スプリンターセル ブラックリスト

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Splinter Cell Blacklist
スプリンターセル ブラックリスト
ジャンル ステルスアクション
対応機種 PlayStation 3
Xbox 360
Wii U
発売元 ユービーアイソフト
発売日 日本の旗 2013年9月5日
対象年齢 ESRBM(17歳以上)
CEROD(17才以上対象)
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スプリンターセル ブラックリスト(Splinter Cell Blacklist[1])とは、スプリンターセルシリーズの第6作となるステルスアクションゲーム。フランスユービーアイソフトから2013年9月に発売された。

ソロキャンペーンストーリー[編集]

かつてアメリカ国家安全保障局内の秘密組織「サード・エシュロン」に所属する「スプリンターセル」であったサム・フィッシャーは過去に所属していた組織「サード・エシュロン」が起こした「ワシントンD.C.EMP事件」後、「兄弟」であるコステの民間軍事会社で自分達が請け負ってもいいと思った仕事だけ請け負っていた。 ある晩サムはコステと共に訪れたグアムで謎のテロ組織「エンジニア」によるアンダーセン空軍基地の襲撃に出会う。 事件後、サムはコールドウェル大統領により大統領直属の特殊作戦部隊「フォースエシュロン」のリーダーに任命され、「エンジニア」によるアメリカ合衆国全土に向けた大規模テロ「ブラックリスト」を阻止する為にステルス航空機「パラディン」を拠点に行動を開始する。

登場人物[編集]

カッコ内は日本語版の吹き替え

サム・フィッシャー玄田哲章
このシリーズの主人公。
友人である故アーヴィング・ランバートに請われて初代「スプリンターセル」として旧ソ連のグルジア共和国の「ニコラーゼ大統領」による超小型特殊核爆弾「アーク」の脅威の排除。「スハディ・サドノ」率いるインドネシア人ゲリラ組織「ダラ・ダン・ドア」が起こした東ティモールのアメリカ大使館占拠事件から端を発したウイルス散布未遂事件。 ペルーのゲリラグループ「人民の声」に誘拐されたエンジニア「モルゲンホルト」。彼の救出及び引き出された情報から南北朝鮮とアメリカ合衆国との全面戦争を引き起こそうとサイバーテロを画策した日本の国防総省「大友幕僚長」及びI-SDF(自衛隊の諜報機関)の野望を阻止した。
国内テロ組織JBA(ジョン ブラウンズ アーミー)への潜入任務「ダブルエージェント」で組織に捕らえれた友人を自らの手で死に追いやってしまう。「サード・エシュロン」を離れ、娘サラの死の真相を探る内に「サード・エシュロン」とその背後に見え隠れする巨大組織を相手に一人立ち向かう(後に「サード・エシュロン」解体の原因となった「ワシントンD.C.EMP事件」)。グアムでの「エンジニア」による事件後、「フォースエシュロン」のリーダーとして就任。 
ヴィクター・コステ(若本規夫
サムの親友でサム同様「シールズ」出身。20年前の湾岸戦争では、部隊長であったサムを単身救出している。今作ではサムにインドネシアで買ったカランビットを手渡す。
チャーリー・コール(西健亮
「パラディン」に搭載されている情報システム「SMI」の設計者だった。今はサムと共にコステに雇われ、コステを父親のように思っている。
「フォースエシュロン」ではコンピューターハッキング、サムの武器装備の開発、現地でのライトバンの調達等を行う。
パトリシア・コールドウェル(榊原良子
アメリカ合衆国初の女性大統領。「サード・エシュロン」による「ワシントンD.C.EMP事件」で命を狙われるものの、サムとグリムによってその命を救われる。
アンナ・グリムスドッティア(田中敦子
通称グリム、凄腕のハッカー。
大統領の信頼厚い顧問であり、大統領に「フォースエシュロン」の設立を提案する。SMI開発の総責任者であり、チームとホワイトハウスを繋ぐ存在。
チャーリー同様通信端末「OPSAT」経由での情報でサムを支援する。
アイザック・ブリッグス(乃村健次
元はCIA職員で、「エンジニア」によるアメリカ合衆国全土に向けた大規模テロ「ブラックリスト」の兆候を最初に発見するものの警告は無視され続け、グアムでの「ブラックリスト」を許してしまう結果となりCIAでの地位を失ってしまう。
経歴をグリムに買われ「フォースエシュロン」のフィールドエージェントとしてサムと共に戦闘に赴く。意見を率直に述べる性格で、運転と狙撃の名手。
サラ・フィッシャー(白石涼子
サムの娘。スプリンターセル 二重スパイの冒頭で交通事故死したと思われていたが、故アーヴィング・ランバートからのメッセージを受け取っていたグリムによって保護されていた。今作ではサムの電話のみに登場。
アンドリー・コビン(江川央生
サラ・フィッシャーを死んだように見せかけサムを危険にさらそうとした。現在は武器商人で、裏情報目当てでサム達に「保護」される事になる。チャーリー同様グリムは手を焼いている。
マジード・サディーク(立木文彦
テロ組織「エンジニア」のリーダー。元MI6。
政治的に穏健で聡明、極端に宗教的ではなかったが、ジャイシュ=エ=ムハンマドに潜入捜査をした事で思想的になってしまう。MI6のフィールドオペレーション中に謎の失踪を遂げる。公式には死亡している事になっているが、非公式には英国諜報機関の最重要指名手配犯となっている。
自らを変革者と考え西欧諸国を腐敗した無価値なものと考え、その転覆を目指している。失踪から数年の間、テロリスト顧問のような役目を果たしていた。才気溢れる戦術家であり、非情な闘士でもあり、目的達成の為には危険をも恐れない。

