コディーノ
| コディーノ | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
 第80回東京優駿（日本ダービー）出走時 （2013年5月26日） | |||||||||
| 欧字表記 | Codino[1] | ||||||||
| 品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
| 性別 | 牡[1] | ||||||||
| 毛色 | 黒鹿毛[1] | ||||||||
| 生誕 | 2010年2月15日[1] | ||||||||
| 死没 | 2014年6月11日（4歳没）[2] | ||||||||
| 父 | キングカメハメハ[1] | ||||||||
| 母 | ハッピーパス[1] | ||||||||
| 母の父 | サンデーサイレンス[1] | ||||||||
| 生国 |
 日本（北海道安平町）[1] | ||||||||
| 生産者 | ノーザンファーム[1] | ||||||||
| 馬主 | サンデーレーシング[1] | ||||||||
| 調教師 | 藤沢和雄（美浦）[1] | ||||||||
| 競走成績 | |||||||||
| 生涯成績 | 11戦3勝[1] | ||||||||
| 獲得賞金 | 1億6229万4000円[1] | ||||||||
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コディーノ（欧字名:Codino、2010年2月15日 - 2014年6月11日）は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2012年の札幌2歳ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークス。
馬名の意味はイタリア語で「辮髪（べんぱつ）」で、日本中央競馬会に登録された馬名意味としては「弁髪（伊）。有名サッカー選手の愛称」となっている[3]。この愛称を持つ選手は元サッカーイタリア代表選手・ロベルト・バッジョであるが、朝日新聞の森本類によれば馬名意味の説明にも字数制限があり、このような説明不足の感のある馬名意味になったという[3]。
経歴[編集]
- 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[4]
2012年8月12日、札幌競馬場での2歳新馬戦でデビューし、1着[5]。続く2戦目の札幌2歳ステークスでは、4番手からの競馬を制して重賞初制覇[6]。3戦目となる11月17日の東京スポーツ杯2歳ステークスでも、後方から進出してきた同じ藤沢和雄厩舎のレッドレイヴンを退けて1分46秒0のレコードタイムで優勝した[7]。3戦無敗、単勝1.3倍の1番人気で臨んだ12月16日の朝日杯フューチュリティステークスでは、最後の直線で先に抜け出したロゴタイプとの追い比べになるも、2着に終わった[8]。
3歳を迎え、緒戦の弥生賞は2番人気に推されるもカミノタサハラ、ミヤジタイガに続く3着。続く皐月賞はスタート後にラブリーデイに寄られるなどスムーズなレースが出来ず3着[9]。東京優駿の最終追い切りでは「左回りの調教場」ということで美浦トレーニングセンターではなく東京競馬場芝コースで行われ、ルルーシュとの併せ馬で追い切られた[10]。東京優駿9着のあと秋初戦の毎日王冠以降は古馬と対戦し、毎日王冠7着のあと天皇賞 (秋)でも5着に終わり休養。4歳時は初戦東京新聞杯、2戦目ダービー卿チャレンジトロフィーともに1番人気に推されるも4着、5着に終わる。その後、5月16日に疝痛を発症して美浦トレーニングセンターで腸を約1メートル切除する開腹手術を受けたのち、6月に入って発熱により容体が不安定となり6月11日に安楽死処分となった[2][11]。
競走成績[編集]
以下の内容は、JBISサーチ[4]およびnetkeiba.com[12]に基づく。
| 競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離（馬場） | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ （人気） |
着順 | タイム （上り3F） |
着差 | 騎手 | 斤量(kg) | 1着馬（2着馬） | 馬体重(kg) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2012.8.12 | 札幌 | 2歳新馬 | 芝1800m（良） | 7 | 2 | 2 | 1.4（1人） | 1着 | 1:52.9（33.7） | -0.4 | 横山典弘 | 54 | （ダンツアトラス） | 470 | |
| 9.1 | 札幌 | 札幌2歳S | GIII | 芝1800m（良） | 14 | 3 | 3 | 4.1（3人） | 1着 | 1:48.5（34.6） | -0.6 | 横山典弘 | 54 | （ラウンドワールド） | 474 |
| 11.17 | 東京 | 東京スポーツ杯2歳S | GIII | 芝1800m（良） | 15 | 1 | 1 | 1.9（1人） | 1着 | R1:46.0（34.0） | -0.3 | 横山典弘 | 55 | （レッドレイヴン） | 474 |
| 12.16 | 中山 | 朝日杯フューチュリティS | GI | 芝1600m（良） | 16 | 1 | 1 | 1.3（1人） | 2着 | 1:33.4（36.0） | 0.0 | 横山典弘 | 55 | ロゴタイプ | 476 |
| 2013.3.3 | 中山 | 弥生賞 | GII | 芝2000m（良） | 12 | 3 | 3 | 2.6（2人） | 3着 | 2:01.0（34.9） | 0.0 | 横山典弘 | 56 | カミノタサハラ | 484 |
| 4.14 | 中山 | 皐月賞 | GI | 芝2000m（良） | 18 | 6 | 12 | 4.4（3人） | 3着 | 1:58.3（35.8） | 0.3 | 横山典弘 | 57 | ロゴタイプ | 478 |
| 5.26 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m（良） | 18 | 1 | 2 | 7.6（4人） | 9着 | 2:24.8（34.5） | 0.5 | C. ウィリアムズ | 57 | キズナ | 472 |
| 10.6 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 芝1800m（良） | 11 | 7 | 9 | 5.2（2人） | 7着 | 1:47.2（32.7） | 0.5 | 四位洋文 | 54 | エイシンフラッシュ | 490 |
