブレーブス戦で6年ぶりのメジャー復帰登板を果たした。10月26日にマイナー契約となり、同日に自由契約となった[19]

ドジャース時代

2021年1月8日にドジャースとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。5月2日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[20]。早速同日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で登板するも2イニングで3失点を喫し、翌日の5月3日にDFA[21]、5日にマイナー契約で傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースへ配属された[17]。オフにはメキシコに派遣された。

メキシカンリーグ時代

2022年2月18日にメキシカンリーグラグナ・ユニオン・コットンファーマーズと契約を結んだ[17]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2013 SF 12 3 0 0 0 0 3 0 0 .000 144 28.1 46 8 10 2 0 29 2 0 34 32 10.16 1.97
2014 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 16 2.0 8 1 1 0 0 1 0 0 5 5 22.50 4.50
2020 BOS 6 2 0 0 0 1 4 0 0 .200 70 14.0 21 6 5 1 2 17 0 0 12 12 7.71 1.86
2021 LAD 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 12 2.0 5 1 1 0 1 2 0 0 3 3 13.50 3.00
MLB:4年 21 5 0 0 0 1 7 0 0 .200 242 46.1 80 16 17 3 3 49 2 0 54 52 10.10 2.09
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

  • 59(2013年 - 2014年、2021年)
  • 74(2020年)

脚注

  1. ^ 『月刊スラッガー』2013年9月号(同年7月24日発売、日本スポーツ企画出版社発行)より、キッカムの7月9日付メジャーリーグ昇格を伝える記事。
  2. ^ Rick Eymer (2013年5月28日). “Giants welcome rookie Kickham to clubhouse”. MLB.com. 2014年5月9日閲覧。
  3. ^ Scores for May 28, 2013”. ESPN MLB (2013年5月28日). 2014年5月9日閲覧。
  4. ^ Chris Haft, Andrew Owens (2013年5月29日). “Kickham leaves on upbeat note”. MLB.com. 2014年5月9日閲覧。
  5. ^ Chris Haft (2013年6月25日). “Kickham to start as Gaudin goes on DL”. MLB.com. 2014年5月9日閲覧。
  6. ^ Andrew Owens (2013年7月9日). “Kickham returns as Sanchez goes on DL”. MLB.com. 2014年5月9日閲覧。
  7. ^ Scores for Jul 10, 2013”. ESPN MLB (2013年7月10日). 2014年5月9日閲覧。
  8. ^ Andrew Owens (2013年7月10日). “Giants option reliever Kickham to Triple-A Fresno”. MLB.com. 2014年5月9日閲覧。
  9. ^ Chris Haft (2013年8月21日). “Giants bring back Kickham, Machi to bolster bullpen”. MLB.com. 2014年5月9日閲覧。
  10. ^ Scores for Aug 21, 2013”. ESPN MLB (2013年8月21日). 2014年5月9日閲覧。
  11. ^ Chris Haft (2013年8月22日). “Giants bring back Peguero, Noonan”. MLB.com. 2014年5月9日閲覧。
  12. ^ Rick Eymer (2013年8月23日). “Kickham recalled to bolster pitching staff” (英語). MLB.com. 2014年5月9日閲覧。
  13. ^ Chris Haft (2014年3月12日). “Brown, De Paula optioned to Triple-A Fresno” (英語). MLB.com. 2014年5月9日閲覧。
  14. ^ Cubs Claim LHP Mike Kickham from San Francisco”. MLB.com Cubs Press Release (2014年12月23日). 2014年12月24日閲覧。
  15. ^ Cubs, outfielder Chris Denorfia agree to terms on one-year contract”. MLB.com Cubs Press Release (2015年1月9日). 2015年1月10日閲覧。
  16. ^ Mariners acquire LHP Mike Kickham from Chicago Cubs”. MLB.com Mariners Press Release (2015年1月14日). 2015年1月15日閲覧。
  17. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2022年4月1日閲覧。
  18. ^ Anthony Franco (2020年8月31日). “Minor MLB Transactions: 8/31/20” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月5日閲覧。
  19. ^ Red Sox Outright 5 Players” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年10月26日閲覧。
  20. ^ Blake Harris (2021年5月2日). “Dodgers place Dustin May on 10-day IL, Corey Knebel on 60-day IL” (英語). SB Nation. 2021年5月7日閲覧。
  21. ^ Mark Polishuk (2021年5月5日). “Dodgers Claim Phil Bickford, Designate Mike Kickham” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月7日閲覧。

関連項目

外部リンク