ゲーム・システム[編集]

ステルスを重視したアクションゲームだが、コンヴィクションから導入されたシステムと過去の作品にあったシステムの一部復活により幅広い戦略的かつスピーディーなアクションに仕上がっている。 またプレイヤーによる任意の行動でゴースト、パンサー、アサルトといったプレイスタイルをリザルト時に反映される。下記のものはシステム及びスタイルの一覧。

ラスト・ノウン・ポジション
敵が最後にプレイヤーを目視した場所にゴーストが表示される。敵はゴーストの位置に向かって攻撃或いは近付いてくるので、その間に別の場所に移動したり、敵の背後を取るなどの戦略的な行動を取れる。
マーク&エクスキュート
前作におけるマーク&アクション。今回はどの行為でもよいので敵を倒す事によりエクスキュートゲージが溜まり発動が可能となるが難易度パーフェクトではゲージは一切溜まらない。
装備している銃がピストル、アサルトライフル、スナイパーライフル、ショットガンでも最大3つまでマーク可能。
マーカーが白の場合は発生しないが赤の時にはアクション可能となり、敵を銃の攻撃力無視で倒す事が出来るがヘルメットを被った敵はヘルメットを飛ばすだけとなる。またマークを敵に付けることで、敵の現在地を把握するのにも役立つ。
ビジュアルメッセージ
次の目標を知らせる情報が、壁などにメッセージが表示される。基本的に英語表記になるが、ポーズを押せば目的が出るので今作では意味は無くなっている。
敵を担ぐ
敵を倒した後に担いで運ぶ事が可能となったが、移動速度が落ちる、姿が見えやすくなるといったデメリットもあるが、敵を隠す事により巡回兵などを警戒モードにさせないメリットもある。
スーツの光源
一定以上の暗い所に隠れた時にスーツのライトが光るが、これは敵から姿が見えにくいといった事を表している。スーツの種類(潜入向けか戦闘向けか)によっては接近されても存在を感知されない事もある。あくまでも「見えにくい」であり、一切見えないというわけではない。

スタイル[編集]

ゴースト
敵に姿を見られていない、誰も殺害せずに文字通り幽霊のように任務を遂行するスタイル。ステルス状態で気絶、もしくは敵を警戒させずに回避することで加点。
パンサー
誰にも見つからず静かに近づき近接用のカランビットナイフ又はサイレンサー付の銃による敵の排除を行い任務を遂行するスタイル。ステルス状態で殺害、もしくは警戒状態の敵を回避することで加点。
アサルト
ステルス行動を一切排除し、正面から敵に立ち向かい任務を遂行するスタイル。戦闘状態で敵を殺害、気絶させることで加点。

