キラ・ヤマト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ぶいよん (会話 | 投稿記録) による 2021年1月26日 (火) 01:03個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

キラ・ヤマトKira Yamato)は、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED』、及び『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の人物で、『SEED』の主人公。声の出演保志総一朗

キラ・ヤマト
機動戦士ガンダムSEEDシリーズのキャラクター
登場(最初) 機動戦士ガンダムSEED
作者 平井久司(キャラクターデザイン)
福田己津央(『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』監督)
両澤千晶(『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』シリーズ構成)
声優 保志総一朗
プロフィール
誕生日 C.E.55年5月18日[3](牡牛座[1])
年齢 16歳 (SEED)[1]
18歳 (SEED DESTINY)[2]
性別
種類 コーディネイター(一世代目)[3]
身長 165cm (SEED)[1]
→170cm (SEED DESTINY)[2]
体重 65kg (SEED)[1]
→58kg (SEED DESTINY)[2]
血液型 A型[3]
肩書き 地球連合軍少尉[1]
→オーブ連合首長国国防軍三尉[4]
→オーブ連合首長国准将[5]
→ザフト白服指揮官級
親戚 ユーレン・ヒビキ(実父)、ヴィア・ヒビキ(実母)
ハルマ・ヤマト(養父、義叔父)、カリダ・ヤマト(養母、母方の叔母でもある)
カガリ・ユラ・アスハ(姉か妹[注 1]
テンプレートを表示

キャラクター概要

アニメーション作品『機動戦士ガンダムSEED』第1話、およびその続編である『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第6話(リマスター版では第1話)から登場。また、『ガンダムSEED』シリーズや『ガンダム』シリーズの各種メディアミックスにも登場する。

『機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央はインタビューに際し、キラは敵対する勢力の中心にいる人間、米軍の中にいるイスラム兵士というイメージ象を起点にキャラクターを製作したと語っている。また、同作のキラは本来、自分の居場所でない所にいる人間として最初の立ち位置を描いたと語っている[6]

人気

NHKにより2018年に行われた発表!全ガンダム大投票のキャラクター部門においては、ガンダムシリーズに登場する全キャラクター中において4位にランクインした[7]

作中の人物像

出生時の名前はキラ・ヒビキ[8]。出生はG.A.R.M. R&D社L4コロニー メンデル内研究所。

S2インフルエンザが流行したCE54年にメンデルコロニーのG.A.R.M. R&Dに在籍するユーレン・ヒビキ博士によってコーディネイター処置がなされ、CE55年5月18日に同地にてカガリ・ヒビキとともに誕生した[8]。しかし、S2型インフルエンザが猛威を振るい、人々の反コーディネイター感情が高まっていた同時代にG.A.R.M. R&Dがブルーコスモスのテロに遭い、情報を事前察知していたヴィア・ヒビキの手によりカガリとともに彼女の妹であるカリダ達ヤマト夫妻に引き取られる[8][注 2]。この際に本当の両親であるヒビキ夫妻は死亡している(正確には生死不明)。そして以後は同夫婦の息子キラ・ヤマトとして育てられる。一世代目のコーディネイターであり、両親はナチュラルカガリ・ユラ・アスハとは、生後間もない時に生き別れた双子の関係である。実は、唯一の「最高のコーディネイター」(スーパーコーディネイター)の最高の成功事例である。

その後は月面都市コペルニクスに家族で移住し、キラはCE61年に同地に留学していたアスラン・ザラと出会う[10]。そしてC.E,68年には戦争機運が高まる世界情勢の悪化からヤマト夫妻とともにオーブ連合首長国のコロニー・ヘリオポリスへと移り住んだ[8]

作中ではSEEDに目覚め度々その能力を生かし、『DESTINY』では空間認識力に目覚めている[11]。DESTINY小説版では、ストライクフリーダムで敵艦隊を壊滅させた際、いくら殺さないように考慮してもそれは欺瞞でしかないと、そのことを自覚している心情が書かれている。

人生で3回の死の危機に遭遇しており、生き延びている。1回目は生誕直後にブルーコスモスの標的となり双子のカガリや実両親のヒビキ博士夫妻らと共に攻撃対象となり暗殺されそうになる。2回目はアスランのイージスにストライクを撃墜されてアークエンジェルでMIA認定されたこと。3回目はシンのインパルスにフリーダムを撃墜されたことである。

体力は最強のコーディネイターとして強いが、民間人で軍人経験が極めて短いため、精神面でかなり弱い一面もある。アスランのイージスとの戦闘後のクライン邸で肉体も精神も疲弊していた時に、カナーバがクライン邸に来てザフト軍のオペレーションスピットブレイクの目標がアラスカ(アークエンジェルが滞在している)だと聞いた際には、激しく動揺し紅茶が入っていたティーカップを落としてしまうほどであった(長期に渡って軍人でもあるアスランもショックでカバンを落としてしまったことが数度あるので一概に弱いとは言えない面もあり、アスランはフリーダム奪取の手引きをラクスがしていたことをユーキ隊長から聞いた時とルナマリアからカガリがユウナと結婚しようとした時にカバンを落としている)。