| 10.27 | 東京 | 天皇賞（秋） | GI | 芝2000m（良） | 17 | 1 | 1 | 14.9（4人） | 5着 | 1:58.8（36.1） | 1.3 | U. リスポリ | 56 | ジャスタウェイ | 482 |
| 2014.2.17 | 東京 | 東京新聞杯 | GIII | 芝1600m（重） | 14 | 7 | 13 | 4.2（1人） | 4着 | 1:33.4（34.8） | 0.2 | U. リスポリ | 56 | ホエールキャプチャ | 490 |
| 4.6 | 中山 | ダービー卿チャレンジT | GIII | 芝1600m（稍） | 16 | 3 | 5 | 3.7（1人） | 5着 | 1:34.8（36.4） | 0.2 | 北村宏司 | 57 | カレンブラックヒル | 484 |
- タイム欄のRはレコード勝ちを示す。
血統表[編集]
| コディーノの血統（*印は海外産の日本輸入馬） | （血統表の出典）[§ 1] | |||
| 父系 | ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
父の父 Kingmambo1990 鹿毛 |
Mr. Prospector | Raise a Native | |
| Gold Digger | ||||
| Miesque | Nureyev | |||
| Pasadoble | ||||
父の母 *マンファス1991 黒鹿毛 |
*ラストタイクーン | *トライマイベスト | ||
| Mill Princess | ||||
| Pilot Bird | Blakeney | |||
| The Dancer | ||||
母 ハッピーパス 1998 鹿毛 |
*サンデーサイレンス 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
| Cosmah | ||||
| Wishing Well | Understanding | |||
| Mountain Flower | ||||
母の母 *ハッピートレイルズ1984 鹿毛 |
*ポッセ | Forli | ||
| In Hot Pursuit | ||||
| *ロイコン | High Top | |||
| Madelon | ||||
| 母系(F-No.) | ハッピートレイルズ系(FN:4-d) | [§ 3] | ||
| 5代内の近親交配 | Northern Dancer 5×5=6.25% | [§ 4] | ||
| 出典 | ||||
- 母は2003年京都牝馬ステークス勝ち馬。
- 全妹にチェッキーノ（フローラステークス）、その産駒にノッキングポイント（新潟記念）、チェルヴィニア（アルテミスステークス）[14]。
- 半姉パストフォリアの産駒にサブライムアンセム（フィリーズレビュー）[14]。
- 母の半姉にシンコウラブリイ（マイルチャンピオンシップほか）[14]。
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “コディーノ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年11月19日閲覧。
- ^ a b “重賞2勝のコディーノが安楽死 体調の急激な悪化のため”. netkeiba.comニュース (2014年6月11日). 2014年6月11日閲覧。
- ^ a b “馬名にまつわるエトセトラ もっと競馬をおもしろく見るために”. ことば談話室. 朝日新聞 (2013年5月23日). 2023年6月22日閲覧。
- ^ a b “競走成績：全競走成績｜コディーノ｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2022年2月22日閲覧。
- ^ “コディーノ、鋭い伸び脚を見せてデビュー戦快勝/札幌新馬”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年8月12日). 2023年6月22日閲覧。
- ^ “コディーノが好位から抜け出し好タイムで重賞初V/札幌2歳S”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年9月1日). 2023年6月22日閲覧。
- ^ “藤沢厩舎ワンツー！大将格コディーノが悠々の3連勝/東スポ杯2歳S”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年11月17日). 2023年6月22日閲覧。
- ^ “コディーノ届かず2着、勝負師デムーロを背にロゴタイプがV/朝日杯FS”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2012年12月16日). 2023年6月22日閲覧。
- ^ “3着コディーノ藤沢和師は次走について「オーナーと相談してから」/皐月賞”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年4月15日). 2023年6月22日閲覧。
- ^ “コディーノ好枠もゲットし、藤沢師「東京の2400mで変われると思う」/ダービー”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2013年5月24日). 2023年6月22日閲覧。
- ^ “重賞2勝馬コディーノの急死に藤沢和師「まだ若い馬。非常に残念です」”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2014年6月12日). 2023年6月22日閲覧。
- ^ “コディーノの競走成績 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2022年2月22日閲覧。
- ^ a b c “血統情報：5代血統表｜コディーノ｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2022年2月22日閲覧。
- ^ a b c d “コディーノ 5代血統表 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2023年6月22日閲覧。
外部リンク[編集]
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post