ステージ[編集]

ソロキャンペーン[編集]

ブラックリストゼロ(グアム、アンダーセン空軍基地)
謎のテロ組織「エンジニア」による大規模テロ「ブラックリスト」である「アメリカンパワー」。グアムにあるアンダーセン空軍基地襲撃に巻き込まれたサムとコステは無線を妨害しているジャマーを止める為に奮闘し、ジャマーを止めるが、ジャマー付近で重傷を負い倒れていた「エンジニア」の傭兵が隠し持っていた手榴弾が爆発。コステはサムを庇い重傷を負い、病院に収容された。その後「エンジニア」によるアンダーセン空軍基地襲撃映像と司令官殺害映像がインターネット上に流れ始め、「エンジニア」の要求が発表された。世界各国に駐留するアメリカ軍の即時撤退。それが行われない場合はアメリカ合衆国全土に向けた大規模テロ「ブラックリスト」を実行すると予告した。
セーフハウス(リビア、ベンガジ)
情報提供者であるアンドリー・コビン。今や追われる身となった彼はCIAと取引を行い、セーフハウスに匿われていた。サムは手続き通りにセーフハウスから撤収させようとしたが地元民兵がセーフハウスを制圧。セーフハウスに潜入し、コビンの代わりに殺害されたCIA職員を発見。民兵が持っていた携帯電話をOPSATを介しチャーリーがハッキングを行うとコビンは再利用された警察署にいる事が判明。サムは警察署に潜入しコビンを救出する。パラディンへ連行し、尋問を行うとアンダーセン空軍基地襲撃の為に「エンジニア」に武器を売った事を告白する。
反乱軍拠点(イラク、ミラワ)
コビンの情報から「エンジニア」と繋がる一連の訓練キャンプの存在が浮かび上がった。サムはその内の最大のキャンプを引き受け、残りのキャンプは全て「フォースエシュロン」が攻撃する事となった。しかしこの訓練キャンプ自体が罠であった。待ち伏せ攻撃を受け、「フォースエシュロン」は壊滅の憂き目に合う。一方でサムはミラワキャンプの奥で殺害されたアメリカ空軍兵士の遺体とビデオカメラを発見する。ビデオカメラにはグアムで捕らえられたアメリカ空軍兵士が「エンジニア」のリーダーであり元MI6の「マジード・サディーク」によって殺害される場面が映っていた。見終わると同時にドローンの攻撃が開始されるが合流地点まで走り抜けたサムは無事に脱出を果たす。しかし「エンジニア」は訓練キャンプの攻撃をした「フォースエシュロン」の虐殺映像をインターネットへとアップロードするのだった。
アメリカンコンサンプション(アメリカ合衆国、シカゴ)
アメリカ合衆国全土に向けた大規模テロ「ブラックリスト」である「アメリカンコンサンプション」の標的がダラスであると主張するグリムとブリッグス。だがチャーリーの報告からサムは真の標的はシカゴと判断しチームを説得する。シカゴに到着するとネイビー・ビアで人質事件が発生。潜入したサムは、すぐにこの人質事件自体が陽動作戦であると判断。「エンジニア」の真の目的は現地の水処理施設であった。チャーリーの報告にあったバンを確認し、水処理施設に潜入したサムは「エンジニア」が水中に兵器化したペスト菌を投じ、シカゴ全体を感染させる企みを阻止する。
私邸(パラグアイ、シウダー・デル・エステ)
シカゴの事件後、全て「エンジニア」の足跡を追っている事に過ぎないと感じたサムは戦術を転換する。南米のテロブローカーの「レザ・ノーリ」を追う事に決めた。要塞と化した彼の屋敷に辿り着き、トライローターで電源を破壊。ノーリをパニックルームに誘導し、ついに追い詰める事に成功した直後、ノーリ暗殺の為にイラク軍の特殊部隊が屋敷を急襲。ノーリは保護と引き換えにサディークへ送った連中の情報を渡す事をサムに約束する。
廃工場(イングランド、ロンドン)
