イータ中間子
イータ中間子(Eta meson、η)及びイータプライム中間子(eta prime meson、η′)は、アップクォーク、ダウンクォーク、ストレンジクォークとそれらの反クォークから構成される中間子である。チャームクォークやボトムクォークを含むチャームイータ中間子(ηc)とボトムイータ中間子(ηb)は、イータ中間子と同じスピンとパリティを持つクォーコニウムである。トップクォークは、質量が大きすぎて崩壊が速いため、同じような中間子(トップイータ中間子、ηt)を作らない。
イータ中間子は、1961年、ベバトロンでのパイ中間子と核子の衝突実験の際に発見された。
イータ中間子とイータプライム中間子の質量の差は、クォークモデルが予測するよりも大きくなる。この「η-η'パズル」は、インスタントンの導入によって解決された。
外部リンク
- Eta Meson at the Particle Data Group