戦闘力
ストライク搭乗時代からその存在は傭兵稼業等で密かに知れ渡り[12]第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦をはじめとする多々の活躍から、フリーダムの威名とその強さはザフトにおいて一躍有名になる(有名になったのはフリーダムの名で、キラの名はあまり伝わっていないという説もある)[13][注 3][注 4]。MSの操縦、MS戦闘技術の高さ[注 5]はもちろん、機体の設計、システムに対する深い知識を持ち、戦闘中にそれを咄嗟に修正するという高い能力[注 6]を持つ。そのため一部で「最強の戦士」という異名をもち、敵対したギルバート・デュランダルも「MSの操縦技術で彼の右に出る者はいない」と認めた。セイバーデスティニー、レジェンドに乗ったアスランやシン、レイなど作中で最強クラスの他のパイロットたちを圧倒し[注 7]、彼が戦場に来るだけで戦況が大きく変わる。作中でのMS撃退数が一番多く、設定上最強のパイロット[14][15][16][17]
とはいえ、どういう状況にも対応ができるわけではなく、1度目はアスランのイージスによってストライクを、2度目はシンのインパルスよって、フリーダムをそれぞれ撃墜されている[注 8]。また、元々民間人であったことから白兵戦闘技術には乏しく、ムウ・ラ・フラガの援護に銃を持っていった際に安全装置を外し忘れている。もっとも、元々コーディネイターであるため、単純な殴り合いならナチュラルに遅れを取らない運動能力はある。作中ではSEEDに目覚め度々その能力を生かし、『DESTINY』では空間認識力に目覚めている[18]。白兵戦に関しては、劇中ではSEED時にラウ・ル・クルーゼとコロニーメンデルで戦った際には、落ちていた小石を投げつけラウの仮面に命中させ仮面を引き剥がすなど、物体運動の物理計算でピンポイントで命中させている。またDESTINY時は、ラクスらと共にコペルニクスでラクス暗殺事件に巻き込まれ、ラクスを守るために走らせ、メイリンと共に銃撃で暗殺部隊の手榴弾を銃で迎撃している。
自爆や特攻には疎く、DESTINYではフリーダムでラクス暗殺部隊のアッシュと戦闘でいつも通り武装を破壊して戦闘不能に追い込んだが、降伏や脱出もされず機体ごと自爆されて衝撃を受けている。自分の命が最も大事であり、自爆(自決)するなんてあり得ないと思っている隙を突かれた想定外の事象として驚きを隠せないでいた。同様にオーブ軍がミネルバと戦闘阻止する介入時もオーブ軍のババ一尉らムラサメを武装を破壊してまで撤退させようとしたが、ミネルバに特攻までされて戦闘阻止に失敗している。自爆攻撃にも弱く、最初はストライクでミゲルのジンの自爆攻撃を被弾している、ストライク最終戦ではアスランのイージスも死闘の末にイージスに食らいつかれて自爆されている(自爆や食らいつきなどに弱いのはシンやアスランも同様であり、シンはインパルスとアスランはザクウォーリアでミネルバから出撃しユニウスセブン落下テロ犯のジンハイマニューバ2型多数と交戦した際にはシンもアスランも自爆攻撃されたり食らいつかれたりしている)。
生身の人間を銃撃するのにも抵抗があり、コペルニクスのラクス暗殺未遂事件では瀕死のサラがラクスに銃口を向けてミーアが庇って被弾した際は、アスランと共にサラに銃口を向けるがサラにとどめは刺さずにアスランがとどめを刺している。SEED時は、カガリと共に買い物に出かけてバルトフェルドと敵として戦う前に遭遇し、ブルーコスモス兵士のバルトフェルド暗殺未遂事件に巻き込まれた際は、敵のブルーコスモスの兵士に落ちた銃を投げつけて相手の銃だけを弾き飛ばして、銃撃はせずに相手の頭だけを蹴り飛ばして格闘戦を行っている。

劇中での活躍

機動戦士ガンダムSEED

拡大する戦火の中、中立国オーブのコロニー「ヘリオポリス」でゼミの学生として友人たちと平和に過ごしていた。そんなある日、ゼミに来たカガリと出会う。直後に、ザフトクルーゼ隊による襲撃に巻き込まれ、彼女とともにヘリオポリスの工廠で秘密裏に製造されていた地球連合軍の新型機動兵器MSストライクを見てしまう。カガリ独りをなんとかシェルターの空きに避難させた直後、ザフト軍パイロットになっていたかつての親友 アスラン・ザラと再会を果たす。炎上する工廠から脱出するために連合の士官マリュー・ラミアスとストライクのコックピットに同乗するが、ストライクを捕獲しに出撃してきたミゲル・アイマンの搭乗するジンとの戦闘になる。不慣れなマリューと操縦を代わったキラは、戦闘中に未完成なOSを書き換えるという離れ業をこなし、これを撃退した。