ノーリの情報から集められた傭兵達は警備、運転手、化学兵器製造のプロばかりであった。彼等のパスポート情報からロンドンの廃工場を突き止める。潜入したサムは工場の奥で「ブラックリスト」にイランが関与し、次の計画を示す資料を発見。OPSATで「パラディン」へ転送する。更に輸送を待つ化学兵器の積荷を発見。リスクを冒して化学兵器が入った容器に追跡装置を仕掛けた。しかし次第に呼吸が乱れ、徐々に歩行困難に陥る。化学兵器はVXガスであった。化学兵器工場と化した廃工場の奥でサディークを発見するものの意識を失い昏倒。目が覚めると捕らえられサディークに尋問される。そこへブリッグスが救出に駆け付ける。サムはブリッグスにサディーク追跡を命じるが、ブリッグスはサムの生命を優先する。特殊部隊を排除し屋上へと出るがそこにはサディークの姿は無かった。任務終了後、サムは指示を無視したブリッグスに激怒し任務から降ろすと言い渡す。一方、サディークは英国諜報内部の二重スパイの手引きでロンドンから姿を消す。追跡装置を搭載した化学兵器はアメリカに向けて輸送を開始。輸送状況はSMIを通じチャーリーがモニターしていた。
特殊作戦本部(イラン、テヘラン)
サムの入手した情報によりコールドウェル大統領は「ブラックリスト」の起点としてイランを指し示す情報を発表した。世論はイランへの戦争支持の気運が高まっていた。しかしグリムは情報を疑い、危険な計画を立案する。イランの特殊部隊本部に潜入し、その情報が本物かを確かめようというのだ。イランに潜入したサムは家族を脅迫する事で「アリ・ロハニ」特殊部隊将軍から話を聞き出し、施設へ導かれるが、そこで待ち伏せを受ける。チャーリーのハッキングにより電力を一時的に失った混乱の隙を付き突破に成功し、データサーバーを発見する。この情報によりイランは「ブラックリスト」を支援していない事が証明された。敷地内から脱出するサムを迎えたのは任務から外したはずのブリッグスであった。サムとブリッグスは追跡を受け、グリムは二人を救う為、サムの制止を振り切りUAVを使用し、追跡車両から二人を救うのだった。新しい情報により戦争への熱は冷めた。だが、刻一刻と化学兵器はアメリカに迫っていた。
車両基地(アメリカ合衆国、フィラデルフィア)
イランで使用されたUAVは操作不能による事故として処理された。だが、アメリカ合衆国全土に向けた大規模テロ「ブラックリスト」である「アメリカンフリーダム」は迫っている。VXガスと確認された化学兵器がフィラデルフィアに持ち込まれた事を確認した。「エンジニア」は地下鉄網に対して化学兵器を使用し都市全体に拡散しようと目論む。サムとブリッグスは直ちに車両基地に潜入。「エンジニア」への攻撃を開始した。持ち込まれた化学兵器は全てで5つ。サム、ブリッグスはそれぞれ別れて化学兵器を停止させる。最後の1つが移動中の列車に仕掛けられた。サムは列車に乗り込み、現場の「エンジニア」を追跡し、装置を停止させる。そこには「エンジニア」の司令官がいた。司令官は逃走の末、駅構内で人質を取るが偶然居合わせた鉄道警察官が司令官、サムに銃を向ける。司令官がサムに注意を向けた瞬間、警察官が発砲。司令官は死亡し、サムはその場に駆けつけた鉄道警察隊により拘束されてしまう。
収容所(キューバ、グアンタナモ湾)
7日の猶予があった「ブラックリスト」は加速を始める。そんな中、ノーリがグアンタナモに出頭したという情報を入手する。ノーリがもたらす「新情報」は確実にアメリカを戦争に突き進ませようとするものだった。収容所はブリッグスの所属していたCIAも一枚噛んでいた。かつてのツテを使い、囚人としてサムは収容所に潜入。またブリッグスも看守として潜入していた。サムを連れたブリッグスは取調室まで向かうとサムを解放。ブリッグスは電源を落とす事とロッカーにギアが入っている事を伝える。サムはブリッグスにボートの手配をする事を伝え、ノーリのいる取調室へ入室する。サムの手荒い取り調べによりノーリは情報は偽造であった事を認める。それと同時にサムにサディークが「フォースエシュロン」のチームメンバーの家族構成から全てを把握している事も明かした。その後ギアを入手したサムは警戒網を突破し、ブリッグスと合流。海上警備隊に追われながらも何とか逃げ切りメキシコでメンバーと合流する。
飛行場(メキシコ、ユカタン州)
飛行場で「パラディン」の燃料補給と修理の最中、突如現れたメキシコのカルテル工作員により、攻撃を受けた。サムは工作員を闇に紛れ1人、また1人と倒して行く。離陸準備が整うが今度は車両による離陸を狙われる。ブリッグスがOPSATを介しUAVによる攻撃で車両を撃破。無事に「パラディン」は大空へと飛び立つ。その後、チャーリーのミスでカルテルに存在を感知された事、サディークが「フォースエシュロン」に対し賞金を掛けていた事が明らかとなった。グリムはこの事を自分の胸に仕舞い、チャーリーには腕を磨けと発奮を促した。
