ディビジョン2

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ディビジョン2
ジャンル オープンワールド
サードパーソン・シューティング
ルーターシューター[1]
対応機種 PlayStation 4
Xbox One
Microsoft Windows
開発元 Massive Entertainment英語版
運営元 ユービーアイソフト
人数 1 - 4人
運営開始日 2019年3月15日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
PEGI18
コンテンツ
アイコン
CERO:暴力、犯罪
エンジン Snowdrop (ゲームエンジン)英語版
売上本数 世界の旗 1000万本[2]
その他 PS4 Pro ENHANCED対応
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ディビジョン2』はユービーアイソフトより発売されているオープンワールドゲームである[4]

概要

トム・クランシー作品であり、前作『ディビジョン』から3年振りの新作である。

今作はアメリカの首都ワシントンD.C.を舞台としており、危険なバイオテロに立ち向かっていく[5][6]

ストーリー

ニューヨークが殺人ウイルス「ドルインフル」によるバイオテロに見舞われてから7か月後。厳重に守られていたアメリカの首都ワシントンD.C.にも感染が及び、都市は荒廃。そのような地獄のような状況でも、生存者達はかつての光を取り戻すべく抗っていた。

そんな中、プレイヤーが所属するスリーパーエージェント「ディビジョン」が、ワシントンD.C.からの救難信号を受ける。プレイヤーはディビジョンの一員として荒廃したワシントンD.C.を探索し、街を救うために奔走することになる。

組織と人物

ディビジョン

プレイヤーが所属する組織。正式名称「Strategic Homeland Division」。作中では主に頭文字を取った「SHD」、または「ディビジョン」と呼ばれる。また、所属する人物は「エージェント」と呼ばれる。
プレイヤー
主人公。コミュニティを守るため戦っていたが、救難信号を受け、ワシントンD.C.へ移動する。発信元である作戦基地、ホワイトハウスもまた攻撃を受けており、防衛に成功して以降はワシントンD.C.で活動する。
エージェント・サンダース
プロローグで主人公と共にコミュニティを守る。救難信号を受けた際にはウォーターフロント防衛のために残り、ワシントンD.C.を主人公に託す。
エージェント・デラクルス
プロローグで主人公と共にコミュニティを守る。戦闘で負傷する。
アラニ・ケルソ
ワシントンD.C.で活動するエージェント。アメリカ陸軍のレンジャースクールを初めて修了した女性の一人で、CIAの下で働く民兵将校の経歴を持つ。その後ディビジョンにヘッドハントされ教官を務めた後、自らも前線へ出るエージェントとなった。レンジャースクール時代の訓練において型にはまらない方法で解決する素質を見せつける。寡黙で用心深く、常に周囲を把握し、綿密な調査で状況を分析し行動する。反面、敬意を抱けない相手への反抗性が強く、コミュニティを滅ぼした脅威を排除しようと向かう主人公へ「全員殺して」と言い放つなど、危機的状況では暴力的で冷酷な面を見せる。

ジョイント・タスク・フォース

救急サービス、州軍などによって作られた統合任務部隊。作中ではそのまま「JTF(ジェイ・ティー・エフ)」と呼ばれる事が多い。ディビジョンとは協力関係にある。背中に「JTF」と書かれたTシャツが目印。アウトブレイク直後と比較するとかなり衰退しており、ワシントンD.C.ではホワイトハウスとその周辺以外にはほぼいない。
マニー・オルテガ
今作のディビジョンの指揮を務めるディビジョン・コーディネーター。カリフォルニア州で育ち、20代前半にワシントンD.C.へ移住した。無線情報収集および通信スペシャリストとして州兵に入隊、昇級を重ねた。

