セント・ジェームズ・パーク (ニューカッスル・アポン・タイン)

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セント・ジェームズ・パーク
St James' Park
SJP, St James, Gallowgate
セント・ジェームズ・パーク (ニューカッスル・アポン・タイン)の位置(ニューカッスル・アポン・タイン内)
セント・ジェームズ・パーク (ニューカッスル・アポン・タイン)
セント・ジェームズ・パーク (ニューカッスル・アポン・タイン)の位置(イングランド内)
セント・ジェームズ・パーク (ニューカッスル・アポン・タイン)
施設情報
所在地 イングランド Newcastle upon Tyne NE1 4ST
位置 北緯54度58分32秒 西経1度37分18秒 / 北緯54.97556度 西経1.62167度 / 54.97556; -1.62167座標: 北緯54度58分32秒 西経1度37分18秒 / 北緯54.97556度 西経1.62167度 / 54.97556; -1.62167
開場 1892年
拡張 1998-2000
所有者 ニューカッスル・ユナイテッドFC
グラウンド 天然芝
ピッチサイズ 110×73ヤード(100.6×66.8メートル)
設計者 TTH Architects, Gateshead UK
使用チーム、大会
ニューカッスル・ウェストエンドFC(1886–1892)
Newcastleニューカッスル・ユナイテッドFC (1892-)
UEFA欧州選手権1996
収容人員
52,387[1]
アクセス
ニューカッスル・セントラル駅またはセント・ジェームズ駅

セント・ジェームズ・パーク (St James' Park) は、イングランドタイン・アンド・ウィア都市州ニューカッスル・アポン・タインにあるサッカースタジアムニューカッスル・ユナイテッドFCのホームスタジアムとなっている。2000年代後半にはスタジアム命名権の売却先を探していたが、有力なスポンサーが現れなかったことから[2]、2011年から2012年の間はスポーツ・ダイレクト・アリーナ (Sports Direct Arena)に商標変更された[3][4]

概要

イギリス国内で6番目の収容人数(52,387人[1]または52,409人[5])を持つ。1880年よりサッカーの試合会場として使用され、1892年以降はニューカッスル・ユナイテッドFCの本拠地として使用されている[6]。その歴史を通じて、地元住民と地元施政者との間で増築に関しての衝突が起こっている[7]。そのため、1960年代後半には少なくとも2度の移転計画が持ち上がり[8][9]、1995年には近隣のLeazes Parkへの移転が計画された。2011年11月9日、命名権取得による宣伝効果をアピールするために、マイク・アシュリーオーナーが経営するスポーツ用品チェーンの名前を用いたスポーツ・ダイレクト・アリーナに試験的に商標変更された[4]。2012年10月9日、ローン業者のウォンガ(Wonga)がニューカッスルのメインスポンサーとなり、スタジアムの命名権を取得したが、ウォンガはセント・ジェームズ・パークというかつての名称に戻す決定を下した[10][11]

ニューカッスル・Uの本拠地としての使用以外にも、UEFA欧州選手権1996ロンドンオリンピックなどサッカーの代表戦の試合に使用されるほか[12]2015年ラグビーワールドカップなどラグビーの試合会場としても使用される。サッカーのチャリティマッチ、コンサート、映画やテレビドラマにおけるスタジアムの撮影地として使用されることもある。

使用

サッカー

クラブ

ニューカッスル・Uはリーグ戦のホームゲームを常にセント・ジェームズ・パークで戦っている。1993年の増築の際にThe Gallowgate側にあったボードが撤去されており、2007年にはグラウンド面のコーナーフラッグ付近に赤色のデジタル時計表示が導入されたが、スタジアム内にはスコアボードや巨大スクリーンの類がない。

代表

ブルガリア対ルーマニア(UEFA欧州選手権1996)

イングランド代表が通常ホームとして使用するウェンブリー・スタジアムの再築中には、代わりのホームスタジアムのひとつとして使用された[13]。2012年のロンドンオリンピックの際にはサッカー競技の会場として使用された[12]