アメリカンフューエル(メキシコ湾上空)
アメリカ合衆国全土に向けた大規模テロ「ブラックリスト」である「アメリカンフューエル」が迫っていた。タンカーの乗員の変更等の情報を入手し、「パラディン」をタンカーへと向かわせるが、SMIのセキュリティホールをついた「スタックスネット」の改良版がSMIと「パラディン」をハッキング。「パラディン」は機体を急降下させ、パイロットは気絶する。システムを再起動させ、「パラディン」を立て直す為にサムは巨大軍用輸送機の知識を持つコビンをパイロットとして使う事を余儀なくされる。機体を軽くする為に輸送ヘリ、一部備品を放棄。更に通信機器も損傷する。チャーリーは予備用PCから攻撃に使用されたウイルスの解析に成功する。無事に「パラディン」は制御を確保し、「フォースエシュロン」壊滅の危機は去った。だが、同じウイルスが湾岸地域に連なる製油所のセキュリティを停止するべく拡散されていた。「アメリカンフューエル」は確実にそして静かに実行されようとしている。
LNGターミナル(アメリカ合衆国、サビーン・パス)
通信機器損傷により外部と遮断された「フォースエシュロン」。タンカーの行方を追うもののタンカーはサビーン・パスの液化天然ガスターミナルに追突し「アメリカンフューエル」は実行されてしまう。大規模な爆発が発生し、他の施設に広がる恐れが生じる。ウイルスによってセキュリティや他のシステムもオフラインとなり、食い止めるのは不可能に思えた。ターミナルに降り立ったサムは「シールズ」と合流。現場状況を確認し、「エンジニア」の妨害を受けている消防隊を援助する為にターミナルに潜入。「エンジニア」を排除後、チャーリーが開発したアンチウイルスソフトを使用しシステムの復旧を行う。セキュリティシステムにより「エンジニア」の司令官を発見。サムは司令官を追跡し捕らえると、この「ブラックリスト」が陽動であり、ある反応を引き出すものだった事を知る。そんな中、コールドウェル大統領は「政府存続計画」の発動を宣言していた。
サイトF(アメリカ合衆国、デンバー)
「アメリカンフューエル」は陽動であった。サディークの真の目的は「政府存続計画」の発動を狙い、デンバーにある政府存続バンカーの占拠だった。真の「ブラックリスト」である「アメリカンブラッド」が発動を開始。「エンジニア」は「レスター・ゴランツ」国防長官のいるバンカーを占拠し、コールドウェル大統領と交渉を開始した。大統領は「フォースエシュロン」に警戒解除を命じ、バンカーに近づけば「パラディン」を撃ち落とす事を明言する。サムはチームと共に命令拒否をしたパイロットを任務から外し、コビンをパイロットにデンバーへと飛び立つ。サムとブリッグスはバンカーへと潜入する。サディークは政府及び軍事関連の重要ファイルをダウンロードし、西側諸国を脅かそうと考えていた。そこへわざと捕らえられたブリッグスがサディークと対面する。拷問を受けサディークに屈した国防長官がファイルをダウンロードしようとした時、ブリッグスは隙を突き国防長官を「第5の自由」を行使し殺害。「アメリカンブラッド」は失敗に終わる。怒りに駆られるサディークだったが、ブリッグス、要人を人質に近くに待機している「パラディン」を利用し逃亡を図ろうとする。しかしその中にはアメリカ軍兵士になりすましているサムの姿もあった。サムは銃を突き付けていた「エンジニア」を倒し、自分に注意を引きつけ、隠れていた「フォースエシュロン」のスナイパーによって「エンジニア」達を排除する。ブリッグスもサディークを捕らえようとするが負傷してしまう。ブリッグスはサムにサディークを追う様に伝える。滑走路で遂にサディークを捕えるサム。サディークはサムに自分を殺害すれば殉教者として名を残し、逮捕すれば「エンジニア」の背後にいる「12のグループ」を暴露し、アメリカを果てしない戦乱に巻き込むと嘲笑う。サムは「第5の自由」の行使を決断する。

