オースティン級ドック型輸送揚陸艦
オースティン級ドック型輸送揚陸艦 | ||
---|---|---|
艦級概観 | ||
艦種 | ドック型輸送揚陸艦 | |
艦名 | 都市名。一番艦は一番艦はテキサス州オースティンに因む。 | |
建造期間 | 1964年 - 1971年 | |
就役期間 | 1967年 - 2007年 | |
前級 | ローリー級ドック型輸送揚陸艦 | |
次級 | クリーブランド級ドック型輸送揚陸艦 | |
建造費 | 2億3,500万 - 4億1,9000万USドル | |
性能諸元 | ||
排水量 | 軽荷:9,201 t | |
満載:16,914 t | ||
全長 | 171 m | |
全幅 | 25.2 m | |
吃水 | 6.7 m | |
機関 | 蒸気タービン(24,000hp) | 2基 |
推進器 | 2軸 | |
速力 | 21ノット | |
航続距離 | ||
乗員 | 士官24名、下士官396名 | |
兵装 | Mk 33 3インチ連装砲 ※後に撤去 |
2基 |
Mk 38 25mm単装機関銃 | 2基 | |
ファランクスCIWS | 2基 | |
M2 12.7mm機銃 | 8基 | |
輸送能力 | ||
搭載機 | CH-46 | 6機 |
人員 | 海兵隊:930名 |
オースティン級ドック型輸送揚陸艦(オースティンきゅうドックがたゆそうようりくかん、Austin class amphibious transport dock)は、アメリカ海軍のドック型輸送揚陸艦。
概要
本級はローリー級に次いで建造されたドック型輸送揚陸艦であり、いくつかの資料では次のクリーヴランド級、トレントン級を同一の艦級として分類している。ドック型揚陸艦よりも貨物輸送能力を重視し、艦尾のウェルドック部を縮小し貨物積載スペースを確保している。
本級はローリー級の大幅な拡大型であり、幅は変わらず、ドック部の大きさもおなじであるものの、全長は15m延長された。艦の概要は変わらず、前部に艦橋構造物があり、後部にはヘリコプター甲板がある。「オースティン」にはヘリコプターの格納庫はないが、「オグデン」と「ダルース」には、伸縮式の格納庫が設置された。
このほか、右舷に揚陸作業用クレーンを要している。新造時は艦橋前方に自衛用として3インチ連装砲2基を有していたが、後に撤去され、CIWSに更新された。
3隻とも2005年から2007年にかけて退役した。
同型艦
艦番号 | 艦名 | 建造所 | 起工 | 進水 | 就役 | 退役 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LPD-4 | オースティン USS Austin |
ニューヨーク海軍造船所 | 1963年 2月4日 |
1964年 6月27日 |
1965年 2月6日 |
2006年 9月27日 |
|
LPD-5 | オグデン USS Ogden |
1963年 2月4日 |
1964年 6月27日 |
1965年 6月19日 |
2007年 2月21日 |
||
LPD-6 | ダルース USS Duluth |
1963年 12月18日 |
1965年 8月14日 |
1965年 12月18日 |
2005年 10月13日 |
参考文献
- アメリカ揚陸艦史 世界の艦船 2007年1月号増刊 海人社 EAN 4910056040171