軍の最重要機密に触れたためにカレッジの仲間と共に拘束されるが、そのパイロットとしての非常に高い適性やナチュラルには扱いきれない水準にOSを書き換えてしまった経緯などから、人員不足のアークエンジェルにおける主戦力として、ストライクのパイロットを務めることになる。自身もコーディネイターであるにも関わらず、同胞、さらには親友であるアスランと戦うことに苦悩しながらも、アークエンジェルに搭乗する友人たちを守るためMSパイロットとして戦って功を挙げてゆく。6度目の出撃ではアークエンジェルの危機に際してSEEDに目醒め、その窮地を救った。

ユニウスセブン宙域でアークエンジェル隊がデブリ帯の残骸の氷など物資補給している際に、行方不明になったラクス捜索のために出撃してきたザフト軍の偵察用複座型ジン1機と交戦して撃墜し、敵パイロットを2人も殺害してしまった際には激しく動揺している。

この頃、救助ポッドを回収したことで、アスランの婚約者でありプラント最高評議会クライン議長の娘ラクスと出会い、友人を守るために別の友人と戦う辛さを彼女だけに吐露している。その後、彼の独断で彼女を解放しアスランに引き渡した。 最初の種割れ現象はアークエンジェルがブリッツに取りつかれて危機に瀕した際に、フレイの父ジョージアルスターを守り切れなかったトラウマを乗り越え、戦闘直前にフレイが避難民の少女エルちゃんに「このお兄ちゃんが戦って守ってくれる」と説明したことを思い出し、種割れしアークエンジェルは沈めさせやしないと驚異的な戦闘力を発揮し、デュエルを中破させてイザークの顔面を負傷させ、ブリッツとデュエルをまとめて撃退する大活躍を収める。アークエンジェルが所属する第八艦隊と合流後、ストライクを降りることもできたが、軍に残ることを決めた友人らにつられて自分も残ることを決める[19]。しかし、密かに想いを寄せていた友人の一人フレイの父・ジョージ・アルスターを守る約束を果たせずに彼女から強く罵られたこと、また、彼の活躍に守られてきたことを感謝して折り紙をくれた避難民の少女エルちゃんの乗ったシャトルが彼の目前で撃墜されるなどの出来事が重なり、「守る」ためには「敵」を撃たねばならない現実に彼の精神は次第に不安定になり始める。

戦争を忌避する本心を他所に、ただ一人MSを操縦できるキラが仕方なく戦うという状況が続く中、戦闘による疲弊、さらにそれを理解できない周囲へのストレスからフレイの陰謀に絡み取られ、彼女と性的関係を結んでしまう。フレイとの関係を知り説明を求めたサイ(フレイの元婚約者)を腕力でねじ伏せるなど、以前の彼からは想像もつかない言動が目立ち始める。逃げるように戦闘に没入していき、しまいにはストライクのコクピットの中で寝起きするまでに精神が磨り減っていった。

アークエンジェルがアラスカの地球連合軍本部JOSH-A(ジョシュア)へ向かうため地球へ降下した後、北アフリカの砂漠でゲリラ活動に身を投じていたカガリと再会する。ナチュラルでありながらコーディネイターに対して差別の目を持たない彼女の気さくな人柄に触れ、序々に本来の性格を取り戻していく。また、戦闘を交えたザフト軍北アフリカ駐留部隊を率いるアンドリュー・バルトフェルドとの邂逅を通じて、ただ敵を撃つためだけに戦い続けることに対する疑問を抱くようになる。その後も戦闘は続き、アスラン率いるザラ隊との交戦後、カガリの手引きでアークエンジェルはオーブに保護される。オーブへ潜入してきたアスラン本人に出会った際、変わらぬ友情を伝えている。

オーブを出た直後の戦闘で、飛び出してきたブリッツを撃墜してニコルを戦死させてしまい、この一件によってアスランとの対立は決定的になる。キラへの復讐に燃えるアスランと、自分の挙げた「戦功」を喜ぶアークエンジェルクルーに対して心を閉ざすキラ。直後の戦闘において、キラ自身も友人 トールの乗るスカイグラスパーをアスランに撃墜されトールが殺され、怒りを爆発させる。互いにSEEDを発動させた両者は、小さな島を舞台に、激しい憎悪をぶつけ合いながら壮絶な決闘を繰り広げる。戦いはアスランのイージスがストライクに組みついて自爆することで決し、アスランは脱出に成功したがキラはトールと共にアークエンジェルで交信途絶でMIA(戦闘中行方不明、事実上の戦死認定)になってしまう。オーブからカガリたちが捜索に向かうが、大破した両機の残骸、および倒れているアスランを発見したのみでキラを見つけることはできなかった。