フォースエシュロンミッション[編集]

密輸組織のアジト(カシミール、カルギル地区)
立て続けに失踪する元「サード・エシュロン」のエージェント達。その最中、ブリッグスはインドとパキスタンの国境付近で暗躍する密輸組織が核兵器を紛争地帯に持ち込もうとしている情報を入手。2つの事件は繋がりがあると見てサムと共に密輸組織のキャンプへ潜入。そこで得た情報は密輸組織にロシアの特殊部隊「ヴォロン」が接触しインドのバンガロールにあるミサイル製造施設から核弾頭ミサイルを密輸する手助けをしていた事であった。
ミサイル工場(インド、バンガロール)
グリムは「ヴォロン」がミサイル盗難の為に施設の防衛網を突破するにあたり、かつて「サード・エシュロン」が秘密裏に設置したバックドアを利用するのではないかと懸念する。「サード・エシュロン」の情報を「ヴォロン」が入手した可能性は元「サード・エシュロン」のエージェント達のOPSATを通じてではないかと推測。サムとブリッグスは施設内に潜入するが既に「ヴォロン」が潜入。激闘の末、ミサイル盗難を阻止。駆けつけるインド軍を尻目に脱出する。
ヴォロンステーション(バングラデシュ、チッタゴン)
サムとブリッグスはバングラデシュにある「ヴォロン」の現地拠点に狙いを定めた。支部長である「ヴィクトル・チェルスキー」を尋問し、情報の出処を突き止めるのが今回の目的であった。拠点奥にいるチェルスキーを追い詰め、彼への指令と作戦情報源を知る。ロシアのはるか奥地、コルツォヴォ科学都市。SMIも消えたOPSATがこの地にある事を示していた。
ゴーストタウン(ロシア、コルツォヴォ科学都市)
OPSATのハッキングは不可能。サムはロシアとの全面戦争になるリスクを承知でコルツォヴォ科学都市に潜入し、OPSAT奪還を決意する。ブリッグスと共に潜入し、厳重な警備網を潜り抜け、「ヴォロン」達と一戦を交えた。彼等が厳重に守っていたのはOPSATではなく、人工的な昏睡状態にある1人の男であった。情報源はOPSATではなく昏睡状態の男と判断し、迎えのヘリを呼ぶが「ヴォロン」達の激しい妨害の末、着陸地点を確保。コルツォヴォ科学都市から脱出を果たす。
ホーキンスシーフォート(イギリス海峡)
インターネット世界の億万長者である「イアン・ミジリー・ロッシントン」。彼の顧客名簿には、フォースエシュロンが注意を払っている組織が名を連ねている。その中には「エンジニア」の名も記されている。そこでグリムは彼がデータハブを設置しているシーフォートにサムとブリッグスを潜入させシステムに盗聴器を仕掛ける事を提案する。2人は厳重な警戒網を潜り抜けシステムに盗聴器を仕掛けた。これによりデータハブを介した「エンジニア」の通信はSMIで傍受可能となった。
国境検問所(チェチェン、シャイトスキー地区)
傍受した通信から「エンジニア」に協力するテロ組織に関するロシアの極秘情報ファイルが、チェチェンとグルジアの国境付近で保管されているという。他の機関がファイル入手を失敗する中、グリムは車爆破の傷跡が癒えない現地にサムとブリッグスを現地に派遣。2人は見事ファイルを回収する。
ハッカーの隠れ家(エストニア、ピフトラ)
バルトのとある改修された醸造場。そこはハッカー集団の違法ビジネスの拠点となっていた。SMIの分析により、「エンジニア」の電子諜報活動は彼等により隠蔽されている事が判明した。グリムはハッカーのデータ通信装置を盗聴器を仕掛ける事を提案する。サムとブリッグスは現地に向かい「エンジニア」のデータ供給源でもあるシステムに盗聴器を無事に仕掛ける事に成功する。
大富豪のヨット(オーストラリア、ラプトン島)
シーフォートの所有者「イアン・ミジリー・ロッシントン」はヨットからもデータサービスを提供していた。一見すると豪華なクルーザーだが、データハブとしても機能していた。SMIでヨットの位置を特定したグリムはサムとブリッグスにシーフォートと同じくシステムに盗聴器を仕掛ける事を提案。2人は現地に向かう。退廃的な夜会に警備の気がそれている間にシステムに盗聴器を仕掛ける。これにより、あらゆる通信を傍受出来る、頼れる「耳」を確保したのだった。