市民

ワシントンD.C.に住む住民。ディビジョン、JTFとは協力関係にある。コミュニティに所属しているものが多い。衣食住のほか、武器を取って市民軍を結成し、生活を自衛している。
オデッサ・ソイヤー
コミュニティ「シアター」のリーダー。ディビジョンエージェントだったが、戦闘で片足を狙撃されて失い、退役する。コミュニティのメンバーに護身術、銃の扱い方を教えるなどしている。
エレノア・ソイヤー
オデッサの娘。誘拐されグランドワシントンホテルに監禁されていた。
ヘンリー・ヘイズ
コミュニティ「キャンパス」のリーダー。責任感が強く、ストレスの高い状況でも平静を保つ。仲間思いの面があり、争いは極力避ける。

ハイエナ

アウトブレイクが起きてからも数々の犯罪を起こし抗争を繰り返してきた複数のギャングなどが、自分ら以外にも脅威となる勢力が現れてきているという状況を受け止め、各リーダーが休戦という形を取り共同で「評議会」を作ることによって生まれた。ほとんどのメンバーは犯罪歴があり、容赦なく略奪や暴行を繰り返す。また「スパイス」というドラッグを製造する環境を整え、スパイスを使用する場面も見られる。複数の犯罪者集団の統合であるためまとまりがなく、戦闘経験も乏しい。トップである評議会のメンバーらが組織の統括をしているため、明確にリーダーと呼べる者はいない。

アウトキャスト

アウトブレイク時に強制隔離され、禄に支援をしなかった政府やJTFに恨みを持つ人々が、復讐のため団結して生まれた。一般人らであるため戦闘経験は乏しい。しかしながら恐れを知らず予測不可能な行動をとることがあり、自爆を前提とした攻撃や、自らを苦しめたウイルスを生物兵器としてばら撒いてコミュニティを崩壊させようと企てる。

エミリーン・ショー
アウトキャストのリーダー。アウトブレイク前は検察官だった。ルーズベルト島の隔離エリアで娘を亡くし、娘を見殺しにした政府に強い憎悪を抱く。親しい友人はいないものの、カリスマ性によってグループの信頼を得ている。無症状保菌者

トゥルーサンズ

後手後手な対応に終始する政府やJTFに不満を抱き、失望した元JTFオフィサーのアントワン・リッジウェイ大佐を中心に彼を支持する急進派の元JTF兵士や同調者、暴徒や大佐が一時収監された軍刑務所の囚人などが発足させ反乱を起こした民兵組織。自分達こそが現在の事態を収束させることが出来ると信じており、武力によってワシントンD.C.を制圧し最終的に自分達がアメリカ合衆国を統治することを目論んでいる。

多くのメンバーは実戦経験が無いものの軍や警察の訓練を受けた者が多く、統率が取れており豊富な物資や地対空ミサイルや迫撃砲といった強力な兵器を所有するなどその勢力は強大であり、ブラックタスクの調査班も「火力と縄張りの広さではワシントンを支配してると言える」と評するほどである。

現在はアメリカ合衆国議会議事堂のあるキャピトル・ヒルを本拠地としている。

アントワン・リッジウェイ
トゥルーサンズのリーダー。元JTFオフィサー。予備役将校訓練課程で学び、そのまま予備役将校となる。アウトブレイク当時は、大佐としてメリーランド州兵を指揮していた。州兵がJTFに統合されるとやり方に不満を抱きはじめ、遂にはトゥルーサンズを作り反乱を起こした。

ブラックタスク

各勢力の弱体化と時を同じくして出現した、詳細不明の武装組織。正式名称「Black Tusk Special Unit」。頭文字を取って「BTSU」と表記されることがある。ディビジョンを含むワシントンD.C.の全ての勢力を排除し、支配しようと企む。その正体は政界や産業界のトップと繋がりを持つPMCであり、政府での仕事を数多く遂行しているため実戦経験が豊富で特に精鋭な人員が揃う。大型のホバークラフトをはじめ、自律する四足歩行の武装ロボット、ドローン、大型の武装無人ヘリなど、ハイテクな装備を保有する。

バードン・シェーファー
ブラックタスクのリーダー。警察と政府の警備関係に携わる家系の出身。エリートの集まりであるブラックタスクの指揮を執る。元ディビジョン所属。

開発

評価

脚注

外部リンク