しかし、実は彼はイージスの自爆直後にロウ・ギュールによって救出されており(マガジンZの漫画版では孤児が発見)、島で孤児の世話をしていたマルキオ導師の計らいでプラントのクライン邸に運ばれていた。心身ともに深く傷ついたキラは、双方がただ相手を「敵」と憎んで討ち合うことの愚かさや悲しさを思い、自分は一体何と戦わなければならなかったのかと考える。そんな中でアイリーン・カナーバがクライン邸を訪問しシーゲル・クラインに対して情報をもたらしたことでザフトのオペレーション・スピットブレイクの標的がアークエンジェルがいるはずのアラスカ基地であることを知ったキラは再び戦うことを決意。ラクスの手引きでザフト軍の最新鋭MSフリーダムを奪取すると、地球連合軍にもザフト軍にも属さない第三の立場として、双方の戦闘を終わらせるために戦場に舞い戻った。なお、この頃からキラは極力敵機のコクピットを狙わず、戦闘力のみを奪う戦い方をしている。地球連合軍のオーブ解放作戦の際には地球軍を脱走したアークエンジェルとともにオーブ国民(ヘリオポリス元住民)としてウズミの中立政策を支持し、オーブ防衛のためオーブの側について戦っている。この戦闘でキラはアスランのジャスティスと共闘し、その後話し合いの末に和解を果たす。オーブ陥落直前、代表首長ウズミ・ナラ・アスハからオーブの理念を託されて宇宙に上がり、アークエンジェル、クサナギ、エターナルの、いわゆる三隻同盟の中心を担う。なお、この時ウズミに渡された一枚の写真から自分とカガリが双子であることを知る。また、コロニー・メンデルにおいては、自分が多くの犠牲の上に唯一の成功体として生み出された最高のコーディネイター、スーパーコーディネイターだったという出生の秘密を知る。

最終決戦となった第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では、アスランと共に、後に伝説的に語られる圧倒的な実力で戦場を駆け、プラントへの核攻撃を防ぎ、またプラントからの「ジェネシス」の照射を防ぐために奮闘する。目前でフレイを失い精神的に追い詰められながらも、死闘の末、戦火を拡大するために影で暗躍していたクルーゼのプロヴィデンスを撃破した。キラが半壊したフリーダムのコクピットから投げ出され、胸をよぎる思いに涙しながら宇宙空間を漂っていたところをアスランとカガリに発見され、生還したところで物語は終わる。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

戦争が終わった後は、ラクスと共にオーブに渡り、カガリより貸与されたオーブ本島近海の島にあるアスハ邸でマルキオ導師と孤児たちと共に日々を過ごし、マリューやバルトフェルド、母カリダと一緒に暮らしていた。ここまでがDESTINY開始までの経緯であり、前作より2年間このような生活をしていたという。

ザラ派残党によるテロ事件が起き、ユニウスセブンの破片が世界中に落下した時、ラクスとともに海辺で空を見上げていた。津波で建物が流されたためにオーブ本島に移住し、そこでシン・アスカと偶然出会っている。

その後、ラクスの命を狙った謎のコーディネイター部隊からの襲撃が起こり、キラはラクスたちを守るために再びフリーダムに乗ることを決意する[20]。その後、オーブにも大西洋連邦との同盟に向けた不穏な動きが始まる。カガリもユウナ・ロマ・セイランと政略結婚させられることになるが、キラはフリーダムで結婚式に闖入し、カガリをアークエンジェルに連れ去る。アークエンジェルはそのままオーブを後にし、行方をくらます。

世界の情勢を見守る中、プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルがラクスの偽者(ミーア・キャンベル)を立てて、彼女を用いたプロパガンダを展開していることをニュースで知り、ラクス暗殺未遂の一件、またその時襲撃部隊が使用したMSがザフトの最新鋭の機体(アッシュ)であったことと関連して、高潔な為政者と評判の高いデュランダル議長に対して疑念を覚える。

オーブが地球軍の一国としての立場でザフトと戦うのを止めようとして、オーブ軍が合流した地球軍とザフト軍艦・ミネルバとの間の戦闘に武力介入し、両陣営に対してフリーダムの圧倒的な戦闘力を見せ付けて戦闘停止を働きかける。しかしこの介入の結果、議長の誘いを受けてザフトに復隊し、ミネルバに配属されていたアスランとの対立が深まり、後に再会して話し合うもついに噛み合わず、対立が今後決定されるままアスランと決別してしまう。

