ツーリストシップ

ツーリストシップ　とは、京都を拠点とする一般社団法人CHIE-NO-WAが提唱した言葉。

定義は、住む人・訪れる人・働く人・観光地に集う全ての人が意識したい心構え。具体的には、人・モノ・自然・文化・歴史... その他に存在する全てのことを大切にすること、お互いに思いやりをもって接すること。 簡単に言うと、旅行者も観光地もウィンウィンになれる旅のフィロソフィー。 消費者だから全ての権利を行使するという考えではなく、一緒に観光地を楽しい空間にする一員として、楽しむことを作っていく考えを広めたい。

持続可能な観光を実現するため、ソフトからの取り組みの一つとして普及活動が行われている。

背景には、オーバーツーリズムやツーリズムフォビアがあり、観光地での住生活や文化を守るために、人々（主に旅行者）の行動に改善が求められている。

具体的には、落書きやごみのポイ捨てなどがあり、日本では京都や鎌倉・沖縄で問題になっている。

類似言葉として レスポンシブルツーリズム、反対の言葉として、お客様は神様、がある。

概要

言葉の由来

「スポーツマンシップ」から着想を得た造語であり、旅行者である”tourist"に"ship"という接尾辞をつけた言葉。

ツーリストシップの具体例

• 自分のごみに責任をもつ
• 長時間行列に並んでもイライラしないでゆとりをもつ
• 目が合ったら会釈をする
• 時間にゆとりのある計画を立てる
• 訪問先の文化やマナー・作法を先に学んでおく
• 注意書きをよく読む
• 住民の生活を考えた購買行動を行う
• 住宅地に隣接するホテルに行くときは、夜中の移動を避ける（スーツケースの騒音迷惑を避けるため）
• 危機管理をしっかり行う
• 落書きはしない
• 宗教や信仰など、住民が大切にしているものは、しっかり大切にする

外部リンク

• https://chienoisan.com/