セント・ジェームズ・パークはUEFA欧州選手権1996の開催会場のひとつとなり、エランド・ロードと分担してグループB(フランススペインルーマニアブルガリア)の試合が行われた。

行われた代表戦
日時 代表 スコア 代表 大会
1901年3月18日  イングランド 6–0  ウェールズ ブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップ
1907年4月6日  イングランド 1–1  スコットランド ブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップ
1933年11月15日  イングランド 1–2  ウェールズ ブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップ
1938年11月9日  イングランド 4–0  ノルウェー 親善試合
1996年6月10日  ルーマニア 0–1  フランス UEFA欧州選手権1996
1996年6月13日  ブルガリア 1–0  ルーマニア UEFA欧州選手権1996
1996年6月18日  フランス 3–1  ブルガリア UEFA欧州選手権1996
2001年9月5日  イングランド 2–0  アルバニア 2002 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選
2004年8月18日  イングランド 3–0  ウクライナ 親善試合
2005年3月30日  イングランド 2–0  アゼルバイジャン 2006 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選
2012年7月26日  メキシコ 0-0  韓国 ロンドンオリンピック グループB
2012年7月26日  ガボン 1-1  スイス ロンドンオリンピック グループB
2012年7月29日  日本 1-0  モロッコ ロンドンオリンピック グループD
2012年7月29日  スペイン 0-1  ホンジュラス ロンドンオリンピック グループD
2012年8月1日  ブラジル 3-0  ニュージーランド ロンドンオリンピック グループC

入場者数

平均入場者数

いずれもニューカッスル・Uの入場者数
  • 2000-2001シーズン: 51,309人 (プレミアリーグ
  • 2001-2002シーズン: 51,387人 (プレミアリーグ)
  • 2002-2003シーズン: 51,923人 (プレミアリーグ)
  • 2003-2004シーズン: 51,966人 (プレミアリーグ)
  • 2004-2005シーズン: 51,844人 (プレミアリーグ)
  • 2005-2006シーズン: 52,032人 (プレミアリーグ)
  • 2006-2007シーズン: 50,686人 (プレミアリーグ)
  • 2007-2008シーズン: 51,321人 (プレミアリーグ)
  • 2008-2009シーズン: 48,750人 (プレミアリーグ)
  • 2009-2010シーズン: 43,388人 (チャンピオンシップ
  • 2010-2011シーズン: 46,990人(プレミアリーグ)
  • 2011-2012シーズン: 49,936人(プレミアリーグ)
  • 2012-2013シーズン: 50,517人(プレミアリーグ)

最多入場者数

脚注

  1. ^ a b [1] ニューカッスル・ユナイテッドFC 公式サイト[リンク切れ]
  2. ^ 「伝統があるほど苦戦するネーミングライツ販売」 footballista、ソルメディア、2012年2月1日号、31頁
  3. ^ Newcastle rename St James' Park the Sports Direct Arena”. BBC News. 2011年11月10日閲覧。
  4. ^ a b 「憤慨! 品格なきスタジアム改名劇」footballista、ソルメディア、2011年11月30日号、23頁
  5. ^ [2] プレミアリーグ公式サイト Archived 2010年12月14日, at the Wayback Machine.
  6. ^ ニューカッスル・U公式サイト Stadium Information page
  7. ^ Newcastle United official site St James' Park Story, Part 1
  8. ^ Newcastle United official site St James' Park Story, Part 2
  9. ^ toonarama.co.uk 1970–17 season, 'Stadia'
  10. ^ Newcastle United sponsorship deal with Wonga sees stadium becoming St James' Park again”. Telegraph. 2012年10月9日閲覧。
  11. ^ 「スポンサー契約で年来の『伝統』復活も…」footballista、ソルメディア、2012年11月14日号、41頁
  12. ^ a b 2012 Official Site Football locations
  13. ^ Fletcher, Paul (2007年5月29日). “End of the road for England”. BBC Sport. http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/internationals/6676421.stm 2007年5月29日閲覧。 

外部リンク