ラクス・クラインがプラントの様子を見るために宇宙に上ると言った際には彼女の身を案じて強く反対したが、説得を受け入れて彼女を送り出した。キラ自身はラクスに同行すると発言したが、ラクスがキラ不在の間のカガリらを心配して押し留めた為、アークエンジェルとともに地上に残る。

アスランとの二回目の対立がクレタ海域での戦いにて行われ、アスランは再度戦闘に介入したキラに襲い掛かり、対するキラはカガリの気持ちに少しも理解を示そうとしないアスランに怒りをぶつけて彼のセイバーを破壊した。その後ベルリンでは、ステラ・ルーシェの搭乗するデストロイを止めるべく出撃するが、ステラを説得して止めようと割って入ったシンと小競り合いになる。ステラも一度はシンの説得により戦闘を止めたものの、目の前でネオを撃墜したフリーダムが視界に入ったことによる恐怖で再び暴走。やむを得ずキラは発射寸前のデストロイのビーム砲を攻撃して発射を止め、機体の誘爆によってステラは戦死する。これによりフリーダムは決定的にシンの怒りを買うことになった。

ザフトのエンジェルダウン作戦において、カガリおよびムラサメ隊を無事オーブへ届けることを最優先としたキラは、海へと退却するアークエンジェルを守るために殿(しんがり)を務め、単騎ミネルバ隊に応戦した。しかし、事前に対フリーダム戦の研究とシミュレーションを重ねた上で、インパルスの特性を徹底的に活用して向かってくるシンのトリッキーな戦術にコクピットを避けて攻撃する余裕が無くなるほどに追い詰められ[21]、遂には撃墜されてしまう。フリーダムの原子炉を封鎖したためコックピットは助かり、キラは海中で辛うじてカガリに救助される。その後、キラの撃墜をきっかけにザフトを脱走したアスランとアークエンジェルの医務室で再会し、再度和解を果たしている。

宇宙でラクスが危機に陥った時は、彼女を助けるべくカガリに借りたストライクルージュを性能面でかつての自分が乗っていた扱いやすいストライク仕様にしてブースターを付けて駆けつけている。エターナル艦内でラクスから新たな乗機・ストライクフリーダムを受け取ると今までのストライクやフリーダムと同様にOSを瞬時に調整して出撃、わずか2分で追撃するザフト軍[注 9]を全て退ける。ザフトによるオーブ侵攻戦の最中、宇宙から戦場に降り立ち、シンのデスティニーに追い詰められていたカガリのアカツキの危機を救う。その際、新しい機体の能力を遺憾なく発揮し、デスティニーを圧倒する戦闘力を見せる。

シンのデスティニーが補給のために一時撤退した直後に、補給後にすぐデスティニーが再出撃してきてレイのレジェンドまで加わり、レジェンドの機体形状やパイロットの雰囲気ですぐにクルーゼのプロヴィデンスの再来であることを感じ取った。

オーブでの戦闘が終結すると、アークエンジェルはオーブ軍に正式に編入され、彼はアークエンジェルクルーの中では最も高い階級となる准将として任官を受ける。アークエンジェルは議長が行おうとしているデスティニープランを阻止するべく、再び宇宙に上がる。月の自由都市・コペルニクスにてラクスやアスラン、メイリン・ホークと束の間の休息中、ミーアから救いを求めるメッセージを受け取り、罠と知りながらも指定された場所へと赴く。待ち伏せしていた刺客は全て退けたものの、ミーアはラクスを庇って撃たれ、その場で彼女の死を見届ける。

レクイエム中継用コロニーの一つを攻撃した際にイザークらと共闘している。

最終決戦のメサイア攻防戦ではオーブ軍、ザフトクライン派と共に、デュランダルへと挑む。戦闘の最中、立ち塞がるレイの中に、キラはクルーゼと同じものを感じ取る。クルーゼと同じ憎しみを向けてくるレイに対し舌戦と応戦を繰り返し、「その命は君だ、彼じゃない」と言ってひるんだ隙を突きレジェンドを戦闘不能に追い込む。

その後、ザフト軍要塞「メサイア」に決定打を与えた後で突入し、デュランダルと銃口を向け合う形で対峙し、互いの主張を戦わせた。両者は共に道を譲らなかったが、キラの言葉に動揺したレイがデュランダルを撃つ。その場に現れたタリア・グラディスからマリューへの伝言を託され、駆けつけたアスランと共に崩壊するメサイアから脱出した。

『FINAL PLUS』や『小説版』ではラクスと共にオーブへ訪れ、シンとオノゴロ島の慰霊碑にて再会、和解している。

メサイア戦終了後、オーブ軍准将であると同時にザフト軍白服の資格も与えられて、プラントに渡っている[22]