用語[編集]

スプリンターセル
アメリカ国家安全保障局内の秘密組織「サード・エシュロン」の特殊部隊員。目に見えない程微細なガラスの破片のように鋭く、小さく、捉えがたい事がその名前の由来。
アーヴィング・ランバートの誘いを受けたサム・フィッシャーが第1号として誕生する。シリーズを通してマルチスペクトラムゴーグルの3眼グリーンライトが特徴。隊員はインプラント無線により遠隔支援を受け、ガジェットと呼ばれる様々な特殊携帯用装置の他、既存の銃器類を改造した特殊兵装、前述のマルチスペクトラムゴーグルに搭載されているナイトビジョン、サーマルビジョン等を有する。
サード・エシュロン
アメリカ国家安全保障局内の秘密組織。元々は高度なデジタル暗号技術の普及によってアメリカ合衆国に対する潜在的な脅威に対して、古典的な諜報活動に加え、最新鋭の監視技術や戦闘技術を要し、敵の情報を盗む為に組織された。その任務を請け負うのが「スプリンターセル」である。しかしアーヴィング・ランバート大佐の死後、新たに局長となったトーマス・ジェフリー・リードが「メギド」という巨大な組織と手を組みコールドウェル大統領暗殺を目論見、起こしたテロ事件「ワシントンD.C.EMP事件」により組織が腐敗している事が露見され、コールドウェル大統領自ら組織の存在を全国民に伝え、解散の運びとなった。
フォースエシュロン
一流の情報収集と分析力、最先端のテクノロジー、最高のフィールドエージェントが融合する大統領直属の特殊作戦部隊。ステルス航空機「パラディン」を拠点とする。
エンジニア
アメリカ軍に敵対するテロリスト集団。
マジード・サディークをリーダーに大規模テロ「ブラックリスト」を実行するため、世界中のテロネットワークを使いメンバーを集めている。複数の無法国家が資金や技術を援助しているという情報もあり、多大な戦力を持ち合わせていると思われる。実際に彼らの背後には「12のグループ」と呼ばれる国家が背後にいる。アンダーセン空軍基地襲撃時には各自のコードネームをチェスの駒に見立てている。
ヴォロン
ロシアの「サード・エシュロン」に相当する諜報機関。ロシア対外情報庁に属しており、ほぼ完全な自律性が認められ、情報戦、産業妨害、撤収任務、IP盗難、破壊工作、暗殺に至るまで様々な諜報活動を行う。
第5の自由
アメリカ合衆国大統領によってごく稀に許可される特権である。これを公式に与えられた者はルーズベルト大統領が唱えた「第4の自由」を守る為なら、あらゆる必要な措置を取ることが出来る。

脚注[編集]

  1. ^ Tom Clancy's Splinter Cell: Blacklist”. IGN. IGN Entertainment. 2012年11月26日閲覧。

外部リンク[編集]