ドラマCD

ビクターエンタテイメントより2003年に発売された『機動戦士ガンダムSEED スーツCD 1 ストライク×キラ・ヤマト』収録のドラマCDでは、幼年期のアスラン・ザラとの生活が描かれた。幼年学校時代にはTV番組「木星探査SAS」を愛好[注 10]。同地の幼年学校時代にはアスランとともに機械工作を学んでいた[注 11]。また、アスランの母レノアが農業業務によって同地を留守にする事が多かったことから、アスランはヤマト家にて宿泊する事も多かったとされる。同時代のキラはカリダにアスランを見習うように窘められる事もあった[注 12]

後にキラは課題として鳥型ロボット(トリィ)の製作に取り掛かるが、キラはマイクロユニット製作を苦手にしていたため、最終的にはアスランが完成させた。その後、アスランはプラントへ帰還している[注 13]

備考

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』シリーズ開始当初の構想ではキラはこの物語にはファンサービス程度にしか登場しない予定であったが、実際は後半はキラを中心として展開されることになった。この件について監督の福田己津央は、一つの物語に三軸の主人公を据えて、三つの視点から描くことに挑戦してみたかったとの言である[23]

「DESTINY」におけるキラ・ヤマトのキャラクターについて、福田己津央は「戦いすべてを否定する袋小路に入った状態」と評している。同時に生物は戦争のない生活であっても戦いと変化を続けるものであり、最終的にキラは安定のために変化を捨てようとしたデュランダルに対して、自身は変化に適応していくという意思表示をしたのだと語っている[24]

ゲームメディアでの出演

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
発売順としては初参戦作品。自身の境遇やポジションがよく似ているアムロ・レイ碇シンジから助言を貰うことが多かった。ほぼ原作通りで、一時期の精神面が不安定になっていた際にはシンジや他ガンダムシリーズのパイロット達から心配されていた。
スーパーロボット大戦W
『SEED』本編の行動がダイジェスト的に描写されているほか、『ASTRAY』とのクロスオーバーも多い。しかし自軍参加のタイミングが『スパロボZ』に次いで遅い。
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2ndスーパーロボット大戦K
キラの視点での『DESTINY』の原作再現が行われている。
スーパーロボット大戦Z
『DESTINY』本編の行動がほぼ忠実に再現されている。キラの介入行動に対する思惑の違いがZEUTH同士討ちの原因の1つとなるなど、作品全体のストーリーにも強く影響している。アムロ・レイロラン・セアックなどの歴代主人公に、不殺の戦場介入行為を徹底的に批判・否定されてしまう。しかし、ハリー・オードを通じて増長したシンを叱り付けた時のカミーユ・ビダンの言葉をラクス達と共に聞かされそれについて考え抜いた末に、原作とは違い自分達のこれまでの行いを深く反省し、今後の覚悟をアスランと共にシンに語り和解した。自軍参加が参戦作品中最も遅く、ルートによっては最終話近くの場合もある。キラケンからはキラキラコンビを組まないかと誘われるなど、キラケンからは特に気に入られている。『交響詩篇エウレカセブン』のマシューからはあらゆる戦場へ介入する行動と、搭乗機の名前から度々『フリーダム野郎』と呼ばれている。准将という階級に関しては自軍参加後に「身内人事なので気にしないで欲しい」と言っており、あまりにも高い階級にやや戸惑い気味である。またこのシリーズから天然発言(本人にはその気はない)が多くなり、以降のスパロボシリーズで『天然キャラ』の面が度々現れるようになった。
第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
アスラン、シン、ルナマリア共々あらゆる次元世界を放浪することになる聖痕を刻まれて来訪。キラケンにランカ星間飛行を聴かせてやりたいと語るなど、引き続きキラケンとの仲は良好。
第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇
ストーリー開始時はプラントでラクスの補佐をしていたが、ジェミナスによるオーブ侵攻の際にストライクフリーダムで大気圏に単機突入する形で戦闘に介入、自軍入りする。単機での大気圏突入に驚くシンに「前にもやったことがあるから」と事も無げに答えている。
スーパーロボット大戦K
キラ視点で物語は書かれるが、本作ではキラは当初カガリの指示でフェストゥムの調査に専念していたため、原作やZで行った介入行動をほとんど取らず(唯一の介入ではオーブ軍を戦闘不能にして離脱させ、ミネルバを救った)物語が進むため、良識ある青年という印象が強く、冷静かつ真面目でありながらも天然ボケ発言をしたりするなどの場面も多い。
スーパーロボット大戦L
カガリを式場から拉致するまでの流れは『DESTINY』本編と同じだが、暗殺部隊に紛れて現れた怪しげな戦闘機を調査するため介入行動は行わない。その後、調査中にベルリンでの戦闘においてステラに止めを刺す事なくそのまま救出したことによりシンとの蟠りは発生せずエンジェルダウン作戦の際もシンにフリーダムを撃墜されることなくその場を脱出している。そしてオーブでの戦いにおいて裏でGreAT社が絡んでいることをつかむ。そのあと確信を得るためしばらくLOTUSと別行動をとったのちに正規合流する。
スーパーロボット大戦UX
アニメ終了後の設定。プラントで活動しており、序盤は登場しない。戦況の悪化に伴い、アスランとともに中盤より参戦する。終戦後はプラントをラクスに託し、宇宙船ソレスタルビーイング号でELSの母星に向けて旅立った。
スーパーロボット大戦V
アニメ終了後の設定。シンとの間にはわだかまりが残っている状態となっている。なおクロスオーバーとして【クロスアンジュ】主人公機であるヴィルキスがストライクフリーダムのモデルになったということになっている。
ガンダム無双2
キラのコクピットを狙わない不殺主義は今回省略されている(ただしムービーでの戦闘シーンでは相手の武装や頭部だけを攻撃しているように見える)。専用ストーリーでは「戦いはまた新たな戦いを生む」という矛盾に苦しみながら、戦いを止めるためアスランやラクスと共に戦い続ける。
機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム NEXT
SEED時代、隠し要素でDESTINY時代のキラとどちらも登場している。また隠しボスとしてストライクフリーダムに搭乗するキラが出現することもある。
機動戦士ガンダム エクストリームバーサス
SEED時代ではストライク、DESTINY時代のキラではストライクフリーダムで参戦する。SEED時代の場合、本編では使用しなかった総合兵装ストライカー「I.W.S.P」を使用し、I.W.S.Pでの専用ボイスも設定されている。PS3版では有料DLCでフリーダムも参戦した。
機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト
前作から引き続きストライク、フリーダム、ストライクフリーダムで参戦。PS3版において、インフィニットジャスティスガンダムに乗ったラクス(有料DLC)のバーストアタックでストライクフリーダムに乗って援護に駆けつける。
SDガンダム GGENERATION DS
アークエンジェルがメインの「平成ガンダムルート」を選択すると早めに参入する。メインヒロインのディー・トリエルへの助言をするなど、メインキャラの一人でもある。
SDガンダム GGENERATION WORLD
オープニングステージ「欺かれた世界」から登場し、世界に異変を発生させているワールドシグナルを止めるために戦場へ姿を現す。その後エクストラステージ「目覚めるとき」で再登場し、ワールドシグナルの原因と思われるハルファスガンダムを止めようとするが、ハルファスを手中に収めようとするリボンズ・アルマークとの戦闘になる。シンとレイと協力していたリボンズ3人同時の相手に苦戦するが、その危機をダブルオークアンタに搭乗した刹那・F・セイエイに助けられ、刹那と共に共同戦線を張る。
SDガンダム GGENERATION OVER WORLD
オープニングステージ「オーバーインパクト」から登場し、ワールドシグナルにより大量に出現したELSに苦戦する刹那とバナージ・リンクスの援護にドモン・カッシュ、アムロ・レイ、フリット・アスノとともに駆けつけるが刹那がトランザムバーストに失敗した後、フリットらとともに刹那に攻撃するようになるがだれか1人でも撃破すると正気に戻る(フリットらともども豹変した原因はアプロディアによるとオーバーインパクトによるもの)。
Another Century's Episode:R
『DESTINY』本編終了後の世界で、シンとアスランと共にロゴス残党の処理に当たっていたところで怪現象に巻き込まれ、「惑星エリア」に転移させられる。喋る猫(魔装機神サイバスターのシロとクロ)がいても平然と受け入れるなど、異世界の住人ともあっさり打ち解けている。
真・ガンダム無双
オリジナルシナリオの一つ『暴走!デストロイガンダム!』ではミネルバ隊と同行してデストロイガンダム軍団に挑み、シンやルナマリアと共にステラをはじめとするエクステンデッドや強化人間ほぼ全員を救い出し、騒動の黒幕と対峙する。
SDガンダム GGENERATION CROSSRAYS
一定条件を満たすとザフトの白服を着た彼をスカウトできるようになる。

搭乗機

脚注

注釈

  1. ^ 作中ではカガリが姉を自称しているが、明確な出生の順序は明らかになっていない。また、書籍『OFFICIAL FILE』シリーズでの相関図では「姉弟」と表記されているが、同時期に刊行された『SEED DESTINY 公式ガイドブック』シリーズにおける相関図では単に双子としか表記されていない。
  2. ^ 資料によってはG.A.R.M. R&Dで行われた同テロそのものがキラの出生から命を狙うブルーコスモスによるものだったとしたものも存在する[9]
  3. ^ 小説版によると、三隻同盟の関係者はもちろん、軍をはじめとしたオーブ関係者にはカガリの弟としてキラの名は知られている。
  4. ^ 小説版2巻におけるフリーダムの説明で「パイロットの名、素性いっさいが謎とされている」と書かれている。
  5. ^ 出力の高いフリーダムを自在に操る能力、反応の速さやビーム射撃精度の高さなどにシンが舌を巻く場面がある。また、他と比べて被弾率が非常に低く、事実彼専用として開発されたストライクフリーダムは被弾しないことを前提に装甲を削って運動性能を高めているので、他のパイロットでは満足に運用することができないほどである。
  6. ^ ストライクに搭乗しての初の実戦で、戦闘中に未開発のOSを手直しし、勝利した。また砂漠戦では、その場で機体の設定に環境補正を施して地形に対応させ、足場の面で二足歩行型より有利とされるバクゥの部隊を圧倒した。
  7. ^ 正確には一蹴できるほど圧倒しているわけではなく、アスランやレイは動揺した隙をついた撃墜、シンは比較的優勢であったが決め手に欠ける程度の実力差であり、シンとレイの二人掛かりにより撃墜されかけている
  8. ^ アスランとの戦いでは、友人のトールが目の前で殺されたことで冷静さを欠いたことが大きい要因だった(アスランもニコルが殺されたことで冷静さを欠いていたが、キラに比べても比較的冷静だった)。シンの場合は、連戦で疲れ切ったキラと、後述にも具体的に書いてあるがステラを殺されたキラへの復讐から対策を徹底したという、アドバンテージが要因だった。
  9. ^ 劇中ではナスカ級3隻の艦隊で、ナスカ級旗艦の艦長が25機のザクとグフが全滅と発言している。
  10. ^ ただし、アスランはキラに対し「あんな番組をまだ見ている」という感想を述べていた
  11. ^ 幼年学校における成績はアスランがトップであり、キラの課題を手伝う事もあった。アスランはキラに対し機械知識を理解する素養はあるが進んで作業しないと評している。
  12. ^ プログラミング能力はアスランよりも上だったが、他の人が扱い辛いコードを組む癖がある事をアスランに窘められていた>。
  13. ^ ドラマCD中でこの際のストーリーがTVアニメーションから3年前と言及されている事から、これはCE68年の出来事となる。

出典

  1. ^ a b c d e 『機動戦士ガンダムSEED 公式ガイドブック2 大地の戦士』角川書店、2003年6月、22-23頁、ISBN 978-4048536301
  2. ^ a b c 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 公式ガイドブック 運命の架け橋』角川書店、2005年3月、27-28頁、ISBN 9784048538350
  3. ^ a b c 『機動戦士ガンダムSEED 公式ガイドブック 運命の再会』角川書店、2003年2月、12-13頁、ISBN 978-4048535960
  4. ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 公式ガイドブック2 崩れ行く絆』角川書店、2005年6月、108頁。(ISBN 978-4048538800)
  5. ^ 『公式ガイドブック3 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 誓いの宇宙』角川書店、2005年12月、14頁。ISBN 4-04-853927-2
  6. ^ 『機動戦士ガンダムSEED コズミック・イラ メカニック&ワールド』双葉社、2012年11月28日初版発行、263-264頁、ISBN 978-4-575-46469-6
  7. ^ 発表!全ガンダム大投票”. NHK. 2020年3月15日閲覧。
  8. ^ a b c d 『データコレクション17 機動戦士ガンダムSEED 上巻』メディアワークス、2004年10月15日初版発行、67頁。(ISBN 4-8402-2817-5)
  9. ^ 『機動戦士ガンダムSEED 公式ガイドブック 3 明日への翼』角川書店、2003年10月、6-7頁、ISBN 978-4048536882
  10. ^ 『データコレクション17 機動戦士ガンダムSEED 上巻』メディアワークス、2004年10月15日初版発行、68頁。(ISBN 4-8402-2817-5)
  11. ^ プラモデルキット「MG ストライクフリーダムガンダム」解説
  12. ^ 角川スニーカー文庫『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』より。
  13. ^ ガンダムファクトファイルより。
  14. ^ ガンダムの常識 オールガンダム大全集 21世紀篇双葉社
  15. ^ プラモデルキット「RGプラモデルキット」解説
  16. ^ 『ガンダムの常識 モビルスーツ大百科 ガンダムSEED 連合・オーブ篇』双葉社
  17. ^ ガンダムexa千葉智宏
  18. ^ プラモデルキット「MG ストライクフリーダムガンダム」解説
  19. ^ ニュータイプ2003年4月号、福田監督のインタビューより。
  20. ^ 福田監督による発言。
  21. ^ 機動戦士ガンダムSEED DESTINY DVD 第9巻 DESTINY INSIDERS 9
  22. ^ 『データコレクション機動戦士ガンダムSEED DESTINY下巻』
  23. ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 公式ガイドブック3 -誓いの宇宙-』88ページ
  24. ^ 徳間書店「ロマンアルバム 機動戦士ガンダムSEED DESTINY-デスティニー編-」(ISBN 9784197202430)参照

関連項目